リライトのレビュー・感想・評価
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尾道×タイムリープ×ラベンダー=オヤジ狩
ある年代からはどうしても大林作品が頭をよぎるでしょう。言うまでもなく。ご丁寧に石田ひかりや尾美としのりも出てますし(富田靖子も見たかった)
そんなノスタルジーに浸って観ていたのですが。なんか途中から美雪の同級生が鬱陶しくなって来て。もう過酷な運命だの未来人だのどうでもよくなって来ます(苦笑)しげるだけは良い奴なんですけども。そもそも33人?のクラスから職業作家としてプロになれるレベルが二人出るとは!どんな名門校なのさ!
それにしても池田エライザは何を食べたらあんな風に発育するのか?気になります。
300年後から来た未來の青年がクラスの仲間達の人生を変えてしまう作品って感じの作品。
素敵なファンタジー映画みたいだった。
だけど観賞後に考えたら、未來から来た保彦がタイムリープから抜け出す為にクラスメイトに色んなお願いをする自己中心的な大迷惑な作品だった感じ(笑)
主役の保彦を演じたのは阿達慶さんって方。
映画初の方らしいけど保彦を演じた姿が何だか謎(笑)
演じた保彦のキャラなのか?
阿達慶さんの演技が今一つなのか?
どっちか全く分からない(笑)
池田エライザさんとのラブストーリーかと思いきやそうでも無く。
中盤からは保彦は浮気性なの?
と思ってしまった展開(笑)
お祭りのシーン。
後からカオスな展開だと解るもののカオス度があまり伝わって来なかったのが残念。
メガネ姿の久保田紗友さんには全く気が付きませんでした( ´∀`)
終わってから始まった物語り
「時間」にこだわりがある
「劇団ヨーロッパ企画」主宰者『上田誠』による脚本。
〔サマータイムマシン・ブルース(2005年)〕の{タイムリープ}、
〔リバー、流れないでよ(2023年)〕の〔タイムループ〕と来て、
今回は再び{タイムリープ}。
加えて、設定・舞台・出演者を加味すれば、
〔時をかける少女(1983年)〕や『大林宣彦』へオマージュを捧げているのは明らか
(が、これも、観終わってから考えれば、
鑑賞者を煙に巻くための仕掛けだったわけだが・・・・)。
とは言え過去作の枠には嵌らぬ驚愕の進展が用意され、
何度も椅子から仰け反りそうになる。
個人的には、
同一日時・場所に同一人が複数存在するのは
{タイムリープ}モノでは禁じ手と思っている。
なので〔バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年)〕は
当然評価しない。それ以外にもご都合主義な設定も多々あるし。
で、本作。のっけからそうした外連味を持ち出すことで、
そのシチュエーションがさも当然と思わせ、
あとあとの更なるエスカレーションが
不自然と感じさせない剛腕を発揮する。
おまけに、一冊しかないはずの本も同一場面でやり取りされ、
かなりの矛盾でしょ?と強く思うのだが、
流れの中では疑問に思わせない描写の仕方が上手い。
{タイムリープ}モノとして観ていると、
次第に〔タイムループ〕をも孕み出し、
お得意の二要素を巧みに融合させているのはなかなかの手腕と感じる。
仔細に見て行けばそれ以外にも不整合と思われる設定は幾つも。
本のタイトルについての疑問や
同時に存在した33の個体のその後などだが、
もっとも顕著なのはラストシーンか。
僅か一ヶ月しかいなかった転校生のことは、
十年経ってもクラス全員の記憶からは消えていない。
にもかかわらず「狭い町だから、ちょっと歩けば
直ぐに知り合いに見つかってしまう」はずなのに、
気付かれないのは何故?
{ジュブナイル}かと思わせておいて、
〔とりかへばや〕や〔夢買い〕といった
昔話の要素すら盛り込み、
人間の黒い側面もきっちりと描いて見せる奇抜さ。
冒頭20分で解決を見たはずの物語りが、
その後予期せぬ展開になだれ込むトリッキーな構成。
瑕疵と感じられる多くを差し引いても、
そうした斬新さにどうしようもなく惹かれてしまう。
何かもったいなさ寂しさがあるなあ
原作は読まずにここまで来てしまった。興味あってあって随分経つのに。それを上田誠×松居大悟という最高の布陣で臨んだはずがそれほど話題になっていないのら何でか。
そんな原作にどれほど忠実かはわからないけど、『時をかける少女』(大林宣彦版)がかなりバッチリなオマージュ案件になっている。ロケーションにもキャスティングにも。の割にはなぜシネマスコープサイズなのかと思ったり、昔の大林宣彦映画がいかに人工楽園としての映画美に溢れていたのかとか画面の凝縮度があったのか、と思ったり、つまり絵の寂しさをいろいろ考えていたらストーリーの本当のスタート、「やって来るはずの私がやって来ない」がやってくる。ここまでが前振りなんだろうけど前振りが前振り消化過ぎてあまり乗れず。そしてさあどうする、も割とテンポはゆったりとす進み、そして同窓会の大暴露大会に入っても一向に盛り上がらない。装置はかなり松居大悟っぽく、もう松居大悟×大林宣彦っぽくもあるがこのやけに盛り上がらない、やけにシーンとした感じは何なのだろうか、と考える。上田誠の脚本は『リバー』もそうだけどループとわかってからの見せ方はもういくつもやりすぎてるくらいだろうからお手のものなのだろうけど、画面が盛り上がらない。『サマーフィルムにのって』ほど盛り上がってくれればと思う熱さがないのは単にメインキャストが30歳近くで高校生を演じなくてはいけないからかはわからない。画面も美術的にも編集にも音楽にも隙というか隙間というかそんなものを感じる。終わってみると話はとても面白かったのだけど、もっと弾け飛んだSFかつ切なSFをみたかったのかもしれない。大林宣彦『時をかける少女』が45歳の時、松居大悟監督が原作39歳どうも年齢の問題だけではなさそう。
これじゃない感(ネタバレなし)
時をかける少年がいっぱい
SF好きに
主人公達の高校時代の青春とその10年後を美しい尾道の夏を舞台に描くタイムリープ・エンターテインメントの新たなる傑作の誕生!!
斬新なストーリーと魅力的なキャストに加え、夏の尾道、夏祭り、花火大会、甘酸っぱい思い出の青春時代
と、ノスタルジックでメチャクチャ心地良い秀作
主役の池田エライザさんと橋本愛さんは大好きな女優さんでその2人が出ているというので個人的にはとても贅沢な作品で眼福でした
エライザさんはすごく可愛いくて良かったし、特にJKと10年後の役を微妙に雰囲気を変えた演じ分けがさすがだなあと思いました
愛さんも演じ分けは良かったけど、明らかに違いがある役なのでそこまでではなかった、その代わりキリッとしてて相変わらずクールビューティーで本当にカッコよかったです
原作は読んでないけど先も結末も読めない一瞬たりとも見逃せない、ツイストが利いた面白い脚本にグイグイ引き込まれましたが、後半の展開は少々頭がこんがらがってきて、ついていくのに必死だった感もありました
が、総じてすごく雰囲気が良くて面白く、どことなく懐しい匂いのする良い作品だったと思います
そして本作は下記に示すポイントから明らかに邦画の大傑作『時をかける少女』(1983)やその監督 大林宣彦監督の作品を意識したシーンや設定が散りばめられており、当時のリアルタイム世代としては観ていてとても楽しかったです
・舞台が尾道
・学校の先生を演じるのは尾美としのりさん
・主人公のママを演じるのは石田ひかりさん
・ラベンダーの香り
・ストーリーの中心は“転校生”
・エライザさん演じる美雪の書く本のタイトル
また毎年夏になると観たくなるお気に入りの作品が増えました
ネタバレ厳禁系
上田誠脚本、本広克行監督の「サマータイムマシーン・ブルース」(05)が大好きなので、大いに期待して観ました。池田エライザ主演映画は初めてかもしれませんが、彼女の目力には引き込まれますね!前半は尾道の美しい風景とエライザの美貌を観ているだけで満足でした。タイムループものだからややこしい話になるのは覚悟していましたが、想定どおりややこしく、種明かしになる後半が見所でしたが…(汗;)。物語としては面白いのですが、みんなを一瞬でトリコにしてしまう保彦役(阿達慶)などのキャスティングや演出が個人的には好みでなかったような気がします。脇役では、後半になって活躍する倉悠貴に好感を持ちました。ドタバタコメディに徹していた「サマータイムマシーン・ブルース」と比べてはいけませんが、わりと平板な印象でした。
もっと尾道を!
メチャクチャ面白かったです
「時かけ」と上田誠ワールドの融合を楽しんだ
原田知世主演の「時をかける少女」といえば、SF青春映画の金字塔のような作品。未だに好きな映画として挙げる人も少なくない。そんな名作映画へのオマージュを感じさせる本作。ラベンダー香りとか実験室が出てくるだけで「時かけ」好きにはたまらないんだろうな。
転校してきた未来人・保彦の服装が普通じゃなくて未来っぽいところがまず面白い。保彦のセリフがちょっぴり棒読みなのも未来人だから?意図的なものなんだろうか。そう思わないとあの棒読みは受け入れられないけど。
美雪と保彦の出会い、交わした約束。10年前の自分がタイムリープしてくるのを待つシーンまでは「時かけ」っぽいSF青春映画のテイストだ。その後は誰が小説を盗んだのかというミステリー要素が強くなっていく。そして徐々にタイムリープを絡めたコメディという上田誠っぽい話に変化していく。終盤、様々な伏線が回収されていくのは気持ちよかった。特に夏祭りの真相が語られるあたりが本当に面白い。いや、あれだけの人数いて気づかれないわけないだろとも思うが、それを言ったらタイムリープ自体がありえない設定だからあまり文句は言えない。
そして松居大悟監督が得意な、ちょっと切ないラブストーリーにもなっているところがいい。しかも美雪ではなく、茂の恋物語として切なかった。高校時代の恋心に揺さぶられる彼らの姿が愛おしい。これ、原作を未読だからわからないが、どこまで脚本でいじられているのかが気になる。かなり上田誠を感じる脚本だったから。松居大悟と上田誠にはこれからも期待していきたい。
尾道だらけ
7月1日、高校3年の美雪の学校に保彦という男子生徒が転校してきた。保彦は、ある本を読み、その時代に憧れ、300年後からタイムリープしてきたといった。未来人の保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に尾道の街を案内しながら2人は毎日のようにデートした。7月21日、美雪は保彦にもらったタイムリープ出来る薬を使い、10年後の自分に会いに行った。未来の美雪は過去の美雪に、自身の書いた本を見せたが、それは未来から来た保彦と美雪の事を書いた小説だった。過去に戻ってきた美雪は、物語を書いて時間のループを完成させることを約束し、保彦は未来へ帰っていった。10年後、ようやく本を出版した美雪は、過去からタイムリープしてくるはずの自分を待ったが、なぜか一向に現れなかった。日にちを間違えたのかと数日実家で過ごし待っていたが、やはり現れなかった。そんな時、高校の同窓会に参加した彼女は、同級生から10年前の真実を知らされ・・・そんな話。
まず、オール尾道ロケとの事で、見覚えある風景がたくさん出てきて楽しかった。
特に千光寺の風鈴は先日行ったばかりでインスタ映えする所なのでいいな、って思った。
ストーリーは、まずクラス全員と同時進行で学校内で過ごすのも凄いが、祭りで花火はちょっとやり過ぎでは?ま、映画だから良いけど。
伏線回収もちゃんとされてたし、面白かった。
7月21日の地震もフィクションみたい。大きかった芸予地震は2001年3月だし、2011年も2012年も震度1の地震は有ったが7月21日じゃなかったので。
美雪役の池田エライザはいつもと変わらず良かったし、保彦役の阿達慶は初めて観たが羽生結弦みたいな中性的な魅力が有り、未来人にはピッタリだった。
茂役の倉悠貴もキーマンとして活躍してて良かったし、友恵役の橋本愛も本作の題に関係する重要な役所で、存在感あって良かった。
久保田紗友、前田旺志郎、山谷花純、森田想、など、生徒役も豪華だった。
過去の尾道ロケ作品に出てた石田ひかりと尾美としのりも出演してて過去作へのリスペクトを感じ良かった。富田靖子や原田知世は呼べなかったのかな、とも思ったけど。
美しく風情のある尾道の風景、多くの人に観てもらいたいと思った。
ん〜、面白かったけど、ちょっと謎解きが分かりづらかったかな
なんか結局よく分からなかったけど なんかすごく面白かった
未来人とかタイムリープとか信じない、あるのはこの世界線だけだと思っているのでこの映画も違和感ありまくりですがなぜか許せる感じ
この手のやつはどうしても???なとこが多いんですがそんなこと気にせずぶっ飛んじゃってます
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