「ガジュマルとプレイボーイと兵士」木の上の軍隊 デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
ガジュマルとプレイボーイと兵士
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極限状況&極限状態の中で、
水から茹でたカエル🐸の様に、
平常そうに見えて、徐々に狂っていく2人の兵士。
そんな常軌を逸した環境に置いたのが、戦争と命令…軍人と云う肩書きなら、
気が触れるギリギリのトコロで踏ん張らせたのも、戦争と命令…軍人と云う肩書き。
皮肉なモノです。
多分…主人公達は、ガジュマルの上で過ごす内、気付いていたんじゃないか?って思うんです。
既に負けたんじゃないか?
戦争はもう終わったんじゃないか?って。
でも、認めたくない…気付きたくない、知りたくないが先行して、
軍人として!を正当化に使い、、命令だから!と言い聞かせ、自ら現状に馴れていったんじゃ?と。
ただ、それを一体誰が責められますか?
狂えた方が…簡単で楽だったろうに。
夢に幻に、死んだ部下や友を視る…その希望と絶望の狭間で葛藤し続ける悲しみは、本人達にしか知り得ないのでしょうから。
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