「-何とか復活」映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ 映画ドットコムさんの映画レビュー(感想・評価)
-何とか復活
クレヨンしんちゃんの映画の良さは大人も子供も頭を空っぽにしてバカバカしいけどつい笑っちゃえるところ…だった、これまでは。
笑いの積み重ねの中話が進み、時にじんわりとした暖かい感動を感じられる映画だった。
でももののけニンジャからは「感動の押し売り」が鼻につく。
日本映画にありがちな「感動路線」にしんちゃんも染まってしまったのか、「ありきたりな作品になったな」とこの3年ほどは残念に思っていました。
今作は序盤からテンポもよく笑いどころも楽しく見えた。
もののけ、手巻き寿司、恐竜からやっと持ち直してくれたという印象。
ただ終盤はやはり感動に持っていこうとする…。
日本のアニメってもうこのテンプレートしかないんでしょうか。
バカバカしくって教訓もなくって楽しく笑って終わりじゃダメなんでしょうか。
でも子供は十分楽しめます。
恐竜の時みたいな子供を悲しみに落とすようなシーンもありません。
キャラクターも魅力的です。
ただキャラクターのビジュアルに関しては既視感というか「サボテン」とか「もののけ」とか「新婚ハリケーン」に似たり寄ったりという感じ。
昔は劇場版ならではの個性的なキャラが多かったのに。
あと「新婚ハリケーン」からみさえが「強い母」のキャラクターで固定されてしまったのも残念。
スタッフの中に「母は強し」信仰の方がいらっしゃるのでしょうか?
ただ、重ねてになりますが子供は楽しめると思います!
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