「事実かどうかは別として映画作品としては楽しめた」木の上の軍隊 邦画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
事実かどうかは別として映画作品としては楽しめた
戦時中、運良く生き延びたおっかない上官と下っ端の兵隊との不思議な木の上での暮らしを描いた本作。
木の上で暮らして生き延びるにはそんなに米兵の食べ物ある?ってとことかツッコミどころ満載ではありますが山田さんと堤さんの間違いない演技力なのでエンタメ作品としては楽しんで見れます。
2人の中に絆のようなものが生まれ、時に怒りをぶつけたり別れたりしながらも最後のあの「帰ろう」は胸を打たれました。
冒頭は結構見ていて辛い戦争の様子も描かれています。
また、こういう戦争作品を見るたびに思いますが竹槍の訓練などあんなバカらしいことを日本は何十年も前に本気でそれが正しいことだと思ってやっていたのが本当にアホらしいなと思ってしまいます。そしてそんな思想をしっかり埋め込まれた本作の上官のようなお国のために戦わねばならぬという思いを持ってたくさんの人が亡くなっていった、それが戦争なのだと。もうこんなことは二度とあってはならないです。そんなことも本作では見ていて思いました。
実話をもとにしてるらしいので事実を焦点に見ようしてる方は見ない方がいいのかなと思います。あんな都合よく生き延びれるわけがない感じなので、あくまでエンタメ作品として楽しむ作品です!
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。