「叙事詩的始まりの物語として」28年後... りらさんの映画レビュー(感想・評価)
叙事詩的始まりの物語として
『28日後…』は観たけど昔過ぎて断片的な記憶しか無く『28週後…』は観ていない。どちらも配信で観られるからどうしようかなぁと思ったものの、特に思い入れも無いのでまあいいか、と結局おさらいはせずに本作を鑑賞。結果、単体で観たことのデメリットは特に感じず。凶暴化=ゾンビ化ウイルスの蔓延で英国が壊滅的状態に陥って封鎖されていることは冒頭字幕説明あるし。
一本の映画として、自分は好きです。ただしゾンビ映画やホラーとしてではなく、既存の社会が崩壊した世界に生まれた12歳の少年スパイクの、少年期の終わり、訣別と、新たな旅立ちの物語として。映像の美しさ、静謐さも好ましい。
物語としてはちょっと緩さや甘さに突っ込みたくはなるし、え、そこで終わるん?となったけど、世界観と主人公そのままで続編があるそうなので、あくまで始まりの物語とみるならなるほどね、ありだわね、と。
ちなみにU-NEXTの有料コンテンツとして観たのですが、本編見終わった後に短い特典映像ありました。
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