DON'T DIE “永遠に生きる”を極めし男のレビュー・感想・評価

アメリカ大富豪であるブライアンジョンソンのドキュメンタリー映画

彼は老化に抗うためにブループリントというミッションをつくり
ストイックな生活を続けている
食事、睡眠、運動を老化に抗うために最適化させている

一日に100種類以上のサプリメントをとったり
運動も続けていて
その行動をインターネットにすべてオープンにしているので
賛否両論が巻き起こっている
そして、健康食品などを販売をして利益を得ようとしているという
疑いのまなざしもかなり多い。
公的な医療に対する資金支援について消極的な部分がある。

ストイックすぎる生活を続けているので
かなり筋骨隆々な身体をしている

ブライアンジョンソン自身が
過去の自分の仕事や生活で自ら命を絶つことも考えたことから
家族とは離れてしまいモルモン教も脱退をしたという

ブループリントの計画で
血漿を交換することで若返り効果と狙った治療をすることで
ブライアンの息子と父親も巻き込んだことで
結果として家族の和解に近づいていくといった感じに思える

息子との共同生活が終わったあとに
自分の支持者たちを運動するイベントを計画したりと
人とのつながりを回復させているようにも見えた

この映画を観て
ブライアンジョンソンが賛否両論あるにせよ
社会的医療の対処療法の限界や
ファストフードなどの食事があふれていることにたいする
社会的な問題をあぶりだしている

自分の食事、睡眠、運動の面では
ちゃんとできていないと感じている部分もあるので身につまされる

逆ベンジャミンバトン。

老化を止め、
永遠の若さを追い求める男の姿を追い、
私たちが時折見落としがちな、
〈身体〉や〈心〉の関係に鋭く切り込んでいく。

ドバイ、ケルン、香港、バルセロナの、
シークエンスに驚いた。

ホンジュラスも。

DJのTシャツが波動拳！だった。

不老を目指す人のドキュメンタリー。

起業家で金が有り余ってるからできる部分もあるが、いくらかの部分は一般の人にも真似ができる。食事、運動、睡眠、体重測定、血圧測定、などなど。

健康を商品として扱う人々が胡散臭いという話は概ねそのとおりでありつつも、本人は（個人で出来る範囲で）科学的なエビデンスを重視しつつ試行錯誤を続けていて、それ自体を楽しんでるようなら外部がどうこう言う必要はないと思う。

医療によって寿命が伸び、努力によって健康寿命も伸びるなら、子どもどころか孫ほど歳が離れた人と友人になれるし、一緒にスポーツも出来る時代が来るというのは本当にそのとおりだと思ったし、面白いビジョンだと思いました。

誰もが逃れることの出来ない
老化に抗う男のガチドキュメント
先駆者の孤独と意志の強さを感じ
図らずとも涙してしまった(´；ω；｀)
彼は自らを冗談半分にカルトと言うが
批判者に負けず、自ら課した使命に突き進んで欲しい！と最後には応援してしまっていたよ