機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningのレビュー・感想・評価
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ガンダムファンは見るべし、ファンじゃないならテレビを待て
前半と後半で評価が分かれる事は間違いない。
個人的にはギレンの野望を映像化してくれているので超満足。
後半部分はアニメの続きが放映されてから再度評価したい。
良かった!
米津玄師が主題歌を歌うとのことなので視聴!
ガンダム自体2、3種類しか見てないから前提の設定があんまり理解できてない状態での視聴だったが、結構楽しめた!
コロニーで過ごしていた少女がひょんなことからガンダムに乗ってクランバトルをすることに、、という話。
•最初シャーアズナブルが出てテンション上がったけど声が違った、、あと、ザクの膝がゴツいという感想(嫌いじゃない)。
•町の雰囲気とかキャラがサイバーパンクを思い出した。
•ストーリー予備知識が足りてないと感じたけど、結構好みで続きが見たいと思った!
•主題歌最高!
重力と自由とタイトルの考察
最近の大型アニメ作品は序章(0話)や第1話を拡大枠で放送したり映画で先行上映したりする傾向にあり、本作(81分)もその例に漏れず二毛作。
前半はタイトルのBeginningという事で序章、後半はポスターなどに描かれているマチュらキャラクターが登場する第1話のTV放送版を再編集したものといった構成。
キャラクターデザインなどはややデフォルメ感が強く可愛らしく、スタジオカラーの手が加わったガンダムやガンタンクなどの刷新されたデザインのMSは斬新で迫力の戦闘シーンなども流石でした。
しかし、ここから物語が始まるといった展開なので様々に張り巡らされたであろう伏線は本編に投げっぱなし。これで一つの映画として評価しろというのは無理です。面白いか面白くないかでいえば面白い。古参の『機動戦士ガンダム』(所謂ファーストガンダム)をよく知っている人ほど面白く感じるでしょう。
けれどあくまでも本編に引き込むための作品。ファーストガンダムをあまり知らない人、記憶が曖昧な人はバンダイチャンネルで1話だけでも見直してから鑑賞がお勧めです。(全40話観れば尚良し)
なので初見やニワカ殺しすぎるので評価は可もなく不可もなく★3.5としました。
ガンダムの時系列としては『機動戦士ガンダム』の「宇宙世紀(U.C.)」ですが分岐してスピンオフ的な位置付け。パンフレットで鶴巻監督は"仮想戦記"と呼んでいます。
正史では開発中だった連邦軍のMSガンダムにアムロ・レイが乗り込み、そのまま紆余曲折を経て正パイロットとなりますが、本作ではシャアが強奪。
リバースエンジニアリングをしてジオン軍のMS開発を加速(主人公機GQuuuuuuXなど)。強奪機は改修してシャア専用の紅いガンダムに。
更に強襲揚陸艦ペガサス(ホワイトベースの1番艦)まで鹵獲するなどで、やりたい放題。
シャアはルナツーでの作戦中にゼクノヴァ暴走事故により行方不明(異世界転生か世界線の移動なのかは現時点では不明)。
一年戦争はタイトルから連想される通りジオンの勝利で終わったその後のU.C.0085のサイド6が舞台となっています。
ここからは主観とタイトルについての考察ですが、シャアの声優をあえて変えたのもこれが正史ではない作品だからなのだと思います。
シャアというイメージが固定化された定番のキャラクターと定番のセリフを使いながらも、何処かいつもと違うイントネーション。Beginningでの出番は多い割にセリフもやや無理やり言わせているっぽさを感じる人もいるかも。
そのニセモノっぽさ、正史との差別化こそが作品の狙いなのだと思います。
本作の主人公マチュは宇宙生まれ、宇宙育ちのスペースノイドで、サイド6で暮らす女子高生。(制服姿は起伏が少なく幼く見えるが、パイロットスーツになると…)
地球の本当の重力(不自由)を知らず、コロニーが遠心力で作り出す重力に疑問を感じています。
「空って自由ですか?」
マチュの純粋な問いは、作品の根幹に繋がっているように思えます。
タイトルであり、MSの仮初めの機体名GQuuuuuuXは推察するに「ジークジオン(Sieg Zeon)」に音を充てたGQ、Gundamに謎(Q)、Xはこの劇場版で度々登場するヒート"アックス"やビームサーベルが切り結ぶシーン、「刻が見える」発言による時間軸(じくぅぅぅぅぅぅ=時空=世界線)のクロスオーバー、またローマ数字のX(10)とuuuuuu(6)でガンダムシリーズ16作品目をかけた遊び心。
Qは小文字で表記するとqで数字の9や重さの単位g(グラム)に似ているので重力を表し、uuuuuu(6)はひっくり返っているので反転し無重力を意味でしょうか。
一年戦争から6年後の世界の意味も含まれているかもしれません。
まぁ、監督たちがサンライズから許可をもらった事で子供がガンプラで戦争ごっこするように一番自由に描いていますよね。(褒め言葉)
これが庵野監督の「シン」シリーズの一つとしてシン・ガンダムにつながる物語の前哨戦(?)
ガンダムに搭乗しなかったアムロたちという世界線で宇宙を取られて連邦軍はもう勝ち筋の見えない中でどうなっていくのか勝手に期待してしまっています。
なんだこれ?
オープニングはファーストガンダムのパクリ…いやいやオマージュから始まる。
この辺りは、過去のガンダム作品を観ている人の方が楽しめるかと思う。
ガンダムの何作品かをミックスしたような内容だと感じた。
かなり強引なストーリー展開なのは、ガンダムあるあるだが。
この映画、評価の高い人と低い人で両極端だけど、私は低い方に一票。
ひさびさに観てガッカリする映画だった。
ガンダムってことでハードルが上がってたんだろうか。
この映画の為に使う時間あるなら他の映画観ればヨカッタと思ったのは私だけじゃないはず。
ガンダムファンなら楽しめる。TVシリーズが楽しみ
ガンダムの知識がある前提の点数になります。
単純に見ると、ご都合主義な一年戦争の描写、盛り上がりにかけるロースタートな新規部分という印象ですが、ガンダムや制作の方々の知識があるとかなり印象が異なります。
描写はかなり本格的なSFに近い感じで、庵野監督特有のカットなどちらほらあります。
かなり好きな作風です。
・ご都合主義な一年戦争
→登場人物の雰囲気の違い、ご都合主義的展開も、宇宙が一周(エヴァ的な世界観)考えるとしっくりきます。
正史では発生するわけない、ゼクノヴァ(アクシズショック)やシャロンのバラ?のオブジェクトの示唆から、歴史を修正する意思みたいなものを感じます。メタ的には富野さんでしょうけど...
・ロースタートな盛り上がりにかける新規部分
→鶴巻監督作品のトップを狙え2のように序盤はロー、終盤はハイという前例があるので信頼してます。
多分ですが、富野さんはガンダムを終わらせたがっている発言がよく見られるので、そう言った作品になるのではと思ってます。
TV放映が楽しみです。
前評判あんま良くなかったけど..
新しいガンダムが始まると聞いて見てきましたー!見てきましたよ。広告は比較的少なく映画自体はすぐに始まったような印象。認知としては公式からでているあらすじを読んだくらいの情報程度、なので偉そうに話すこともないのですがレビューなので思ってることを書いていくのみです!
まず、結論からいうと面白かったです〜テレビ版ということですがもう一度見に行きたいとおもいました。ただ、あらすじにはなかった、ビギニング。あらすじに書いとけやあああああ!自分だけでなく劇場内にいるみんな『???』になってたやろがい〜!!!これは正直ビックリしました。まさにシン・ガンダム。。最初ファーストのリメイクなのかと思ったけどシャアの声優さんも違うし、テム・レイはでてくるけどアムロ・レイはでてきません。ファーストの映像がリメイクされて映像が現代版になるとファーストってこんな感じに仕上がるのか〜というちょっとした体験ができて良かったです。シャアがRX-78に乗り込んだ時点でとりあえずアムロがいない世界線でパラレルワールドなのかな、というのはこのときなんとなく理解しました。シャアの『貴様さえいなければ』という言葉通りのIFの世界線を引き継いで、あらすじ通りの作品世界へと入り込んでいきます。このあとどういう形でシャアが作品と関わり合いを持つのか定かではありませんがIFの世界である以上もう何でもありなのでしょう。スタッフロール上、小さく名前がでていますがやはり庵野さんのネームバリューが大きいのか(忖度?)やはり庵野さんの力は隠しきれなく、アンチ庵野ユーザーには人気はでないかもしれないですね。(正直、自分も自分のガンダムが汚されていく気がして耐えがたい描写がいくつかありました。)しかしそうしたことをすべて抜きにして考えていくとこれはこれでアリだな、と考えること受け入れることができるようになり約90分でしたがまた見に行きたいとおもうようになってしまう音楽と相まって非常に中毒性の高いただの神アニメでした。ファーストとは違う世界線だけどこの先どうなっていくのか、色々な情報を集めながら見届けていきたいとおもいます、ただ、、世界は壊さないでほしいと願うばかりです。。今日もこれからまた見に行ってこようかとおもいます、ブルーレイほしー
(`・ω・´)ゞ
TVシリーズの打ち上げ花火的なファンサ作品なのだろうが、ちゃんと映画として成立させて欲しかった
インパクトが強いだけで必要のない長々としたプロローグが、映画をブチ壊している。最初は「おお?!」と思うのだが、結局は愚にもつかぬシャアのなろう系2次創作。
TVシリーズの打ち上げ花火的なファンサ作品なのだろうが、しっかり映画として成立させて欲しかった。
本編も既視感ありまくりの何かの寄せ集めばかりでオリジナリティーがない。相変わらずニュータイプが「キュピーン」となってもの凄く強い!みたいなの、いつまでそれやってんねんとしか思えませんな。
ネタバレ無しには語れない
TVシリーズの初期話数を先行公開という形の作品。だから純粋に映画というのはどうかと思う。
最初はTVでもやるんだから、映画を観に行く気はなかった。キャラデザインも好みじゃないし、ガンダムを使って格闘している話みたいやし。
しかし、ネタバレを踏んでしまった⋯、俄然、興味を持ってしまった。おそらく、ネタバレを踏まなかったら観る事はなかっただろう。
そして、面白かった!意外性とエネルギーに溢れる作品。気になってる人は観るべきだと思う。
ココからはネタバレ感想を。
新たに描かれる一年戦争の世界。赤いガンダム、、緑のホワイトベース。覚醒するシャア、違った形で展開される名シーン、名台詞。別世界のお馴染みのキャラ。ビグザムの量産。サイコフレーム。
序章でありながら、かなりの時間を費やして描かれるアナザー一年戦争。ゲームではよくあるIF展開だが、公式映像として観せられると、また感慨深い。そしてその展開はまさに「シン・ガンダム」。この部分は庵野監督脚本、絵コンテによるものだとか。変える所と変えない所。うん、相変わらず的を得ている。
シャアの声優さんが違うが、一言目は違和感があったけど、直ぐに気にならなくなる。元々TVシリーズの頃は、かなり若い感じで演じられていたし。
そして本編。急に世界観が変わった感じがある。
キャラクターの見た目は好きではないが、躍動感溢れた感じが素晴らしい。ちょっとUCを思い出させる感じではあるが、それを突き破る勢いのある演出で、心地良い。素直に面白いと感じる始まりだった。
そう、まだ始まり。何も分かってはいない。TVシリーズが待ち遠しくなる作品だった。
ま、だから映画としてはどうか?とは思うが、観に来ている人大半は、そんな事分かってきているんだろうから問題ない。
#gquuuuuux #ジークアクス #ガンダム
圧倒的解釈違い。富野ガンダムをNTRれた。
ジークアクス、好き嫌いが超分かれる作品だと思う。
まず前半、なぜシャアがいきなり偵察にいる...?アムロがいないことはIF作品を描くという前提だから飲み込めたけが、ガンダムRX-78-2が最初からメカメカすぎない?(本当にデザインが受け付けなかった)
突然後半に入ってガラッと作品変わったが、前半を見てしまったからには、どちらか言うと見たいのは「何故シャアがガンダムを鹵獲して、ジオンのモビルスーツ性能が向上して、ビグザム大隊を編成できてなお、連邦に押し込まれているのか」になってしまう。この1年戦争で、アムロがいないであろう連邦がどう押し込んだのかを見せて欲しかった。
マチュの生い立ちなど、もちろん続きありきで面白くなっていくであろう後半だが、後半は後半で突拍子がなさすぎて(演出は今風だが)、前半の印象に押しつぶされている。正直にマチュとかどうでもいい。
サイド6でジオンがどう絡んでいるのか、正規ジオン兵(新兵の初陣でも、サイコフレームメインでもなく)と警備隊との衝突が見たかった。そして1年戦争、宇宙戦争を知らないマチュが娯楽のクラバから戦場へ出て欲しかった。
ガンダムを富野さんの作品だと考えていると、圧倒的解釈違いを起こすと思う。受け入れられる人はそれでいいが、受け入れられなくても流される必要はない。
演出も、脚本作品を通して見せたいものというより、こうすればバズる今風のアニメ、ミームのオンパレード。どこかで見たのパッチワークになってないか?(メカもただのロボットアニメのロボットだし、、、ムサイや木馬もどきは好き)
カタルシスが作品を通して積み上げられるものではなくて、プリセット・アセットの組み合わせみたいでひどくつまらなかった。続きのTVで大逆転的な脚本になっているのかもしれないが、劇場で見た限りではそうは思えなかった。
最後に、駆け込みのような「マブ」「マブ」「マブ
」「MAV」「マブ」うるせぇよ。死語をちょっと使えば味になるけど、くどい。TV版ではそうならないことを祈ります。
正直言って度肝抜かれた
いきなり「アムロがいない1stガンダムのIF」が始まるインパクトがとにかくデカい
まさか令和の世になって「シャア、ガンダム出る!」なんてセリフを聞こうとは。
とにかく情報量と散りばめられた伏線で殴ってくるような印象。
若干エヴァあじを感じるMSデザインとか、これ逆シャアのアレじゃんとか、どう考えても頭部を破壊されたものは失格となるガンダムファイトレディーゴー!な感じの要素が出てきたりとか、なんというかオタクがニヤケるようなことを次々とやってくるじゃあないか……と感心した。
セリフとかはまあ1stの名セリフなんかがシャアver.になっていたりする
コピーといえばそうだけど、ここまで直球ドストレートに投げられたらむしろ好きだな!
これからどうなるか、期待も込めて評価は高め
ガノタは一刻も早く見て下さい‼️
正直舐めてました。
めーーーちゃくちゃ面白かった‼️
たぶん今年、この興奮を超える事はないかなと。
そう断言して良いくらいには楽しめました。
ネタバレを避けてのレビューが非常に難しい作品です。
なので興味あるのであれば、ネタバレ食らう前に一刻も早く見に行ってほしいです。
何も知らなければ知らないほどに楽しめます。
断言して良いです。
ここから先はややネタバレと感じるかもしれないので気をつけてください。
最高の前日譚でした。
幼少期からの妄想の体現、そこから先の世界線をこれでもかというほどビジュアルで叩きつけられました。
機動戦士ガンダムという作品を愛して来たファンにとってはご褒美ともいえる作品です。
逆に原作レ◯プと捉える人もいるかもしれません。
いずれにせよ、非常にエネルギッシュな作品でした。
ただし、富野由悠季ファンとしては本当に複雑な心境ではあります。
でもひとつのガンダム作品としては、新たな形で更なる飛躍に導いた本作の功績は非常に大きなものではないでしょうか?
私はその可能性に賭けたいと思いました。
前日譚は文句なし。
本編はどうかというと、これはまだまだ未知数です。
なんなら前日譚を何時間も見続けたいと言うのが本音かもしれません。
それくらいには魅力的すぎる設定と展開でした。
赤い彗星だけは、ちょっと解釈違いな気もするけど…そこは目を瞑りましょう。
前日譚5点、本編3.5点。
今後の更なる飛躍に期待して、総合評価は星5とします。
追記。
2回目見てきました。
展開知ってて冷静に見れる分、冒頭はパロディやなーって感じで見てました。
が、やはり例の緑の中尉が出てからは夢中になって見てました。細かなセリフや演出、背景美術、戦略、色々解像度を上げつつ見れました。
あと、本編を素直に楽しめたのも収穫かな。
180度頭を旋回してバルカン発砲したり。
燃料切れのビットを巡洋艦にぶつけたり。
強襲揚陸艦を強襲揚陸に使ったり。
ありそうでない。
今までやってそうでやってなかった演出の数々が上手いです。
ダメージ描写とかもっと丁寧に見たいけど、そこは予算的にも厳しいのかな?
色々気になるキーワードあるけど。
やっぱり17バンチ事件が気になるかな。
例の組織が形を変えて出来てきそうな。。
テレビシリーズに期待。
続きがそれ以上になるように期待を込めての★マイナス0.5評価です
古参ファン(私がそうです)へのサービスですか?
シャアとザクを登場させて、しかも現時点での科学的・戦術的考証を加えられているので良くも悪くもツッコミまくれるように仕組まれて居て緊迫の初・対モビルスーツ戦をニヤニヤしながら目撃したあとは、大河ドラマ(43話)を数十分ダイジェスト版でまとめ上げられて呆気に取られてしまい、「さては、それから数千年経ち〜みたいな流れか」と、思いきや、エヴァファン(私です)が見ていること前提のシン・エヴァのインパクト&マルチバース展開で数千年をゴッソリ切り取られたかのようなジークアクスのデザイン進化(?)とキャラデザインの変化にアタマがクラクラしつつ、初めてMSに乗った女の子が(随分蹴られたり飛んだりしてた・丈夫なコで良かった) 「わかんないけど…なんか解った!!」らしくて敵МSを撃破するってグレンラガンじゃん(モチロンファンです)
あとは、トップをねらうか、不思議の海を冒険するしか無いですね。
以上、5歳の頃からガンダムを見てきた、50歳の感想です。
革新の機動戦士ガンダム
何も知らずに観たらとんでもない内容でした。
シャアがガンダムを奪取してホワイトベースまで拿捕。早々にガンダムvsガンダムとなり、0083でニナ・パープルトンが「ガンダム同士で争うなんて…!」という悲哀は微塵も感じさせないアッサリ演出。これをやりたかったんだろうなぁと思う。
そしてシャアの声が違う。話し方に重みがない。でもこの軽さがあのファーストガンダムとは違う世界線なんだと明示してくれているようで、アリか。
モビルスーツも妙に脚が長く細めで格闘戦で機体がやけにしなる。人みたい。いや、エヴァみたい。ロボット感を薄めたかったのか。
アムロは出ない。ガンダムに出逢う事もない彼は機械イジリをして屈折した青春のまま消えたのだろうと思うと気が滅入る。
でも、マチュというニュータイプが現れる。閉塞した時代にはいつだってここではないどこかを求める主人公が必要だ。そして偶然新型モビルスーツと出逢うのも必然。あっという間にその才能を開花させるまでがセット。
良いじゃないか。ガンダムというフォーマットを使って自由に遊ぶ。それが「機動戦士GUNDAM GQuuuuuuX」だ。
ジオンが企図したアクシズ落としを本作では連邦軍が行って、シャアがそれを止める。ガルマは死なないし連邦軍は負ける。安良さんが不要と劇場版では切って捨てたシャリア・ブルに焦点を当てて物語を再構築したのも見事。幾多ある"あり得たかもしれない未来"のうちのひとつだ。乗っかって楽しもうと思える。
それにキシリアやシャアとシャリア・ブルの会話よ。まるで富野さんが書いた⁉︎と思うほどの富野節!素晴らしい!そうそう、コレコレ!と思わず胸が熱くなった!
後半からはイマっぽいJKが「天気の子」に出てきそうな雑居ビルの屋上にある鳥居で舞って、ZZガンダムのジャンク屋を彷彿とさせる仲間と出逢って主人公としての人生を歩み始める。
ニュータイプとしての閃きを描くシーンがなんか軽いけど、僕らが愛したアムロもカミーユも暗すぎたんだ。明るく、前向き、ハッピー!みたいな彼女がどんな冒険をするのか見届けたいとおもう。
やけに画と音楽をクロスオーバーさせるし米津玄師、ずとまよ(みたいな曲)を扇状的に入れるあたり興醒めしてしまう部分もあるけれど、テレビシリーズが楽しみ!
さあ、見せてくれ!人類の革新とやらを!!
流石ガイナックス(カラー)
ネタバレ云々と言うので気にはなっていたのですが、成程これはネタバレ気にする所でした。
最初はまた、初代のパロディかと思いましたが、パロディどころかアナザー(?)でした。
よく考えたらガイナックスなので、その辺りはお手のもの?
とは言え一年戦争編は流石にさらっと流すかと思ったのですが、かなりのボリュームでこれで最近の人ついて来れるんだろうか?とか思いつつ、後半はノリ主体の展開。このギャップはなかなか。しかし、これまた好みは完全に分かれそう。でも僕はとても好きです。
続きがどう転ぶのかは不安ですが、この作品としては満足でした。そして久しぶりにフリクリ見返したいと思いました。
それなりに面白かったけど
テレビアニメの劇場先行公開、というものなので、単体の映画としては、そもそも高く評価できるものでもない。というところを考えると、思っていたよりは面白いものだった。
いきなりシャアが出てきて、どういう展開になるのかと思ったが、これは、パラレルワールドのガンダムです、という紹介なのか。シャアの声も違うし(やっぱり声が軽く聞こえる)。
ファーストガンダムのリメイク?部分はそこそこ面白かった。連邦の方のキャラが全くと言っていいほど登場しないのは、尺のせいかいろいろとあった大人の都合なのか。
後半は、普通の、ボーイ・ミーツ・ガールじゃなくて、ガール・ミーツ・ボーイな展開。正直、ここから面白い展開になっていく想像が出来ないのだが、シャアはまた絡んでくるんだろうか。
赤いガンダムは、最初に現れたときの動きだったらザク2体なんて瞬殺できそうだったのに、クランバトルでは妙にもっさり戦ったり、マブダチとか言いたいだけなんじゃ、という気も。この先、クランバトル中心に話は進むのか。そうだとしたら、あまりぱっとしないものになりそうだし、ジオンだのなんだのと政治を絡めるとそう長くは無いテレビシリーズで収集がつくのか、という不安もでてくる。
個々のキャラはまずまずか。クランバトルのジャンク屋はグランディス一味ぽい。脚本・監督繋がり的に。ニャアンという少女がクールビューティーに見えて、臆病なドジっ子というのは良かったけど、話に絡んでくるのかどうなのか。
とりあえず、この映画は、そこそこ楽しめた、という評価。休みだったので平日に見たが、結構人が多かったね。大人の男女ばかり。女性が結構いたのが意外。
ずっと観てたかった一年戦争
シャアの声に初めは違和感が少しあったが、ギレンの野望を思いだしとても楽しめました♫
一年戦争をスタジオカラーが作りました!をずっと観ていたかった位前半は面白かったです。
後半からは、可愛らしいキャラクターが色々出てきてテレビアニメって感じでした。
前半は予想外で楽しかったです。
アムロ達が居ないのが寂しかったですが(笑)
飛び出していけ宇宙の彼方
大方予想を立てられていた通り宇宙世紀の「もしも」、パラレルワールドから進んだ物語といった位置づけの物語。サイコミュがより発達し、戦術なども変化が見られたその先にある世界がTVでは描かれて行くのでしょう。
エッセンスを散りばめつつも独自のルートをたどり、技術や戦術、国家や軍隊の在り方も変わったスタジオカラールートとでも言うべきやり方は賛否が別れるのは当然と思いましたが、私はとても楽しめました。重要キャラの声が早速違い同じものではないことを示すように感じたり、ここぞとばかりに詰め込まれる設定がどんどん叩き込まれ、見終わった後に暫く頭の整理のためにぼーっとしておりました。
スタジオカラー節を感じさせるSE、BGMの元音源の利用と今までのデザイナーとは異なるMSデザイン、そしてジークアクスのアンテナのロックボルト。
私はカラー好きでもありガンダム好きでもあるので賛否別れる気持ちはわかります。
なので、私はこの作品を今までにあるようでなかった「宇宙世紀のパラレルワールドというアナザー作品」という感じで見てみました(一回しか見ていませんが前半のところで覚悟を決める時間はありました)。するとアナザー作品に感じる異なる設定を取り込むようにすんなりと世界に入っていけました。
なら全くの新規でやればよかったではないか、という意見もあるでしょう。ですが逆に、こういうのがあってもいいんではないかなという事もできると思うんです。
是非本来のルートという重力に縛られず、この宇宙を自由に楽しんでみて頂きたいです。
シン・ガンダム
先に鑑賞した弟が「予備知識ゼロで観に行った方がいい」とアドバイスしてたので、情報シャットアウトして見ました
タイトルの読み方もわからない状態でした
フツーに面白かった、但しファーストガンダムを観てないと全くわからないですね。一応宇宙世紀の話だから当たり前か
音響も迫力あって劇場で見る価値あったと思う
カラーが制作してるというのも知らなかったので、後で知ったときはなるほど、と思いましたし、さすが庵野秀明さん色々ひねって来ますね
なのでスタッフロールの後にも仕掛けあると思いましたが、これは無し
これから始まるTV放送で色々謎が明かされると思いますが、まだストーリーは見えてきませんね
シャリア・ブルがブライトさんみたいなキャラになっていて今後の活躍が予想される展開ぽいのでそこが嬉しかったな
そもそも初代ガンダムの青赤白のトリコロールカラーって...
ネットでチラッと見えたネタバレ「ジオンが勝利した世界線」が気になって急いで見に行ったのですが初代ガノタとして色々な事に目を瞑れば結構楽しめたし面白かった、というかある一点において希望と期待が膨れ上がって来てワクワクしてしまいました。この世界線、ララァが生きてる!
作画・CG・動きは流石カラー◎、モビルスーツデザインはカッコ良かった◎、ストーリーは好き嫌いは別にして制作側の意図をうまく反映できていた◯ではないでしょうか。初代崇拝ガノタなら名台詞をなぞっていった序盤を初代を茶化しているように感じた人もいたかも知れませんね。ストーリーに難があるとすればクランバトルに参加する理由が弱すぎる、「前日ジャンク屋が払った程度のお金がなくて今日欲しいから参加します〜」ではバトルの緊迫感が出ませんね。棄権すれば終いですもんね。例えばランキングトップが一年戦争時の親の仇だとか常勝モビルスーツの謎を解き明かすスパイものとか、まぁ私のような素人がベタ設定をいくら並べても仕方ないのですが、このあたりは“ビギニング“ということでいずれ本編の方で深く語られていくことと思います。
しかし、色々なことに目を瞑らないで両目をカッ開いて見ればイチャモンはいくらでもあります。
1.青赤白のトリコロールカラーは囮用かとありましたがデコイだとすると目立つ塗装にする訳がないしそもそも初代ガンダムの青赤白って1974年アメリカの戦闘機Fー16の試作機のお披露目会向けの特別塗装のトリコロールカラーを模したもの、つまりRX78−2ガンダムは特別塗装で軍のお偉いさん向けにお披露目会を準備してたところを襲撃され不利なカラーリングのまま実戦投入、しかし勝ち続けてエースに登り詰めたという武勇伝を補強するバックストーリーだったはずなので「ん?囮?どういうこと?」と思いました。アルテイシアのGMが連邦側の強MSとして認識されて模したと言う事なのかしら?この世界線では白いモビルスーツはローンチ前に奪取されて赤く塗られちゃったので実戦投入目的のGMがそもそも存在しない白い強MSに模して白く塗られる理由がないのでは?と思いました。
2.一年戦争時ガンダムの対抗MSとしてギャンやゲルググが開発されたとするならガンダムを奪取できたんだから解析してもっと早期にゲルググ相当のMSが投入されていてもおかしくありません。豚顔じゃない男前イケメンゲルググ登場も可能だったはず、あれ?もしかしてGQUXってこの世界線のイケメンゲルググ?
3.ジオン公国が勝っているのなら地球方面はマ・クベが司令官のままなんじゃないの?何で宇宙にいるの?ドズルの後釜?地球では負けて帰って来たのかしら?まさかガルマが地球方面司令官?
4.シャリア・ブルが生きているなら搭乗機は実験機ブラウ・ブロじゃなくて実践機エルメスでしょう?シャアよりニュータイプ能力が高いはずなのでシャアより先にサイコミュ初搭載機エルメス&ビットに乗るべきです、エルメスを後で登場させる予定がなければ、ですね〜。或いはプラモデルに「ララァ/ブラウ兼用モビルアーマー」と書かざるを得なくなるから出さなかったのでしょうか。
5.ララァの思念波をサイコミュで増幅して宇宙に放射した結果ビットを遠隔で操作出来ましたがニュータイプ能力の強いアムロと共鳴してしまって刻が見えちゃった、というサイコミュを媒体にした人と人の共鳴が初代だと思っていたのですが、今回サイコミュが暴走した時シャアが共鳴は俺じゃないと動揺しています。「共鳴する2人のうちの片方はお前ちゃうんかい」と思いました。人と人でなく機械と誰か他の1人が共鳴したということなんでしょうかね。暴走でソロモンにターミネーターのごとく球状にぽっかり穴が空いたことも気になります。消えた岩はどこへ行ったのか、もしかして亜空間・・・サイコミュの特殊機能の後付け設定っぽく見えて、スターウォーズEP7〜9のフォースの機能拡張に対するイヤな記憶が呼び起こされます。
6.クランバトルは「ガンズアキンボ」っぽくて面白そうに思えました。しかしバトルをコロニー近くでやるの?サイド5の廃棄コロニーとかアステロイドベルトとか、人の住んでない所でやらないの?核融合炉積んでるんでしょ?爆発したら隔壁に穴開くよね?人が吸い出されたらどうするの?と思うとムズムズします。ジャンクのザクを修理してバトルで賞金が貰えるなら儲け物ですが、新品の最新のモビルスーツが手に入ったならそれを闇で売った方が儲かるような気がしますけどね。世界で1台しかない盗難車でTV放映されるレースに出るような、もうリスクが高すぎます。
7.モビルスーツのセキュリティが甘すぎますねえ。今時スマホですら指紋でも顔でも認証しますのに。ニュータイプだからって乗れますかね?オメガなんとかって言うヤバい装置もついているんでしょう?普通強襲して強奪するか遠隔で自爆させるかパイルバンカーでも打ち込んで破壊するかするでしょう?謎のパイロットの素性を知るために泳がせている感じもしますけども。
8.サイド6コロニー内に侵入したペガサス級戦艦に向かって「まだあんな戦艦に乗ってるんですか」みたいなセリフがあったように記憶していますが建造0078年、今が0085年なら7年しか経っておらず全然新造戦艦の範疇だと思うんですけどね。車なら車検三回目ですよ、まだまだ乗れますよ。私が何か見落としているのかしら?
9.今回ハロがスターウォーズのR2D2みたいなサポートAIの機能を持っていたように見えましたが、そもそもアムロ・レイのハロは連邦の技術者テム・レイ博士が開発試作したMS用学習装置の古いバージョンを子供用玩具ロボット「ハロ」にアムロが魔改造して組み込んだ特別仕様のはずなのでそれがベースになってサポート機能が進化したならわかるのですが、アムロ・レイが登場しないで何故玩具ロボット「ハロ」が進化したのか、つまりハロの形態を取る必然性が薄いと思ったのですが、連邦が負けて職を失ったテム・レイ博士が玩具会社に再就職した或いはアムロ・レイが玩具会社に新卒入社したんなら納得です。
いろいろイチャモンを書きましたが勘違いや思い込みや見落としに依る所も大きいと思えるので今後本編で説明されたり解き明かされたりを期待するしかありません。エンドロールを見れば初代ガンダムやエヴァに関わった方々が名を連ねていらっしゃるので雑多のイチャモンを整合できる理由などあらかじめ熟慮されているのだと考えます。肯定でも否定でも賛でも非でも色々な所が気になる作品だとすれば大成功だと思います。ただ、大きく文句を言いたいとすれば、ジオン公国が勝利するストーリーなので内容的に被っちゃう「ギレンの野望」が映像制作される可能性がほぼなくなっちゃったと言う事、最終回に連邦に勝利したギレンを倒したキャスバル・レム・ダイクンがシャアでもクワトロでもなくダイクンとしてジオン公王に就任するみたいなストーリーを夢想してももう実現困難ですよね。シャアと言えば初代の時の巨大な劣等感から滲み出てくるニヒルさみたいなものをこの短い上映時間で表現することは難しいとは思うのですが、今回は何だか最初から最後まで満たされて消えていったように見えるので今度登場する時は浮かれて陽気なシャアかも知れませんね。
映画を見終わって家に帰る車中でエルメスが出てこなかった理由を考えていたんです。こりゃTV本編最後の方でララァと一緒に出てくるんじゃないかと。昨年2024年に開かれた「安彦良和原画展」の途中にポストイットにメッセージを書いてパネルに貼るコーナーがあったんですがキャラクターも描いていた人も結構いらっしゃって、その内の多くの方がララァだったんです。安彦良和キャラ一番人気はララァでした。二次創作でも何でも、幸せそうなララァを見るとホッとする人も多いんじゃないでしょうかね。ああ、この世界線のララァはどんな感じで出てくるのかな、と思った時ハッと気付いたんです。監督にトミノ入ってんじゃん!おいおいトミノ入ってんじゃんか。うわっアンノも入ってんのか。え〜〜また悲劇繰り返すのぉ〜〜?え、マジで?映画を見始めた時はワクワクしたのに、今はちょっと滅入っています。ララァ出るのかな?出ないのかな?どっちかな?
どうか予想が当たりませんように。
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