「予告の雰囲気を期待すると透かし」28年後... ジョンさんの映画レビュー(感想・評価)
予告の雰囲気を期待すると透かし
予告の完成度が素晴らしく、誰もが絶望とドン底の世紀末ホラーを期待していたと思われる本作。
ところが、蓋を開けてみたら、本土という異世界に足を踏み入れた、まるでファンタジー映画みたいな作品でした。
感染者に追っかけ回されてるはずなのに、映像がやたらと美しく神秘的に描写されてたりするものだから怖いよりも綺麗が目に付く。
映像に関してはダニーボイル監督の傾向からすると想像は出来たが、いつなんどき鳴り響いてる電子音っぽい不協和音がやたらとうるさく耳障り。恐怖を煽る為や新しい世界観構築の為に必要だったのかもしれないけど、個人的には一番いらなかった。
思い入れ作品への復帰とあって攻めた作風にし過ぎてしまったかな、ダニーボイル。
良い所は、ゴア描写はガッツリ見せてくれるし、ロケーション回りの映像や描写は素晴しいので芸術点はかなり高い。
恐らく賛否の否が多くなりそうな気がしますが、まだ1作目が好きな人の方が好意的に受け入れ安く、なんならシリーズ初鑑賞の人の方が面白く観られるかもしれないですね。
パート1、パート2の興行収益次第でパート3製作らしいですが、この分だと期待薄め。
最後に…感染者の赤ん坊が感染してないなんて本当に思う?
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