近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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予算を投じて作られた、邦画モキュメンタリー・ホラーの傑作
【イントロダクション】
ホラー作家・背筋による同名小説を、菅野美穂、赤楚衛二主演により映画化。赤楚演じるオカルト雑誌の若手編集者・小沢が、失踪した先輩編集者の足跡を辿る中で、菅野演じる編集者・千紘と共に、近畿地方に纏わる怪奇現象や都市伝説に隠された禁忌に触れていく様を描く。
監督・脚本には、オリジナルビデオシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』の白石晃士。その他脚本に『デスノート』(2006)、『デスノート the Last name』(2006)等の大石哲也。
【ストーリー】
都内の出版社でオカルト雑誌の編集者として勤務している小沢悠生(赤楚衛二)は、先輩編集者が密かに組んでいた特集記事の発表を目前に失踪してしまった事をキッカケに、上層部から急遽特集記事の引き継ぎを命じられてしまう。
残された時間が少ない中、彼は知り合いのフリーライター・瀬野千紘(菅野美穂)に協力を仰ぎ、失踪した編集者が取材や調査で得た膨大な資料に目を通す事になる。それは、一見するとバラバラに思える昔のテレビ映像や林間学校のビデオ撮影、ネット配信者の事故物件調査配信といった様々な映像だった。
しかし、調査を進める中で、彼らは一連の取材映像やそれに纏わる怪奇現象、都市伝説といった事件が、近畿地方のとある山に所縁のあるものである事に気付く。やがて、彼らは事件の真相を求めて、近畿地方の禁足地へと足を踏み入れていく事になる。
【感想】
私は原作未読。本作の原作が、Web小説サイト「カクヨム」発祥な事すら知らず、本屋に並ぶ単行本を度々目にしていた程度。半年以上前からの予告編による入念な宣伝、豪華キャストとホラー作品に精通した監督の名前から、相応の気合いの入った作品なのだろうと感じていた。
事実、日本テレビがメインとなって製作に携わっており、更にはワーナー・ブラザースが配給という布陣から、邦画ホラーとしては非常にお金の掛かった作品だったと言える。また、私は心霊ドキュメンタリーという体裁のモキュメンタリーであるオリジナルビデオシリーズ『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズや『XXX(トリプルエックス)』シリーズが大好きであり、それらに更に予算を与えて描かれた(クライマックスを除く)かのような作りの本作は非常に好みであった。
日テレが製作に携わっているからこそ、作中に登場するニュース映像や、どう見ても『笑ってコラえて!』を意識したと思われる地元の子供達へのインタビュー映像は非常に完成度が高く、それが作品に対して一定のリアリティを与えている。
また、近畿地方の山に纏わる昔話「まさるさま」について描かれたアニメ映像は、『まんが日本昔ばなし』を彷彿とさせる出来だった。
他にも、2000年代初期という時代を感じさせる荒い画質のニュース映像や、女子高生に巷のブームをインタビューする映像の再現度も高く、記録媒体が今は懐かしいVHSという事もあって、そうした小道具に関してもリアリティが感じられた。
それらに対して、「首吊りの家」と称された事故物件を調査するニコニコ動画の生配信映像は、演者の素人らしさを醸し出す為の演技やニコニコならではの配信中に通過していくコメントに「作り物感」が出てしまっていた。とはいえ、この手の生配信映像をアニメにしろ実写にしろフィクション作品で表現する場合は、他の作品においても、作り手のネット文化に対する情熱と理解不足故か、最早プロの立場では“素人感”は演出出来ない都合からか、どれも似たり寄ったりの出来になってしまうものなので致し方なしか。
個人的には、そうした様々な映像を用いて、バラバラだった情報が次第に線で繋がれていく心地よさの満足度が高く、また一部を除く映像のリアリティさ、作り込みの上手さが没入感を与えてもくれていた。
先述した『ほん呪』シリーズにあるような、心霊モキュメンタリーあるあるである、「そんな場所、そんなタイミングで都合良くビデオカメラを回して事態の一部始終を記録しているわけがないだろう」という“フィクション臭”を、ニュース映像や生配信映像という実際にありそうな映像を複数提示して、上手く臭い消ししていた点もポイントが高い。林間学校の映像のみ、ややそのきらいはありはしたが、概ね「それらしさ」が感じられたので、十分及第点は叩き出していたと思う。
賛否が分かれそうなクライマックスでの種明かしも、序盤から丹念に張られてきた伏線も相まって、個人的に納得は行った。私の評価ポイントだった心霊ドキュメンタリー調の作品テイストは、完全にモンスター・ホラーに変わってしまいはしたものの、ラストで映し出される菅野美穂の笑みも含めて、物語としての盛り上がりを演出するという意味では、これも一つの解答だろう。
キャスト陣の演技は素晴らしく、特に菅野美穂の演技が際立っていた。真の目的が明かされるラストでの冷たい演技含め、途中山のトンネルで襲い来る女の霊を「邪魔だよッ‼︎」と車で跳ね飛ばしたシーンは、邦画において人間側が霊的存在に一矢報いる事は滅多にないだけに痛快ですらあった。ある意味、「母は強し」である。
一見、小沢をサポートする良き先輩という空気を醸し出していながらも、自らの邪悪な願いを成就させる為の計算尽くの行動であったと判明する展開も捻りとして良かった。
ただ、失踪した先輩編集者と富士山の麓の夜逃げ先で再会した際、千紘を見た先輩編集者が小沢に彼女の本当の目的を伝えなかったのには違和感が残る。「気持ち悪いなぁ。俺の次はコイツか?」と、千紘の目的は理解していたはずなので、何かしら小沢を救おうとアクションを起こしつつも、事故に見せかけて千紘もしくはその背後にある岩の意思によって殺害される等の展開があれば、伏線の一つとしてもより効果的に機能したと思うのだが。
もう一つ評価したいのは、本作で登場した謎について、観客に様々な考察の余地を残している点だろう。
【すべての元凶である、あの“岩”は一体何だったのであろうか】
作中では、様々な昔話や子供達の遊び、宗教団体が祀る所謂御神体として、不思議な形状の岩がキーとなる。
・大昔、母親を亡くした悲しみから山で泣いていた大男の前に、突如光と共に現れて、「食べさせれば女を嫁に出来る」というカキを渡した神様と、嫁をもらえず絶命して呪いとして恐れられ祀られる事になった「まさるさま」伝説。
・子供達の遊びとして、鬼ごっこを彷彿とさせながらも、鬼に捕まった子は、鬼役の子に何か“生贄”となる品物を渡して呪いを回避しなければならないという「おしらさま」遊び。
・大切な人を亡くした人々の心のケアを目的に設立され、祈りの果てに愛する者を取り戻そうとする宗教団体“あまのいわやと”で祀られている「やしろさま」と呼ばれる巨大な岩。
こうした様々な言い伝えや物体によって、全国へと広がっていった近畿地方に纏わる怪現象。その大元は、千紘が求めた“岩”に由来していた。
では、この岩は果たして何だったのであろうか。「まさるさま」の昔話にあるように、本当に天の神から齎された御利益のある物体だったのかもしれないし、そもそもが人間の欲望を汲み取って“生贄”を欲する邪悪な呪物だったのかもしれない。
私はここで一つ、この岩が「最初は本当に御利益のある有難い物質」であったと考えてみたい。何故なら、本作で描かれている岩に纏わる怪現象は、全て人間身勝手な欲望が関係しているからだ。
「まさるさま」の昔話では、「母を失った悲しみを嫁を娶って癒やせ」と神様(岩)が手を差し伸べたにも拘らず、まさるは村へ降りて女性に声を掛けようとはせず、山の頂上から誰かが来る事を期待して叫び続けるばかりで、遂には飢えて孤独死してしまい、それが怨念となって人々に恐れられる要因となった。現代となった今でも、まさるは森の奥から人々を不気味な声で呼んでいるのである。
「おしらさま」遊びでは、捕まった子供が鬼であるおしらさまに何か生贄を差し出さなければならない。これは、大自然の脅威を神の怒りと認識し、人柱として生贄を捧げてきた大昔の人々の行いに由来している。しかし、本当に神なる存在が居たとして、果たして生贄を欲するのだろうか。「何かを得る為に、別の何かを差し出さなければならない」という考え方は、実は物々交換によって反映してきた太古の人々が積み上げてきた価値観に由来する根拠のない信仰心、迷信ではないかと思うのだ。何せ、「まさるさま」に登場した神様は、少なくともその行為を表面的に善意として受け取るならば、まさるに対して何の見返りも求めてはいなかったはずだからだ。
「やしろさま」と称えて奉っていた、宗教団体あまのいわやとでの扱いも、代表者が「失った愛する人を取り戻したい」という、およそ神ですら叶えられないであろう“死者の復活”を望み、御利益に預かろうとしたからこそである。そして、かつてこの団体に所属していた千紘もまた、この岩の力を「必要とする人の所に現れる」と解釈して、亡くなった息子を取り戻したい一心で様々な人々を生贄に捧げてきた。そして、まさるさまと思われる数百の木の枝のような触手とも言える無数の手を持つ色白な姿の異形の怪物と、それが齎したと思われる“息子に似た何か”を抱き抱える千紘の姿は、私には利己的な目的で岩の力を頼ってきた「人間の業の成れの果ての姿」に見えた。
作中誰1人として、自らの利己的な欲望とそれを叶えようとするあまりに他者を犠牲に、時に必要な行動すら起こさず力だけを求め、決して「善き行い」の為に使おうとはしていなかった。人間の欲望こそが、本来御利益のある物質を果てしない怨念の籠った呪物へと変容・変質させてしまったのではないかと思うのだ。
本作で描かれているのは、どこまでも人間の持つ欲望の醜さだったのかもしれない。
【総評】
中盤までの没入感あるモキュメンタリー調の構成と、終盤での伏線回収とモンスター・ホラー的着地という、捉えようによっては2つのジャンルに跨った贅沢な作品であったとも言える。
考察の余地を多分に残しつつ、作品全体としては息子を取り戻したい千紘の邪悪な願望によって突き動かされていたという構図も見事。
今年は、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』や、本作と同じく十分な予算を投じて製作されたであろう『ドールハウス』といった邦画ホラーの豊作年であると思われるが、個人的には本作はその中でも出色の出来であったように思う。
原作からは登場人物含め大体に改変された部分も多数存在すると思われ、原作の方にも興味が湧いた。また、原作者である背筋氏による2024年発表作品である『穢れた聖地巡礼について』の今後の映像化にも期待したい。
現在(文庫版)なら★4.5いけたかなぁ。なんか惜しい!
入場特典もらえてびっくり!
レビューが低かったので観るの迷っていました、、、が、サユリが面白かったのとノロイも好きなので観ました。因みに、結構ひどい言われようしているホラー映画でも面白かったと言えちゃうタイプです(苦笑)なので同じく観ようか迷っている方の参考にはならないかもしれません。
面白かった!けど怖くなかった!
怖くなかったのは残念、、、音でびっくりするシーンがあったとかなかったとかという感想をお見かけして、自分は音でびっくりさせてくるのも全然ありなので期待していましたが、ん?なかったです。むしろサユリと同じか似てる効果音が使われててわ〜同じだって感動しちゃいました。
オチですが多くの方が仰られているように酷いかも、、、。ただ、たどり着いた正体に関しては個人的にはありで、ただその正体の攻撃方法こそ怖いどころかなんだこれ感がありましたし、最後の最後の霊体ミミズ的な何かにはあらら(汗)と思っちゃいました。菅野美穂さんの笑みだけでも締められたはず!
たどり着いた正体も、個人的にはありと言いましたが、原作とは違うとのことで、原作読んでいる方からしたら怒っていいレベルだと思いました。
映画化に当たって予測できない展開にしたかったのかなって思ったりもしましたが、でも自分も原作を先に読んでたら丁寧に映像化して欲しかったって思うだろうなって思ったり、、、
良かった点は、赤楚衛二さんの演技でした!あまり作品は観てませんが、演技力があって集中して観ることができました!菅野美穂さんももちろんですが。
脱線しますが、若い女優さんとかあまり有名でない役者さんが出てる映画はちょっと演技臭いなとかちょっと下手かも、、、と思って世界観に入り込めない時もあるので。
その点、この作品は主役2人がものすごく安定していて、舞台やセットもしっかり作り込まれててちゃんと映画を観た!っていう気になれて良かったです!上手くまとまらなくてごめんなさい!
今一だったので寝たのか、寝たので今一だったのか?
誠実さゆえのミスマッチ
原作を読んだうえで鑑賞。
原作の要素を取り込みつつ映画的な盛り上がりを作ろうという意図は伝わるが、全体としては噛み合いきれていない。
前半の映像資料パートは、よく指摘されるとおりとても出来が良い。モキュメンタリーはリアリティラインが命だが、本作は当時の映像媒体に合わせた画質やアスペクト比など細部へのこだわりが効いており、陳腐化を避けている。
一方で後半パートは、原作よりも分かりやすい“落とし所”を用意しており、その点は原作以上に評価したい。
ただし、前半を原作に忠実に再現したぶん、ラストとのミスマッチが際立った。そもそも原作段階で「集めた情報同士の関係が薄い」と感じていたが、映画では結末を大きく改変したことで、いっそう辻褄の合わなさが目立つ。特に“悪霊となった親子”のくだりは明らかに説明が不足しており、何を示したかったのか掴みにくく、観客の考察に過度に依存している印象は否めなかった。
原作リスペクトは重要だが、映画化に際しては変えるべきところを躊躇なく変える大胆さも必要だと思う。原作の強みとリスペクトは活かしつつも、前提として一本の映画としての整合とリズムを優先してほしかった。
前半は秀逸ホラー、後半は混乱必至
うーん
後半までは良かった
ホラーに良くありがちなラストでがっかりする展開でした。
地域に残る伝承の謎をホラー展開で追いかけていくのかと思いきや…!
必ず貼ってあるあの絵の理由は?とか、首吊り紐がなんであんなぶら下がってたのかとか、生き物をなぜ飼わないといけないの…?とか興味深い謎があったのに全然回収しなくて結局びっくりさせたいだけかーい!みたいな。
そして終盤に姿を表すボスのCGのモンスターと巨石!!暴走する菅野美穂!!
意味わからん!!!絵本関係ないやん!!!
いやでも終盤以外はこの先どうやって解決するんだろうというワクワク感もあって、飽きずには観れました。
無数に垂れ下がる首吊り部屋
2025年映画館鑑賞75作品目
8月18日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
監督と脚本は『シロメ』『不能犯』『地獄少女』の白石晃士
脚本は他に『デスノート』『無限の住人』『去年の冬、きみと別れ』『スマホを落としただけなのに(2018)』『“それ”がいる森』の大石哲也
粗筋
ライターの瀬野千紘と編集者の小沢悠生が失踪した編集長の佐山武史を探すミステリーホラー
失踪のヒントを追い求め編集長の仕事の途中で見ていた資料を確認する2人
なんやかんやで近畿地方のある場所に向かう
ロケ地
群馬県前橋市前橋弁天通り商店街
千葉県千葉市本円寺
東京都板橋区レストランファニー
静岡県御殿場市新橋浅間神社
大阪府河内長野市に滝畑ダム
近畿地方というからいろいろイメージしたが奈良や和歌山に近い大阪の田舎でステレオタイプなそれではなかった
東京に家を建てたというからワクワクして行ってみたら多摩だったという空耳のような
ホラー映画に恐怖をさほど求めてない
NHKのドキュメンタリーでウクライナの女兵士が泣きじゃくって「戦争は嫌いです」と言っていたが本当の恐怖は涼しい映画館にあるわけがない
菅野美穂目的だ
なんでもそうだが理屈より感じることが大切だ
ホラーなら尚更
厳密に言えば傑作とされる『シャイニング』や『キャリー』も「えっ?はっ?」という面は少なからずある
科学的に証明できるジャンルじゃないし理屈が通用する相手ではない
自分はわりと楽しめた
高見了くんの写真の目が動くシーンがドキッとした
因みに了と書いて「アキラ」と読む
最近ではキラキラネームが拡大解釈され難読な名前までキラキラ認定するネット民が増えた
大きなお世話である
読めなければ聞けばいいだけで全く問題がない
地名も苗字も難読は数えきれないほどある
それに読み方が平凡じゃないと防犯になるメリットがある
妹の名前は多数派の読み方じゃないので電話で同級生というのは嘘だとすぐにわかった
人の名前にケチをつけるんじゃない
いちいちうるせーよ馬鹿と一人一人叱りたい
近畿地方の団地の公園の木の枝の先がまるで人が天に向かって両手をあげているように見えた
まるでシン・ゴジラの最期のような
ラスボスは大木からウジャウジャ無数の手が出てくる
もののけ姫のこだまのような顔
無数の目玉が小沢を包み込み黒い巨岩に吸い込まれる
黒い石は隕石らしい
隕石だが地球外生物っぽい
中からガラモンが出てきそう
ラストは赤ん坊の顔からウジャウジャと無数の腕
顔がブサイクになる千紘
『エコエコアザラク』の頃から有能だった菅野美穂
彼女の演技力はホラー映画にも向いている
リアルなVHS映像
リアルなニコ生
そしてリアルなオバサンになってしまった菅野美穂
だが悪くない
年のわりに可愛い
ビンタ一つで霊に取り憑かれた小沢を我に返すシーンは笑ってしまった
あと気合いで幽霊を轢くシーンも
飛び降りシーンはグロい
菅野美穂曰く「ホラーの幕の内弁当」
だが観る人によっては手違いで弁当が届かないのでスタッフが大慌てで作った粗末なオニギリに見えるかもしれない
大御所女優の岡田茉莉子が怒って帰りそうになるような
エンディングテーマは椎名林檎
原点回帰したような感じがした
椎名林檎といえば東京である
福岡出身だけど
大阪出身の歌手にしてもらいたかった
中村美津子とか
配役
行方不明の友人を探すオカルト雑誌のライターの瀬野千紘に菅野美穂
「超・不思議マガジン」編集長の部下で文詠社の編集者の小沢悠生に赤楚衛二
行方不明になる「超・不思議マガジン」編集長の佐山武史に夙川アトム
武史の妻の佐山理恵に梁鐘譽
文詠社の社員の永野遥に佐藤京
染井文化大学の2回生の目黒裕司にのせりん
霊能力者の諸田美弥に菅野莉央
絵本作家の大森日出子に福井裕子
祠を訪れるバイカーの種村栄作に木村圭作
目黒を祓う円生寺の住職の塚田正純にドン・クサイ
心霊系ニコ生配信者にヒトバシラに九十九黄助
GBNのニュースレポーターの佐々山千恵に久保山智夏
自殺した小学生の高見了に山田暖絆
了の母で赤い服を着た高見洋子に末冨真由
インタビューを受けるトラック運転手の竹本義則に鈴木太一
インタビュアーに水野悠希
行方不明の少女の山科慶子に木内天奏
少女の叔父に平林大助
担任に佐渡山順久
林間学校の生徒に荻野祐輔
林間学校の生徒に一ノ瀬嵐
林間学校の生徒に石塚大志
林間学校の生徒に東末結
林間学校の生徒に南佳音
林間学校の生徒に上岡洸太
林間学校の生徒に牧芽依奈
失踪する目黒の友人の佐藤に成瀬翔
目黒の友人にディー亮城
目黒の友人に星野咲葵
目黒の友人に星美実
団地に越してくる老婆に山口礼子
老婆の息子に吉永真也
老婆の孫に安井姫壱
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに佐藤智
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに鈴木来希
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに小川咲花
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに臼井順
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに桝本陽仁
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに小野桃奈
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに廣田玲奈
団地で「ましらさま遊び 」をする子どもに清田知宏
川口市の失踪一家で手芸店店主の長谷部泰彦に東康仁
川口市の失踪一家で泰彦の妻の長谷部由紀恵に織野友貴
川口市の失踪一家で長谷部夫妻の長女の長谷部朱梨に山本紗々萊
川口市の失踪一家で長谷部夫妻の次女の長谷部紗羽奈に堂口環那
お台場の女子高生に細江玲奈
お台場の女子高生に青山咲紀
お台場の女子高生に細江香恋
「あまのいわやと」の信者の北條初音に南條琴美
「あまのいわやと」の信者にいいぐちみほ
「あまのいわやと」の信者に吉田昌美
「あまのいわやと」の信者に大野勢姫
「あまのいわやと」の信者に田所ちさ
「あまのいわやと」の信者に三浦久枝
「あまのいわやと」の信者に岬千泰
「あまのいわやと」の信者に早野由香
「あまのいわやと」の信者に増田三恵子
「あまのいわやと」の信者に福地亜紗美
「あまのいわやと」の信者に加藤才紀子
「あまのいわやと」の信者に土井玲奈
アニメの語りに尾花糸名子
近畿地方でなくても良いんじゃない?
思ったより良かった
原作は未読です。
ここのレビュー読んでたら、失敗作ぽかったのでホラー好きでも足が向きませんでした。しかし、いざ観てみると、普通に面白かったです。劇場でも夏休みで子どもも沢山居たのに、物語が進むにつれて皆シーンとなって、「あ、あれあの時の……」などとヒソヒソ声が聞こえ、主人公達に感情移入して一緒に謎解きしてる没入感がありました。
レビューで悪く言われてる点について。
・「映像がチープ、短い」→多少チープですが、自分はちゃんと怖かったです。見せ方は上手いと思いました。子どもはボヤけてましたね(笑)キスケさんたまにYouTubeで観てて、名前と顔と声で分かりました(笑)あそこの首吊り屋敷のシーンもめっちゃ怖かったです。短いと言いますが、映画内動画、失踪したという事なのであんなもんでしょ。ラストはおもろくないです。クソです。
・「はよ近畿行け」
言ったらこの映画は過程がおもろいのです。ラストはおもろくないです。はよ行ってたらとんでもない駄作になります。はよ行かないのがこの作品なのに(笑)これって、鬼滅の刃で炭治郎の鼻で少し探せるので柱全員揃って無惨探して戦えって言ってるようなものでは?(笑)
上にも書きましたが、ラストはクソです。映像が。展開は、まあ最近の色んな映画にありがちな感じですね。でも、レビューで言われる程展開に不自然さはないし、怖さもあり、面白かったです。少し前なら、あなたはだあれ?、みんなのうた、変な家を観たんですが、それらよりは面白かったし怖かったです。
原作がKindleで安いので今度読もうと思います。思った通り、YouTubeの補完動画観てたら、違う点やもっと深い設定があるみたいなので。
興覚め
〇 良かったところ
・役者の演技が段違いに良かった。特に編集長の奥さんの獣のような演技には度肝抜かれた。
・序盤から、黒い人影に鳥居、そして「了」や「女」等書いたマークが日本中のいたるところに貼られているところから伏線張り巡らし、それを丁寧に近畿地方のある場所に収束させる手際はさすがだなと思った。
〇 悪かったところ
・BGMで恐怖をあおりすぎている。
今回の映画はVHSやDVDを見ることでストーリーが進行している。だが、その際に怪異に取りつかれた登場人物が言うセリフがBGMにかき消され、何を言っているのか分からない。それを主役が後になって解説することがしばしばあった。
個人差があるかもしれないが、BGMの音量を落とし台詞を聞こえるようにする等して欲しかった。
・怪異は昔話に乗るほどの大昔から存在して、現代では子供たちの遊びにまでなって多様化していた。その怪異の名前は三種類ほどあった。これは、本当に個人差があるかもしれないが、少し覚えづらいので、改善してほしかった。
・登場人物の行動が理解不能
呪いの発生源である岩を壊すために、社に赴く二人。二人は呪いに犯され、そのうちの男は、非常に危険な状態。
なんで、女性一人しかバールを持っていないのか。男の方は暢気にビデオカメラを構えているだけなのは、理解不能だった。命の危機に瀕しているのなら、ほんの短い時間でいいから、「あなたは映像をとって、記事を掲載して出世するんでしょ」とかの台詞を挟んで、男が自分の命を顧みてもバールを持っていない理由を説明してほしかった。
・限定の入場者特典での解説。
映画を昨日見終わり、youtubeに挙げられたレビュワーさんの動画を見ているとどうやら。「限定の入場者特典」でストーリーの細かな解説があったらしい。
なぜこのようなことをするのか。映画単体で勝負をすることが怖くなり、後になって情報をつけ足して「怖いでしょ」と鑑賞者に事後的に納得させようとしている意図がまるわかりだった。
しかも、限定にしたことによって、鑑賞者ごとにストーリーの把握の部分に齟齬が生まれ、万人が平等に楽しむ映画ではなくなった。
・これが特にひどかった。最後の「白い化け物」。思わず、失笑。恐怖が掻き消えた。
これは、いったいなんだ。
さんざん、「黒い人影の付いたマーク」をアピールし、昔話では、「黒い色をした神様」を描写し、黒を強調していた。それにもかかわらず、最後に白い触手がたくさん生えた化け物を登場させた。
これ、映画に何か関係あります?よくわからないものを登場させて恐怖を煽ればいいってもんじゃないでしょう。
CMや切り抜きでかなり期待していたのに…
前半は雰囲気もあって、さあJapaneseホラーの新境地を見せてくれと期待が高まっていました。
ですが!!!
結局前半は怖い映像の切り抜きを繋げ続けるだけのYouTubeを見ている感じに萎えつつ、後半は大雑把な本筋には沿っているとはいえ、かなり雑すぎるお遊戯展開と意味不明なしょーもないラスト。
伏線も薄く、辻褄が合わない部分だらけで無理矢理終わらせた感が否めない作品でした。
ここ最近は原作があっても意味不明に改変。
ストーリーの内容よりもタレント重視。
そんな怖くも起承転結も無い適当なホラー映画ばかりでJapaneseホラーは終わってしまったと痛感しました。
本当にがっかりです。
もう色々パターンが出尽くしてしまって傑作を作るのは大変だと思いますが、お金をとるレベルの作品ではないです。
クレヨンしんちゃんでも見た方が全然良かったです、はい。
「書物いっぱい」
最後を除けば・・・
エンディングを除けば、まあまあ楽しめるかと。
原作はAudibleで聞いたので読んではいません。
最後の白い人と岩に吸い込まれるのはなんだかなぁ・・・
期待していただけに残念でした。
あまり期待せずに時間あるから見てみるか・・・程度ならいいかもです。
良くも悪くも
原作ファンです。
生理的な嫌悪感を催す資料映像の完成度はとても楽しめました。
テンポよく調査が進んでいくので、緊張感を保ったまま飽きが来ずに見られました。
伏線を回収しながら、最小限の説明で映画の尺に落とし込まれていたことが驚きでした。
一方で、原作にはあったような考察の余地が少なく、重厚なテーマの割に薄味でした。
土着の風習や、数世代にわたる因縁に起因する怪異を描いたホラー映画の中で、良質なものは鑑賞後に考察して2・3度味わえるものが多いと思います。
おそらく、最終盤ですべて説明してしまったからなのかなと。
未読の方はぜひ原作を読んでください。
呪われた男が泣き笑いしながら彼女の髪を切って行方不明になるエピソードが一番好きなので、そこが映像化されていたら3.5でした。
全463件中、101~120件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。