劇場公開日 2025年7月25日

「そろそろ帰ろう」木の上の軍隊 よっしぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 そろそろ帰ろう

2025年7月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

太平洋戦争末期の1945年。沖縄県伊江島に米軍が侵攻し、
激しい攻防の末に島は壊滅的な状況に陥っていた。
宮崎から派兵された山下一雄少尉と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンは
敵の銃撃に追い詰められ、大きなガジュマルの木の上に身を潜める。
圧倒的な戦力の差を目の当たりにした山下は、
援軍が来るまでその場で待機することに。
戦闘経験豊富で厳格な上官・山下と、島から出た経験がなく
どこか呑気な安慶名は、噛みあわない会話を交わしながらも
2人きりで恐怖と飢えに耐え続ける。
やがて戦争は終結するが2人はその事実を知るすべもなく、
木の上で“孤独な戦争”を続ける。

といったあらすじ。

私が幼いころにも、実際に数十年も潜伏し続けた、
横井さんとか小野田さんのニュースがあったけど、
今回の話も実話に基づいた話らしい。

圧倒的戦力で、次々と戦死するシーンが前半描かれ、
生き延びた二人も食料がなく、飢えとの戦い。
後半はゴミ捨て場を見つけて、捨てられたゴミから食料確保ができるようになり、
飢えの苦しみからは脱出するも、援軍がくるのを待ち続け、木の上に身をひそめる。
潜伏し始めてから2年以上経過するとは。

帰りたいと訴える安慶名、お国のためと頑な姿勢を崩さない上官山下。
しかし、最後は優しい顔で「そろそろ帰ろう」と。。。

今年は戦争の映画が多いと思ったら、終戦から80年なのか。。。

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よっしぃ