劇場公開日 2025年7月25日

「『ニッポン』という国が見ている幻影」木の上の軍隊 ノーキッキングさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0『ニッポン』という国が見ている幻影

2025年7月25日
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鑑賞方法:映画館

恥ずかしながら帰ってまいりました!
終戦を信じられず(知っていた⁉)グァム島のジャングルで28年間、暮していた残留兵、横井庄一氏の帰国第一声である。彼を迎い入れるニッポンという国は、彼にそう
“言わせた!“

太平洋戦争の南方戦では、日本軍の人肉食話が多く報告されたが、本作はその範疇ではない。時折、堤真一のコメディタッチも、のぞかせながら重くならず観られる。

弱っている上官•山下(堤)を救おうと、大和煮カンヅメの缶に“敵製品“を入れ替えて食べ続けさせていた安慶名(山田)、それに気づいた山下は、ふいに拳銃を安慶名に突き付けつけたりするが、米軍の宴会騒ぎを目撃し、彼等が去ったあとの残飯に飛びついて飽食する。物語は、上官•山下の精神的支柱である軍人勅諭の“かたくなさ“が氷解してゆく過程を丁寧に描いていて、堤真一はさすがの演技!

樹上の2人の会話は、もはや、戦時中という現実世界を離れ、次第に角が取れて、にんげん対にんげんの禅問答の様相を帯びることさえあるが、時には、大声で“キレ”て、胸の裡を吐露し、心の平衡をなんとか保とうとする。
だが、あの手紙によって終戦を知らされ、目的を失って愕然とする。自分達の時間はなんだったのか?もう、敵は去った。空虚さは埋めようもない。全編通じて上手いと思ったが、この辺の山田裕貴は絶妙!

安慶名に自分の息子を重ねていた上官、またヨナミネの幻影を多く見てきた安慶名、2人は手を取り合って帰ろうと言う。

この映画は沖縄戦の悲劇を十全に伝えるものではない!

しかし、堤真一、山田裕貴の演技は素晴らしかった。
こんにち、世界がまた、分断及び右傾化の流れに拍車をかけ、紛争も常態化しているなか、本作をこの時期公開の季節性のものと侮ってはならないと思った。

ノーキッキング
pekeさんのコメント
2025年8月28日

ノーキッキングさま

なるほど〜。そうだったんですね。
貴重な情報、ありがとうございました😊

peke
さんのコメント
2025年8月17日

コメントありがとうございました。
主演2人の演技が素晴らしい作品でしたね。
変に現代感覚を取り入れていなかったのも良かったように感じました。

鶏
TSさんのコメント
2025年8月17日

共感とコメントありがとうございます。
ほんとうに、2人の演技は見事でした。誰でもできるものではないと思います。

TS
ゆきさんのコメント
2025年8月13日

ちゃんと真面目にやらないと干される職場😂😂
たまには味変って事で😋
リクルートスーツなんてもう入りまてん😤

ゆき
ゆきさんのコメント
2025年8月13日

冒頭からガツンと喰らいました。
横井さんにそう"言わせた!"
本当、そうですよね。。
はぁ、、苦しいですわ。
繰り返したくありませんね。

ゆき
ふわりさんのコメント
2025年8月11日

共感&コメントありがとうございました。
山田君は顔立ちも沖縄の人と違和感ないし、素晴らしかったですね。
缶詰を前にすると、しばらくこの映画が頭に浮かびそうです。

ふわり
しろくろぱんださんのコメント
2025年8月10日

こちらこそ共感そしてコメントありがとうございます。
本当にこのお二人の息の合った演技が素晴らしかったです。

しろくろぱんだ
赤ヒゲさんのコメント
2025年8月2日

ノーキッキング様

共感、ありがとうございます。お邪魔します。

>こんにち、世界がまた、分断及び右傾化の流れに拍車をかけ、紛争も常態化しているなか、本作をこの時期公開の季節性のものと侮ってはならないと思った。

同感です。なんでそうなってしまうのか、1対1ならまだ何とかなるものが、集団、国家と大きくなってゆくと歯止めがきかなくなってしまうような気がします…。

赤ヒゲでした。

赤ヒゲ
ゆり。さんのコメント
2025年8月2日

今、誤字に気が付きました。×年著者→○年長者なんですが、でも余計な事を言って失礼しました。

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2025年8月2日

そんな事もあったんですか。それは嫌な気持ちになりますね。
私は過去のコメント自分で全部消すとかのやりかたを知らないんですが、マメな人ですね。

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2025年8月1日

ライバル的な人が何人かいるんですか~年著者の余裕をもって穏やかにお願いしますねw

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2025年8月1日

井上ひさしと言えば、「吉里吉里人」を書いた人だ、くらいしか頭に浮かびませんでしたが、「ひょこりひょうたん島」の脚本を書いていたんですか。主題歌は有名ですよね。キムタクが歌っていたのは知りませんが、『みんなのうた』でモーニング娘が歌っていました。リアル視聴世代でなくても、NHKをそこそこ観る人と、テレビ大好き世代なら、結構知ってますよね。懐かしの主題歌大集合とかの番組が結構ありましたから。
(あの方は、私も最初60代後半位の人かと思いました、最初だけですよ)

ゆり。
uzさんのコメント
2025年7月31日

コメントありがとうございます。

名前呼びイベントは友情ものなんかでは定番ですが、本作ではより大きな意味がありましたね。
2人とも、装備と一緒に色々なものを脱ぎ捨てた、という演出も明確でよかったです。

uz
トミーさんのコメント
2025年7月30日

共感&コメントありがとうございます。
日本軍では打棒みたいの、持ち込み無かったんですかね。

トミー
トミーさんのコメント
2025年7月30日

当事者意識を消すのが戦争教育だと思いますね。敵は自分たちとは違う、だから手にかけても気にしなくて良い、政治家は自ら従軍する覚悟在るんですかね、後方に居るんじゃなくて。買った武器を使う必要ない立場ですからね。
この二人は皆が下りたのに最後迄当事者で居続けたとも言えますかね。

トミー
かばこさんのコメント
2025年7月30日

横からすみません、横井さんはひとりでしたが、小野田さんは何人か仲間いたような気がします。。

かばこ
かばこさんのコメント
2025年7月30日

堤真一の山下少尉が、筋金入りの帝国軍人でかつ、近所にいそうなおやじで、とても「現物感」がありました。なるほど、実物の帝国軍人はこういう感じで存在していたのか、と思いました。
「兵隊やくざ」は、小学生のころ土曜日の昼間に父親がテレビで見ていたのを一緒に観て、あまりにも面白くて新聞のラテ欄のなんとか映画劇場をチェックしては観ていました。勝新の大宮が、狂暴なんだけど愛嬌があってかわいいんですよね。

かばこ
ゆり。さんのコメント
2025年7月27日

コメントありがとうございました。山田さん、とても良かったですね。もともとスラっとした人ですが、本作では足がすごく細かったから、体重を落としたのかもしれないと思いました。飄々としているけど実は努力家、という印象を私は持っています。

ゆり。
Haihaiさんのコメント
2025年7月27日

共感&コメントありがとうございます!

なかなかの良作でした!
キャスティングが良かったです。

Haihai
sow_miyaさんのコメント
2025年7月27日

コメントありがとうございました。
本当に、二人でよかったですよね。逆に、孤独に耐えた横井さん小野田さんのすごさも感じます。

sow_miya
りあのさんのコメント
2025年7月27日

共感、コメントありがとうございます。
山田裕貴、上手かったですね。
上官の方が部下に助けられた、って感じでしたね。

りあの
Bacchusさんのコメント
2025年7月27日

私はこの方たちのことは知りませんでしたが、ちょっと詰め込み過ぎ感ありましたよね。
こういう作品にして柔らかい方の人間味があったのはとても良かったです。

Bacchus
ひでちゃぴんさんのコメント
2025年7月26日

初日舞台挨拶の動画を見て、山田裕貴さんが涙をながしていて、この作品への思い入れを感じることができました。山田裕貴さんの演技はネクストステージに向かっている気がします。

ひでちゃぴん
コチョさんのコメント
2025年7月26日

コメントありがとうございます。2人の距離感が少しずつだけど近くなって、でも教官としての使命感が強くて、ほんのちょっとでも弱さを見せてしまったら恐怖で平常心を保てないでしょうね、そのあたりもよく表現されてて良かったです、

コチョ
あらじんさんのコメント
2025年7月26日

コメントありがとうございます。そうですね、ウイスキーやタバコ見つけて喜んでる堤真一はユーモラスでした。

あらじん
シネマディクトさんのコメント
2025年7月26日

共感&コメントありがとうございます。この作品、舞台で観たくなりました。できれば、山田裕貴続投で。

シネマディクト
おつろくさんのコメント
2025年7月26日

共感・コメントありがとうございます!

「おい、太宰」でもそうでしたが、少ないキャストで小さな空間を使った演劇のような映画が、コスパが良いのでこれから増えてくると思います。

おつろく
NOBUさんのコメント
2025年7月25日

二回り位違うんですよ、きっと。私は、レビューが固いから年配に思う人が多いですが、木村さんとか全然上ですからね。宜しく!

NOBU
NOBUさんのコメント
2025年7月25日

ドン・ガバチョも知りません。

NOBU
NOBUさんのコメント
2025年7月25日

コメント有難うございます。けれども
”井上ひさしと言えば『ひょっこりひょうたん島』ですよね~。”
と言われても。私は、これ、年代的に知りません。『ひょっこりひょうたん島』ってNHKの昔の人形劇ですか???

NOBU
SAKURAIさんのコメント
2025年7月25日

ドシンプルに作品として面白かったですよね!

正直観る前はどうなの!?って感じでしたが観て良かった!

SAKURAI
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