劇場公開日 2025年7月25日

「生き延びることを正面から肯定的に描いてくれたことに感謝」木の上の軍隊 HKさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0生き延びることを正面から肯定的に描いてくれたことに感謝

2025年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ふたりの兵士の木の上の2年間を描いた映画と聞いて、
間が持つのかしらと思っていたがまったくの杞憂だった。

純粋な性格の安慶名役の山田裕貴さん、
厳格でありながらもちょっぴり虚勢を張った感じの山下少尉の堤真一さんの雰囲気が、
それぞれの役にぴったりハマって魅力的なキャラクターで、物語の世界に引き込まれる。

戦争を描きつつもシリアスな場面だけでなく、
サバイバル生活を通じたふたりの会話が時に楽しく、
また、カメラのアングルも二人がメインではあるけれど、
クローズアップだけでなく、広視野で景色を入れた画面構成など多彩で、
最後まで集中力が途切れることなくみることができた。

沖縄は日本の戦争と平和に関するジレンマ、矛盾の集約された地で、
本作でも随所にその要素が織り交ぜられているが、
全体に暗く、悲劇的、否定的になりすぎない調子で、
なにより生き延びることを正面から肯定的に描いてくれたことに感謝。

いつも沖縄の人たちが生来持つ明るさには救われます。

HK
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。