「凡人にはムズイかも!無駄に長く時間を突き抜けた疾走感に爽やかさが感じられない無い」リライト The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
凡人にはムズイかも!無駄に長く時間を突き抜けた疾走感に爽やかさが感じられない無い
捻れた空間、ズレた青春恋愛タイムリ-プもの。
あの尾道舞台の映画 ”時をかける少女”をオマ-ジュしたかった様な作品。
今日は「リライト」をうちは観たけんが。
前半から中盤過ぎまで 正直だるかった。★2程と思ってた。
特に同窓会や2次会など。なんか思い出を作ろうと? やたらと全く存じないキャストが大勢出てきて絡みまくる。
そっちは楽しいかもだが、観ているこっちは ドン引きが本音。
この辺が無駄に長く感じられるし もっと編集カットでと感じた。
保彦が渡してくる 時間を少しの間だけ戻れる薬。この薬を誰が何時使うか。
その使用行為の時間のズレが 本編を一応面白くさせる要素には成っていて、
そこに 少し恋愛も絡んで居る。
多くの伏線は回収されていくが どうもラスト展開が腑に落ちない。
時をかける少女では、実写版、アニメともシッカリと恋を描いていて
爽やかなのに。あれと比べるものでは無いのだが 最後まで観ていて青春ものとしては 爽やかさが感じられない。複雑さが仇となってしまい惜しい感じが残ってしまっていると思います。 全く感情移入や泣けず ★3となり席を立ちました。
原作:法条遥氏
監督:松居大悟氏
脚本:上田誠氏
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・石田美雪役(作家):池田エライザさん
・園田保彦役(2311年から来る):阿達慶さん
・雨宮友恵役(美雪の友人 キ-マン):橋本愛さん
・酒井茂役(保彦助ける):倉悠貴さん
・室井大介役(人気者):前田旺志郎さん
・細田先生役:尾美としのりさん
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(感じた事)
・保彦のタイムリ-プを助ける酒井茂の登場(告白)から面白くなっては来たけども。鈴子をはじめ クラスの皆が同じ体験をしていく~展開話。
あり得ねぇ~ っていう タイムパラドックスの回避だけを真面目にやろうと言う所だけはよく考えたとは思うけども。
特に夏祭り花火大会を二人で観る時の 屋台の購入や射的、花火を観る行為。
笑えるけど 普通あれほど何人も自分がいたら気づくでしょうね。
・室井大介の死。彼だけが未来の自分が死んでいたのを知る。
普通の人間は 死がいつなのかが分かっているから、その時点だけを上手く気を付けて回避しようと考えるハズ。自暴自棄になるのはオカシイと思う。
同窓会に来ているのが筋と思うけども。むしろ回避した事に 保彦が驚く方が正解かな。
・好き構図:茂 ⇒ 友恵(33人目) ⇒ 保彦 ← 美雪
夫は保彦??この発言。薬の調合したってか?
お前は未来から来た奴。じゃあ もっと書き換えれるでしょう??違う?
なんで こんなややこしい事 残しといてさせるのかな。
人知れず 未来から来て図書館に置かれた1冊の原本を 交換差し替えすれば良いと思うのだが。
例え渡ったあとでも すかさず交換も出来る。
未来から来る人間は常にいつでも過去に介入出来るはずだと思うのだけども。
少女は時を駈けた、と エンドレスサマ-との この違いを解くには
同じにする必要があって、美雪は過去の自分に対して こう書けよと言うのだが
実際 唐突し過ぎて聞いた本人はメッチャ戸惑うと思う。
この感情が全く表れていない。
総じて感じ獲るのは、タイムリ-プに慣れ親しんだ者達の話(コレから起こりうる事を待ち構えている感情)となってしまっていて、
コレでは初思考の体験者(一度目の者)は楽しむ事は出来なさそうと感じた。
上田さん作の”リバー、流れないでよ”は凄く楽しかったけどね。
今作はあの良さが無かったかなと思います。
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