劇場公開日 2025年8月15日

「史実に基づいたヒューマンドラマ」雪風 YUKIKAZE シベハスさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 史実に基づいたヒューマンドラマ

2025年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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シベハス
MARさんのコメント
2025年9月23日

コメントありがとうございます!お父様、秋月型に乗られていたのですね。

秋月型も対空戦闘能力で米軍からも一目置かれていたと読んだことがありますが、中のレーダー類は米海軍に歯が立たなかったのですね。貴重なお話だと思いました。

MAR
みかずきさんのコメント
2025年9月21日

フォローありがとうございます
私の方からもフォローさせて頂きました

私、2015年から本格的に映画レビュー投稿生活を始め、キネマ旬報、kinenote、yahoo検索などに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報採用です。本日、映画.comIDに登録しました。
よろしくお願いします。

みかずき
シベハスさんのコメント
2025年9月15日

ひな様、共感とコメントありがとうございます。雪風レビューがないようなので、こちらに書かせていただきます。この映画に携われた方がお近くにいらしたのですね。素晴らしいお仕事をされたとに感謝いたします。「男たちの大和」などは、壮大な戦争エンターテインメントとして作られていましたが、この「雪風」は事実に基づいた真摯なストーリー作りをされておいででした。結果、やや地味で人によっては物足りなさを感じたかもしれません。しかし戦場には時にハートウォーミングな出来事があったことも事実です。映画の中にあった敵の漂流者(確か英国軍だったと思います)を見過ごしたシーンは、敵側の残した手記により事実と知ることができます。「漂流していたら敵艦船が近づいてきた。いよいよかと覚悟をしたら、その艦船(雪風)は我々の前を素通りした。驚いて見上げると艦橋にいた士官たちが我々に敬礼をして見送っていた。思わず我々も敬礼を返し、彼らの海軍魂に感激し涙した」。これだけで戦争を美化するつもりは毛頭ありませんが、戦場(特に海戦)では実はこのようなことも時にはあったようです(もちろん逆も)。この映画では戦闘シーンは(予算の関係もあったのでしょうが)マイルドに描かれていましたが、ヒューマンドラマとして楽しめる良作と感じます。

シベハス
ひなさんのコメント
2025年9月15日

シベハスさま、初めまして。
『雪風』のレビューはアップしていませんが、共感とフォローさせていただきました🙂

友人が夏休みに同窓会に出席した時に、卒業生OBに『雪風』のプロデューサーがいて、映画の裏話や苦労話を聞かせていただいたと話してくれました。

私の両親は戦争を知らない世代で、祖父母は子どもの頃の体験を殆ど話さず早くに他界したため、家族から戦争の話を聞く機会がありませんでした。

戦争をテーマにした映画のレビューはエネルギーを消耗するので、終戦記念日に『ひまわり』『火垂るの墓』、先週は『宝島』と3本書いて、バッテリー切れしてしまいました。

靖国神社の遊就館には何度か訪れたことがあるので、レビューで触れたところ、「行ってみます」「行ったことがあります」とコメントいただきました🫡

ひな
Moiさんのコメント
2025年9月9日

おつろくさんのレビューから流れてここに辿り着きました。貴重なお話を拝見して感動しました。共感させていただきます!

Moi
みかずきさんのコメント
2025年9月5日

はじめまして みかずきです

おっしゃる通り、本作は戦闘シーンに期待する作品ではなく、
生きることを視点にして戦争の悲劇を捉えた人間ドラマだと思います。
見応えのある作品でした。
評価点に躊躇せず多くの方、特に若者に見てほしい作品です。
評価点に関係なく観たいと思った作品を素直に観るべきべきです。
百聞は一見に如かずですので。

みかずき
Oliviaさんのコメント
2025年8月28日

貴重なコメントありがとうございました。映画の補足的な内容で納得できました。

Olivia
bionさんのコメント
2025年8月24日

コメントありがとうございます。
大本営が捻り出した作戦の稚拙さには驚くばかりです。
少しでも多くの若い命を戦後のために残そうとした長官の言葉に本物の武士道を感じました。

bion
かばこさんのコメント
2025年8月23日

共感をありがとうございます。

>戦闘シーンはあっさりとしていたが、この映画はそれを楽しむものではなく、あくまでも戦時下のヒューマンドラマとしてとらえる映画だろう。

同感です!

シベハスさん(シベリアン・ハスキーさん?)のレビュー、貴重なお話で、何度も読み返してしまいました。

寺内艦長を、寺澤という架空の人物にしたのは、やはり生きて帰ってこない設定があったからでしょうが、たとえ寺澤艦長であっても、生きて家族の元に帰して欲しかったです。「生き延びること」を目的に掲げてがんばった親分なんだから。

大本営の命令に対して、海軍の上層部がNOを突き付けたこと、戦艦大和の伊藤整一第二艦隊司令長官、戦艦大和艦長有賀幸作が、従う振りをして可能な限り若い人材を温存したことはフィクションではなかったのですね。
伊藤長官は、いくら反発しても決定は覆らないし、自分が更迭されたら後任がどんなやり方をするか分からない、それなら自分がコントロールできる方がいい、という判断で「分かった」と答えたのかもしれませんね。命は何より大切であること、そして戦争が終わった後の日本を背負う人材を守らなくては、というどこの国でもまず考えることを、日本の軍隊でも考えていた人たちがいたことに、少しほっとしました。

艦上で手を振る帽子を振る場面は、評判悪い、というかぼろくそに言われていますが、自分たちが精一杯やったことをどうか引き継いで、いい世の中を作ってという後世への願い、この映画の核になったものが表れていたと思うので、確かにベタですが私にはシンプルに心に響きました。
偶然なのでしょうが、「この戦争が終わったら若い諸君は故国の復興にいそしむべし」として命を守られた水兵が感極まって自然発生的に手を振り帽子を振った気持ちに、立場は違えど通じるものがあると思います。

私の母は、戦時中は東京住み、学童疎開経験者です。
でもって、打ち上げ花火がどーんと上がるたびに、「空襲はこんな感じだった」と必ず言っていました。夏になるとそれを思い出します。

長々と、失礼しました。

かばこ
大吉さんのコメント
2025年8月22日

あの帽子振りのシーンは評判が悪いようですが、シベハスさんのお父様と同じ体験をした方、お身内から聞いた方にとっては、どうしても入れたかったんでしょうね。
伊藤長官が覚悟を決めた場面は、吉田満さんの「戦艦大和の最期」でも読みましたが、今作でも中井貴一さんの演技と相まって胸を打たれました。

大吉
ゆり。さんのコメント
2025年8月21日

とても興味深いレビューでした。コメントもありがとうございました。私も、艦長は実名にして、事実の通り無事に帰還させて欲しかったです。家族とのやりとりが創作になるからって、仮名にする必要はないのにと思います。

ゆり。
Mさんのコメント
2025年8月20日

コメントありがとうございました。
私は父が歳をとってからの子どもで、父も戦争を知っている世代でした。しかし、戦争についての話は一度もしてくれたことがありません。
故に、私は父の戦時中の暮らしを全く知りません。それどころか、父に限らず、今まで、身近な人に戦争体験を聞いたことがありませんでした。
ところが、先日の16日、ある集まりの休憩時間に、前日8月15日正午のサイレンの話が出て、いきなり、「追いかけられて怖かった」という言葉を発した人がいました。どうも、4、5歳頃に機銃掃射で飛行機に追いかけられた経験があるということでした。
大変失礼な話ですが、まだ戦争を体験した人って周りにいるんだ、と深く感動(?)してしまいました。
戦争の話を直接聞ける機会はまだある。その事に気づいたことは私にとって、とても大きなことでした。
次にその人に会う時には、ぜひ話を聞いてみたいと思っています。

M
ゆきさんのコメント
2025年8月19日

こんばんは。
コメント失礼しますm(__)m
おつろくさんの所から来ました。
シベハスさんのコメントに出会い、私も大変貴重なお話しを聞かせて頂きました。
レビューも心を寄せて、噛み締めながら拝読しました。
やはり実体験は重みがありますね。
本作、私の期待していた作風ではなかったのですが、シベハスさんのレビューによって見方が変わりました。
血の通った言葉のひとつひとつが胸に刺さりました。
ありがとうございます。

ゆき
おつろくさんのコメント
2025年8月19日

共感ありがとうございます!

親父さんが花月に乗務していらしたのですね。レビューで貴重なお話を拝見できて感無量です。戦後にGHQから植え付けられた自虐史観から脱却して、シベハスさんのレビューのような史実を語り継ぎたいと考えます。

おつろく
Mさんのコメント
2025年8月18日

お父さんのお話、ありがとうございました。
当たり前ですけど、戦争はしたらだめですよね。

M