機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningのレビュー・感想・評価
全220件中、61~80件目を表示
機同人士ガンダム
初代ガンダム世代の者です。
前半については、随所に思わずニヤリとしてしまう絵面や効果音。セリフにしてもガンダム臭をしっかり出してくれていて好意的に受け止めました。
なので、中には後々に名言として拾わせようとしているのかな?と思わせるような、やや薄らクサさが同居していても、それはそれで匂いも味の内…と楽しめたのですが…。
時は進んで時代は変わり、
そして、時代が変わると同時に何故かキャラクター達の作風までもが変わると言う腑に落ちない状況。
でも、モビルスーツは前時代からの作風を引き継いでいて、この整合性のぶった切り加減に対して単純にガッカリしてしまいました。
ですので、ここからはガンダムと言う雛型を使った別作品を鑑賞するつもりで座席に座り続けました。
この作風変更はどうした風の吹き回しなのでしょうかね?きっと諸般の都合なのでしょうね。
新しいキャラクターの作画は、初代贔屓な私の好みからは大きく外れるため、これは好みの問題ですので悪しざまにどうこうは言いませんが、仮に最初からこれらの新キャラクターで物語が始まっていたのなら、ここまでの違和感は覚えなかったようにも思うのです。
それだけに、この切り替わり様は謎です。
ストーリー自体は今後の伏線回収に向けた楽しみも散りばめられて悪くはないのかなと。
とは言え、あの高度なテクノロジー設定の世界でスマホを使っていたり、主人公がポップステップジャンプの要領でモビルスーツのコックピットに乗り込むシーン等は機動戦士と言うよりは、サイボーグ戦士かはたまた美少女戦士でしょうよと苦笑してしまいましたが。
ファーストガンダム世代だけど、自分的には有り
高校生の時にファーストガンダムを見た世代です。
前半部分は賛否あるとおもうけど、私はそれほど拒否感はないです。
確かに、本来の機動戦士ガンダムという作品はアムロの物語です。だから、初回もああいう展開にならざるを得ない。でも、普通に考えると、モビルスーツを操った経験がないアムロが、初めてモビルスーツに搭乗したにもかかわらず、機体の起動だけではなく戦闘までこなすというのは、やっぱり無理がある。冨野御大も小説版ではアムロ達は元々軍人だったと書いてるくらいだから、無理は承知だったんでしょうけどね。この映画のように、シャアが初めて乗った機体を使いこなすという事ですら、本来は無理があるんだから、ファーストのあの描写は本当はあり得ない(もちろん、作品の初回としては素晴らしいんだけど)。ジェット戦闘機だって、機種によって操縦マニュアルは違うんだし、なんなら自動車だって車種によっては運転に戸惑うこともある。
ガンダムという作品も、継続するうちにいろんな亜流が増えすぎているので、これくらい思い切ってリセットしてもいいんじゃないかと思います。
ただ、前半と後半で絵柄が違いすぎるのは減点ポイントかな。
あと、アムロが存在しない世界なのか、存在はしているけどガンダムには乗らなかった(乗れなかった?)世界なのかは描いて欲しかった気がする。アルテイシアが出ているだけに。
それから、映画のシーンを思い出すとき、前半のシーンはどうしてもオリジナルの声優さんの声に脳内変換してしまいますね。
ガンダムと大体同じ歳
まずは僕のガンダムリテラシーについて。
リアルタイムで見たのはZの途中から。ほとんど覚えてなくてZZの方が覚えている。
その後はν、F91、08小隊、0083で一段落。だいぶ空いてVガンダム。そして水星の魔女は1stシーズンで息切れ。ファーストガンダムは劇場版3部作だけで、TVシリーズは通しては見てない。小説版の世界の方が馴染みがある。でもSDガンダムやボンボンでガンダムは空気のように摂取していた。
そんな感じ。
タイトルに色物臭を感じ、尻すぼみになるシンシリーズからカラー制作にも軽い忌避感。おかげで何の情報もなく観に行くことができた。
劇場が空いていたし、連れがいたので、開始してすぐに「あれ?これもしかして」「これ1話じゃん!」「アムロが出てこないの?!」「一人だけ作画違うけどシャリア・ブルって名前だけしか出てない人だっけ?」と小声で興奮を伝え合う。そこから0079パートが終わるまでは「これは予想外に面白いものを観てしまった!」という興奮でいっぱいだった。
本編というべき後半パートについてはTVシリーズを見るまでなんとも言えない。
願わくばガンダムが世代を超えたコンテンツとしてつなげる一作となりますように。
共感できるキャラクターがない
この映画のみで判断すると、冒頭から現れるシャアと呼ばれる人を中心に物語が進みそうで全く進まない、何か名言ぽいセリフの羅列、眠たくなってしまうぐらいの長さでそんな演出が続いていた。結局、状況は分からないけれどシャアがロストするだけなら、せめてもう少し短くできたと思っている。
新たな主人公っぽい少女が出てきても彼女の行動に共感できないので、キラキラに取り憑かれている麻薬患者のような印象しか最後まで残らなかった。普通に考えると怖い人間性だ。とにかく誰一人、シャアを追いかける人にすら共感できるエピソードはなかった。必要最低の情報が羅列されている演出であり、それを派手なアニメーションとオシャレな歌で引っ張れると制作陣は踏んだのだろうが、共感できる感情なくして物語はありえないと思う。
この映画はロボットが動いているだけで視聴者の心が動くと思っている人しか楽しめないだろう。CGの発達した今のこの時代に。
面白いか面白くないか?で言えば面白かった
一番初めのガンダムテレビシリーズリアル視聴世代で、それなりに思い入れのあるであろう庵野氏、鶴巻氏らの「自分たち流にファーストガンダムを弄ってみたいなぁ」という願望と、新シリーズを上手く宣伝して幅広い世代に浸透させたかったバンナムの思惑が一致して出来上がった作品なような印象を受けました。
前半のパートの設定は斬新といえば斬新で、オールドファンは喜ぶ演出かも知れませんが、個人的には思い切った演出でインパクトを与えつつオールドファンを取り込もうとしている意図が見え透いているように感じました。
とはいえ、面白いか面白くないか?で言えば面白かったと思います。
前半部分は、映画紹介のあらすじとして書かれている後半パートの内容とは全く違う展開で始まったので、「あれ?上映劇場の選択時に違う映画を選んでしまったのか?」と焦った気持ちになりましたし、お馴染みのキャラやMSの登場にはやはりワクワクする気持ちになりましたから。
ガンダム補完計画?!
ファーストガンダム以外は嗜む程度のガノタ(ガンダムオタクの愛称)とは言い難いアラフィフ世代ながら前半のニュービギニングで頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
“未知のガンダム作品“であるはずなのにある種の【デジャヴ現象】に陥らせる制作陣の手腕には脱帽です。
未視聴の方はまず刮目して観よ!としか言いようがありません。
俗な表現を使うなら「ガンダム補完計画」
オールドファンには、脳内で過去の記憶がリフレインされて 過去作品との邂逅 へと誘われる事でしょう。
ガンダム作品新規視聴者には、まだ見ぬガンダムワールドへの 水先案内人 としての役割を果たすのではないでしょうか?
キーワードは、ミステリー・ノスタルジー・オマージュでしょうか?
散りばめられた謎として、MAV(戦術)やシャロンの薔薇・オメガサイコミュ・ザクノヴァなど、考え始めたら考察で三日三晩費やしても終わりませぬ。
何がノスタルジーなのかは、百聞は一見にしかず。これに関しては説明不要でしょう。
オマージュ、これは各自感じて下さい。別に、ニュータイプでなくても大丈夫(なハズ)です。
最後にあの紅を纏ったガンダムですが、昭和オタクとして勝手に命名させて頂けるなら・・・
ネイ・ガンダム
※ネイは昭和にニッチな界隈で流行った単語で決して◯◯ではないという意
ーあとがきー
長文失礼しました。読者の皆さまにとってオンリーワンのコメントになっていれば幸いです。
今風…とは?
前半はこのストーリーが過去作のパラレルワールド(今風に言うと別の世界線か?)と言う事が丁寧に描かれている。自分は1st世代ではあるが、既に様々なアナザーガンダムに慣れている事もありすんなり受け入れられたし、1stの超有名人の声優変更も最近の中の人は重厚感がマシマシになった替りにスピード感が損なわれている感じを受けていたので、いつか交代するならこのタイミングでいいと納得できた。
後半は一転、新しい世代でのお話。作画やテンポ感などおおむね楽しめたんだが…
主人公・マチュの行動の動機が視聴から時間が経つ程不快で不愉快になって来た。
少なくともこの映画の中ではマチュはいわゆる「普通」の女子高生で、現状に大きな不満がある様な描写は見られなかった。だが彼女は劇中2回、自らMSに乗る選択をした。
一回目は軍警察を止める為だが、それ以前の軍警察の行動は横暴に見えたものの、目的はコロニー内に不当に侵入してきたジオンのMSへの対応と正当であり、且つ見える範囲にMSを操縦できる人間が二人居た(自分より適任者がいる)にも関わらず搭乗している。もし自分がガンダム始め色んなロボット物のアニメを見ていなかったなら、この場合とる行動は自己保身であり、言い訳を考えるか全力で逃げるかの二択である(もしマチュがこの世界のロボットアニメガチ勢ならワンチャン自分の活躍を夢想してノリノリで乗り込むかもだが…)。思春期とは言え、一般的な家庭に育った高校生がその様な行動に出るかはなはだ疑問に感じた。むしろ現状に不満がありそうなニャアンの方が動機がありそうに見える。
そして二回目、クランバトルへの参戦である。現金が必要(こちらもニャアンの方が切実で、マチュに関しては新しい携帯端末が欲しいと、それ程重要には見えない)と言う事もあるが、何よりマチュが求めたと感じたのは「キラキラ」だ。Gクアクス初搭乗時に1stでアムロとララァの間にあった感応の様な描写を体験し、あれをまた見たいと。本物の戦争ではないクランバトルとは言え、銃弾は飛んでくるし、MSは頭部を破壊されただけでも誘爆の可能性は十分ある。死の可能性は普通に暮しているより格段に跳ね上がるし、クランバトルは非合法のギャンブルでもあり、今までの生活に戻れなくなる事も考えられる。我々視聴者はニュータイプ同士の感応は人の革新につながるものであり(実際にはその後必ず悲劇につながり台無しになるのだが)素晴らしい可能性を秘めているのは知っているが、劇中ではそこまで理解されていない単なる不思議な体験程度のモノであり、クランバトルに踏み出す最大の動機が「キラキラ」であるならばあまりにも軽薄だ。他のリスクを無視して安易に快楽を求めて麻薬に手を出す一般家庭の子供と重なって見えて、これが今風というか今の若者の行動理由になるのだとしたら怖いとさえ感じた。
もちろんこの後半部分含めてこれから始まる物語の導入なので、そちらの方で納得のいく理由が語られるのならストンと腑に落ちることもあるだろうけど、この映画単体での評価となれば、以上の様な怖さを感じた部分で自分の感性的には評価の☆を減らさざるを得ない。
ただ、確かにその後の視聴の動機としては充分になったので、作り手側の罠にまんまとはまった気はするが…
ifパートで終わらせた方が良かったのでは…
近しい最近の出来事と比べるなら、Seed視聴後は直ぐに飛び交う感想でザワザワしてたのに今作は「素直に気持ち悪いと言うべきか…」というシーン…とした空気でした。
感想としては前半星5で後半星0です。
ifが気に入らないとか伝統がどう以前に、後半本筋の方で不自然なサービスカットとか半端なタイミングでの挿入歌とか鳥肌立ちっぱなし且つ全然共感出来るポイントが無いのがキツいです。
これならいっその事、ifパートだけで終わらせてくれた方がストレスは無かった…。
ガンダムのマルチバース的展開
なるほど、それでネタバレ前に観ろ、と多くの人が言っていたのか。開発されたばかりのガンダムにアムロではなく、もしシャアが乗ったら、というお話。ガンダムのマルチバース的展開といったところで、アイデアとしては面白いけど、それほど驚きはない。それが前半。
問題は前半と後半のギャップ。おなじみの旧キャラと新キャラのデザインに差がありすぎて違和感が半端ない。前半時点でもシャリア・ブルはなんか変な顔のデザインだな〜と感じていたが。前半のリアルな人物造形やシチュエーションに対して、後半は登場人物のデザインや行動パターン、キャラの動きや声優の演技も漫画的になる。
「水星の魔女」みたいなガンダムバトルが始まって、どう考えてもモビルスーツの所有やメンテなんて、あの規模の連中じゃ維持できないだろう。
この展開なら別に前半パートやシャア自体要らなかったし。この後のTVシリーズでシャア登場の意味とかは回収されるのかもしれないけど。
素直に何が面白いのか疑問
ガンダムに関してはある程度名前を知っている程度の理解度で友人に連れられて観に行きましたが、何が面白いのかほとんど理解不能でした。
前半はシャアが主体となるのですが
こちらは初代ガンダムをリメイクし、ジークアクスに繋がるまでのお話として作成したものです。
ですので「ジークアクス」の作品ではありません。
正直、初代ガンダムを知らなければ「再解釈をした面白さ」は不明ですのでこの点に関するレビューは割愛します。
(なお、シャアの戦闘におけるカリスマ性の描写には素晴らしいと感じる面はいくつかありました)
映画後半ではついにジークアクスが始まるのですが
こちらはこちらで気持ちの悪い演出と都合の良い展開が多く存在し困惑を誘います。
・体制を崩した主人公と謎の女の子が抱き合う形になってしまう→キラキラエフェクト
・初対面で急に影から至近距離で髪を嗅いでくるキモすぎる謎男に赤面する主人公
・そんな謎男を信用しきる主人公
・拳銃を持ったアングラの輩が集う小屋を勝手に漁り始める主人公→もちろん「おもしれーやつ」扱いを受け、被害や脅しに遭ったりはしない
・戦争未経験戦闘ド素人の主人公が兵器を使った人間相手の戦闘を初めて行ったにも関わらず、死の恐怖、命を奪う罪悪感などにも駆られない。その日の夜には忘れてケロッとしている
・その癖翌日「クランバトル」という賞金目当てのアングラバトルでカメラを破壊された際に「私死ぬ!?」と急に焦りだす
など書き上げたらキリがない程気持ち悪い演出に都合の良い展開とやりたい放題です。
また、主題歌の使い所や歌の挿しどころも雑です。
初めての戦闘が行われるタイミングで主題歌が流れるのは良いのですが、展開的に全く燃えません。
要約すると「ピンチな時にガンダム落っこちてた!乗ったら勝手に動いてやっつけてくれた!」です。
「もしもあの改札の前で止まらずに歩いていれば、君の顔も知らずのまま幸せに生きていただろうか」
とかアングラ女子との出会いに思いを馳せるような曲も流れ始めますが、これどう見たら感動するんですか?
主要人物たちと出会ってまだ当日か翌日です。出会いに思いを馳せるには早すぎます。
それにガンダムが勝手に動いてド派手に敵を蹴散らす展開でこの曲が流れるのも意味不明です。
何に感動すればいいんですか?
また、曲を流すタイミングは他にもあり
お使いに走ってるだけの場面や闇バイトのおじさんに叱られているシーンで主題歌や曲が流れたりします。
日常の中で曲流せばエモいとか思ってるんですかね?
恐らく前半の過去パートに時間を取られたために良い挿れどころが無かったのでしょう。
そして映画のラストは
お金のために参加したクランバトルでモブとのバトルに勝利して映画終了です。
ろくにトレーニングもしてないくせして戦闘中にカメラ壊されて死んじゃうかもとか
誰か助けてとか何か色々ほざいてますが、何やかんやあって仲間とガンダムが勝手に動いて倒してくれるので勝利です。
え?ストーリーは?山場は?
明確な目的や敵も現れないままに映画は終わってしまいます。
映画の途中、主人公は貧民を人道的に扱わない警察に対して正義を掲げたりもしますが
出会って2日の友人のためとはいえ、自分はお金のために非人道的な行為も許容されるアングラのクランバトルで相手の機体の頭に全力で斧振り下ろしてます。
別に相手に相応の恨みがある訳でもなく、事前に武器を破壊しての無力化等の作戦を考えるといった事もないので主人公は人の命を毛ほどにも考えてません。
「やらなきゃやられるんだから仕方ない」という人も居るかも知れませんが、そもそも道徳を語っておきながら人の命を弄ぶようなコンテンツに興じる事自体言語道断です。
行動理念が狂ってます。
なお「友人のためにクランバトルに参加」した点ですが、
友人は違法品売買の仲介をしており、売上金を紛失したために実費で補填しなければ闇バイトをクビになってしまうからだそうです。
今日中に金が返せないと命が危ない!とかではありません。
つまり主人公は「出会って2日の背景も分からない友人に闇バイトを続けさせるためなら人を殺しても良い」と考えていることになります。
もう一度言います。行動理念が狂ってます。
これも制作陣の「ほら、友達想いで義理人情に厚い"良い人"でしょ?」というキャラ付けのために都合の良く付けられた正義感である事が透けて見え反吐が出ます。
悪い事をしたという理由で友人を地平線の彼方まで殴り飛ばすアンパンマンの方が遥かに友達想いで義理人情に厚い良い人です。
一方初対面で他人の髪を嗅ぐ気持ちの悪い犯罪者予備軍の友人は、通常「お腹すいたー…」や「あ…お金、ないや。」といったどこゆく風のような言動と
街中にグラフィティを好き勝手に描くといった自由な性格をしているようですが、
ガンダムに乗る前後だけ「〜と、ガンダムが言っている。」などといかにもネット流行を狙っていそうな台詞回しと口癖を憑依させるため、まるでキャラクターが喋らされているように感じます。
この点も制作陣によるキャラの押し売りが抑えきれておらず気持ち悪さが加速します。
また、時折主人公は空に憧れを抱くような言動を見せてましたが、何も回収されません。
続きはTVアニメで!と言いたいのでしょうか。
現状では全く見る気になりませんでした。
エンドロールには
星街すいせい「もうどうなってもいいや」
と書かれていたので、このアーティストも諦めたのだと理解しました。
個人的には前半と後半は別の映画として出したほうが良いと感じます。
そうすることで、もう少し時間的余裕も生まれ山場や映画全体のストーリーの展開をする余白もできたのではないかと思います。
失敗できない雰囲気なのは分かる
新しいキャラデザインにしても結局宇宙世紀の話や設定を引き継いでいくのかと
そりゃシャアがガンダム奪う展開は面白いし、「ガンダム、出る」なんか!とか新鮮な感じもあるし
ミノフスキー粒子やコロニーといった単語を説明なしに使いまくれるし
ファーストのヲタも「シャア出てくるの」とファーストとの絡みも期待するだろうし
可愛いキャラデザインは新しいファンをつかむのにも効果的だろう
でもせっかくここまで新しいキャラデザインにするなら宇宙世紀とは全く別の世界観、設定でも良かっただろ、と思う
まあ商売だから売れる為には「使い回しと見せかけた違う世界線」も使えるなら使いたいだろうし
「カラーがガンダムやる」となれば失敗は許されない雰囲気になるし
現に日曜日夕方の回はかなりの客入り、前2列にも人いたくらいで興行的にもうまく行ってるし
ネット評価もいいから
まあこれはこれで正解なんだろう
少なくともつかみとしては
でもやっぱりもっと独自の、もっと奇抜な、もっとオリジナル強いものもできただろうとどうしても思ってしまう
これもヒットシリーズの、キラキラなニュータイプの宿命なんだろう
テレビシリーズも多分最初は観ると思う
ネタばれ厳禁なのは理解、リマスタリングされた音楽も懐しいし米津玄師のPlazmaも新鮮
最近のアニメに多い異世界転生ものの分類
IFの世界観は誰しも考えるから
それが実現された事に驚きとワクワク感が高まる
親父にもぶたれたことないのに!の少年が出て来ないのも新鮮
結果、アニメへの導入としては面白いけれど
これでハードル上がってしまったので
2vs2の単なる「MSバトルアニメになってしまわないか」を祈るばかり。
米津玄師のPlazmaはかなり良く
さすがケンプァー大好きなだけはある笑
ジークジオン
まず松竹の富士山じゃなくなったことに違和感を感じつつ、本編スタートした瞬間に「え?どこから始まるん?」と嬉しい困惑。
親の声より聞き覚えのあるナレーション「人はそこで子を産み、そして死んでいった」でコロニー内壁にレーザーが突き抜けた瞬間の歓喜。
ファースト直撃世代で、ジオンのモビルスーツのガンプラしか買わなかった身からすると、前半はずっとニヤニヤしてた。
太平洋戦争の架空戦記アニメ観てる感じ。
もう、ここまでだけで充分お腹いっぱい。
鶴巻監督だけど、やっぱり庵野さんはヲタクの星やなと痛感。
なんかわかんないけどわかった‥ような気がする。
特に観に行くつもりはなかったけど、入場者特典の設定資料集(?)につられて、ノコノコと観に行ったわけです。
観に行くつもりはなかったはずだけど、結果的にネタバレを回避していた自分に感謝したい。
「ガンダムを観に行ったと思ったら、ガンダムが始まった。」
こんな感じの感想をSNSで見かけたが、全くその通りだった。
冒頭から、聴き馴染みがあり過ぎる効果音が流れ、タイトルが画面に出た。
この感じ‥前にも味わった気がする。
あぁ、シン・ウルトラマンの時だ。
その瞬間自分の中で、これはもう「シン・ガンダム」だと結論づけた。
いつかシン・ガンダムやってくんねーかなーと、何となしに思っていたのが急に叶ったような。
ファーストガンダムのifから始まった今作。
何が良いって、シャリア・ブルが謎にカッコよくなっているところ。
ファーストでは白髪と口髭のオッサンでしかなかったが、何やら洗練されたイケおじに変貌を遂げていた。
シャアがコロニーに潜入し、ガンダムを奪取。
それどころか木馬すら奪い取ってしまう。
そこにアムロはいませんでした。
いませんでした。
いませんでした。
僕は何を思えばいいんだろう。
なーんてことを考えていたのも束の間、気が付きゃガンダムはシャアカラーに彩られ、木馬もジオンカラーの渋い姿に。
これはこれで良い。
ビットまでついちゃってもう重装備のエヴァ状態。
実際今作のコロニーにアムロがいたかはわかりませんが、存在しなかった結果が今作で、存在した結果がファーストだったとしたら、少年ひとりがとてつもない影響力を持っているんだと実感。
戦闘の描写もさすがという感じで、頭部バルカンのシーンでは、頭だけグルリと回転し、逆さま姿勢で頭固定の身体だけギュルンと回転する演出も良い。
(書いてて意味がわからないけど、観た人ならわかるはず)
4つ目のガンダムも、エヴァみがあって個人的は好みだった。
ザクの下半身も、武者みがあって好み。
後半はちゃんとGQuuuuuuxだった。
オッサン的にはもう前半が濃すぎて後半は、全く別の作品を観てる感覚でした。
テレビ版が早く観たい。
劇場で謎だった部分が解明されるのを早く観たい。
とても凄い時間を過ごした。
大満足です。
公式予告動画だけ見て行きました
バトルゲームとかそゆ世界観はたぶん無理なんだけどな〜などと思いつつ、友だちが面白かったよ!と言ってたので観に行きました。
ネタバレしないでいてくれた友だちのおかげで、前半、「?…!?…!?!」って感じのサプライズを楽しませていただきました。
当方、オリジナルに拘りのないミーハーなシャア少佐ファンなので、少佐無双に内心小躍りしつつ、この夢はいつ覚めちゃうの…??とびくびくしていました。なので後半への展開は、やっぱり…って感じでしたが、後半、かけらも共感できない主人公の感じがいかにも昔のガンダムで、それはそれで楽しかったです。
オルフェンズぶりにテレビシリーズも観てみようかな、と思いました。
ここでは映画として評価します
映画好きとしてガチレビューします。決して逆張りではありません。
【Aパート】
噂通り庵野氏主導ならという前提で。シン・ゴジラは独立した映画として良質なエンタメ作。シン・ウルトラマンとシン・仮面ライダーは郷愁と偏執を氏と共有できればプロの作った同人作としてアリ。本作はその辺りのリスペクトは窺えない。ギミックとして機能しているとは思うが、ファーストガンダムを知らない人にとって魅力的なストーリーではなかろうし。Twitterのお漏らしから察していなければもう少し楽しかったのかもしれないが、それにしてもオールドファンサービスの域を出ないという印象。
【Bパート】
ここからが本筋なわけだが、若年層アニメファン向けと見れば新規層獲得のためには正解なのかな。よく分からんけど。絵面も演出も脚本も声の演技もオジサンがお付き合いするのは正直キツいノリ。Aパートから連なる謎解きやストーリーテリングの評価はテレビシリーズを待つしかない。見るかどうかは気分次第。凄く気になる!とはなってないのが今の正直な感想。
【総評】
私はいわゆるファースト世代なので、ガンダムがバンダイの看板コンテンツであるが故の展開の制約は百も承知だが、どこに訴求するのか絞りきれないのはもしや制作陣も歯がゆいのではないかと思っている。物語は創作者の意図の純度が下がると伝わらないし輝かない。
おまけ
【メカデザイン】
ガンプラモデラー視点で。プラモは人が作ったのを見て急に気になったりする事もあるので今後のラインナップ次第。
【追記】
ガノタ親父として再論考。ファーストTV未視聴の二男と感想戦やって思った事。シャリア・ブルを知らないで観ると分からない思惑が込められていたのでは。ジャブローでアムロを巡りニュータイプという言葉が使われ、宇宙に上がってからのキシリアの目論見描写、ザビ家の者でありながら正体を知った上でシャアを使い最初に送り込んだニュータイプがシャリア・ブルと初のサイコミュ兵器ブラウ・ブロだったわけで。アムロにとっては未知との遭遇なのにオールレンジ攻撃をかわし撃破というバケモノぶりが強調されたエピソード。その後もララァとエルメス、開発中のジオングにキシリアがシャアを乗せた事などに繋がってくる流れの端緒を担うキャラなのに、劇場版でバッサリカットされたことへの当時ファンだった現制作陣の挑発的意図の現れなのかも。もしそうならファースト世代だけが感知できるよう仕組まれた意図ではないか!あの人助演男優賞ノミネートでしょ。ちなみにドムがいいねは一致した。
映画としてはつまらない
最初のインパクトは凄い。ガンダムファンならニヤけると思う。
しかし、それも5分も経つと前半は単なる同人アニメで異世界転生モノのアニメ見てる気分になった。主役?がご都合主義で、進む方向全て正しいのだからそりゃ面白くない。
あやうく何度寝そうになったことか、、、前半はもっと尺を減らすべきだったと思う。
後半はそこそこ普通の女の子のロボットアニメなので、そこからは星3
いい意味で裏切られた
テレビシリーズが決まった時にどんな内容か、ちょっと目にした程度で、事前情報を入れずに見ました。
始まってすぐ、宇宙世紀なんだ〜と思ったらあらアラという感じで、裏切られました、いい意味で(笑)
前半と後半で絵柄が変わってしまうのがちょっと気になります。
モビルスーツのデザインが独特ですが、あれはあれで良いと思います。動いているのを見たらカッコよく見えてきました。
作画レベルも高く感じました。テレビシリーズでもこのレベルを継続して欲しいですね。
続きが楽しみです。
何も言えない理由。
SNSでちょこちょこおススメに感想が流れてきたんですが、どれもこれも「何も言えない」と書いてあり(笑)、あまりに気になり過ぎて劇場へ。
開始後数分の内に「ああ、これは何も言えない。」と把握。
こんな早い段階で気付くとは思っていませんでした(笑)
めちゃくちゃ真顔で「真剣に見ている振り」をしていましたが、脳内は「どういうことーーーーーーーーーー」「待ってーーーーーーーー」と大混乱(笑)
私、これ、ジークアクス見にきたよね????と、ずっと前半脳内混乱したまま見ていました。
でも、楽しそうにしているシャアさん、すごく良かったなぁ。
後半パートに入って、やっと「私、ちゃんとジークアクス見に来てた!」と落ち着きましたが、まだまだ分からない部分が沢山なので、そこはアニメの放送を楽しみに待ちたいと思います。
クランバトルだけでお話しが進むとも思えず、あの前半パートにどこかしらで繋がるのかとか、色々期待してしまう。とにかく楽しみ!!
お客さん達に「楽しみ」と思わせたら、先行上映は大成功ですよね。
そして、みんな大好き、あの緑のおじさんですよ。
すごく良いキャラクターですね。好きです(笑)
スタジオカラーさんの色も凄く出ていたし、本当に面白かった。
基本的に先行上映などは1回見ればいいかなと思ってましたが、これはあと数回は映画館で見たいです!!
親が子を育てて家が代々続いていく
ガンダムシリーズの知識は宇宙世紀だと、『機動戦士ガンダム(テレビシリーズ、劇場版)』、『機動戦士Zガンダム(PS2の「機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ」で)』、『0080 ポケットの中の戦争』、『0083 STARDUST MEMORY』、『第08MS小隊』。
アナザーだと、『機動武闘伝Gガンダム(漫画版)』、『機動戦士ガンダムSEED(テレビシリーズ、スペシャルエディション)』、『SEED DESTINY(テレビシリーズ、スペシャルエディション)』、『C.E.73 STARGAZER』、『SEED FREEDOM』、『機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン、セカンドシーズン)』、『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』、『ガンダム Gのレコンギスタ(劇場版)』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第一期)』、『ガンダムビルドファイターズ』、『ガンダムビルドファイターズトライ』観賞済でその他にもバンプレストの作品へのゲスト参戦やカードダス、SDガンダムなど主にゲーム媒体経由で宇宙世紀について浅く知ってるような感じ。
Z以降の宇宙世紀について知識が不足していることで『機動戦士ガンダムUC』シリーズに乗り遅れ、前シリーズの『機動戦士ガンダム 水星の魔女』も乗り遅れていたので新シリーズに手を出すのも躊躇していたものの、昨年配信された「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」にてカラーとサンライズのタッグで制作される新作アニメシリーズという、アニメファンならきっと誰もが注目する作品が発表されたことで興味が湧き、公開初週に観に行った人からは「ネタバレを見ずに行け!」との助言を貰い一週遅れたもののようやく観てきた。
観終わった直後の気持ちは、なにはなくともネタバレを回避してまっさらな状態でこの作品を観賞出来た、新鮮な驚きを味わえて良かったってこと。
観てる最中には、あまりの驚き(&ファースト、Zを知っているとあまりの情報量に)脳のキャパシティがオーバーしそうになったし、カラーがとんでもないクオリティで別の可能性から広がる新しい世界を構築している嬉しい状況に「おーい!とんでもない作品公開してるぞー!」ってスクリーン途中退出して不特定多数の人達へ言いに行きたくなるくらいウズウズする、シリーズの知識が飛び飛びな自分でさえめちゃめちゃ感激する作品だった…。
たまたま去年ファーストの劇場版三部作のみ観ていてテレビシリーズはまだ見てないのを思い出して一気見してたのもあって「これ一夜漬けしたところだ!」気分を予想外に味わえたのが面白かった。
ファーストの知識が浅い自分でも面白いストーリーを楽しい!楽しい!って前のめりで見たい気持ちと、これ宇宙世紀のキャラだったり事象の改変なのかって疑問(もありZ以降の知識も不足しているのもあり)を自分の中で解き明かしたいけどそのピースを自分が持っていないもどかしい気持ちがせめぎ合って、一つの作品としてとても楽しめたものの終始脳内が忙しく、人によっては「作中描写が足りない」と言われてるらしいけれど、背景情報が膨大な分作中説明しすぎない(考察したり複数回観賞で解像度を上げられる)このバランスが個人的にはとても良かったな。
"Beginning"のタイトル通りまだ始まりでしかなく、人間ドラマもアクションもMSやMAも大きな謎も未だ片鱗しか見えないのがワクワクでしかない。
最初のシーンのザクの関節とか装備のディティールが異なってる時点で宇宙世紀であって宇宙世紀じゃない世界なんだなとは思ったんだけど、個人的に疑問なのが(アメリカのスペースシャトル映ってたり)分岐世界だとして分岐開始がどこからか気になるところある。
それと、(予告公開の際にマチュがハマーンなんじゃないかって説を見たのもあって)シュウジとマチュ、ニャアンが揃うシーンでニャアンが褐色だからなのと時系列としてZの年号を知らないのもあってそれぞれが、シロッコとハマーンとララァなのかな…と思いながら見ていたものの、観賞後の考察記事を見る限り自分の予想は外れてそうな気がするのでジークアクスの次の劇場版なりテレビシリーズ始まるまでに『機動戦士Zガンダム』のテレビシリーズは見ようと思う。
それと、ジオンも連邦も悪いよって思ってる勢としてはファーストガンダムのファンとしてちょくちょく聞くジオニストが、今回の「ジオンが勝ったって宇宙移民の暮らしは苦しいままだ」ってセリフを聞いてどう思ったか(難民の状況が現実世界とダブるところもあり)個人的に気になった。
観終わってみると、こんなに感激したのは『機動戦士ガンダムSEED』なり『機動戦士ガンダム00』なりで流れや一部をオマージュすることは見たことはあれど、これまで外部クリエイターが真正面からファーストに立ち返るリメイクやザ・ファーストみたいな作品が(おそらく)無かったことに対してそれをカラーが成し遂げたって言う偉業を見た気持ちもあり、近似宇宙世紀のifだからこそシリーズ履修してると「こう来るか!」っていう驚きも残し、更にシリーズ初見も置いてけぼりにせず一作品として楽しめる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』みたいな作品だな…とも思ったところで、そもそもカラーはエヴァもゴジラもウルトラマンも仮面ライダーもその要素全てを満たす作品を作り続けてきた集団だからこそこういう構成になるのは明らかではあるものの、どんどん取り扱う作品の規模が大きくなってもそれでも奇をてらわず作品に向き合う、原作者に敬意を払っているカラー製作スタッフのブレない姿勢に感激したのかも知れない。
観終わった後に主人公の名前やフルネームに考察要素が無いかと調べた時に見つけたユズリハという花の説明や花言葉がシリーズやファーストガンダムに対するこの作品のメッセージにも思えるものだったので引用して終わろうと思う。
ユズリハは、新しい葉が古い葉と入れ替わるように出てくる性質から「親が子を育てて家が代々続いていく」ことを連想させる縁起木とされ、正月の鏡餅飾りや庭木に使われる。
花言葉は「若返り」である。
全220件中、61~80件目を表示