「やはり良い環境づくりが大切だったのか」マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
やはり良い環境づくりが大切だったのか
マリア·モンテッソーリ博士(1870年8月31日−1952年5月6日)は19世紀のイタリア初の女性医師(ローマ大学医学部卒業)。両親は教育者だったが反対を押し切って、医学部へ。当時は男女差別が酷く、遺体解剖実習は別室でたったひとりでさせられた。
ヒポクラテスたち(大森一樹監督作品)を思い出すと怖い😱
卒業しても精神病院しか勤め先を斡旋してもらえなかったので、障害児施設に無給同然で勤めることに。旦那がいるのに子どもは乳母夫婦に預けられ、離縁後はシングルマザーに。フェミニスト活動家の話でもでもあったような。
モンテッソーリ教育法は藤井聡太ら各界の天才、有名人たちも就学前に受けていたらしい。当方は公文式さえちんぷんかんぷん。やはり良い環境づくりが一番大切だったのか。
知的障害や脳性マヒの子供は精神病者同様、一家の恥として幽閉され、放置された。そんな時代に潜在能力を引き出す試みを根気よく続けた愛情深いマリア様。
障害児の娘の存在が営業の支障になったため、パリからローマに移って来た高級娼婦のリリに背中を押され、社交界を味方につけ、「子どもの家」を建てたマリア様。結局医者ではなく教育者として花を咲かせた。教育者よりも高級娼婦に釣られて観たもので、19世紀の高級娼婦の逞しさのほうが印象に残った。シングルマザーの銀座のナンバーワンホステスが、貧乏苦学生を助けて、銀座に託児所を作る話のほうが身近に感じたかも。
さぁこれから楽しくなるって言うときに、早くお片付けしなさい💢って怒られてばっかりだった。だから知能が伸びなかったんだな。
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