「複雑だけど面白い」リライト カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
複雑だけど面白い
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原作未読。
本作への何らかの知識は全くゼロのままで鑑賞。
設定、舞台、役者など「時をかける少女」ありきの作品なんですね。
にしてはお母さん役が原田知世じゃないのは何故?
そしてやっぱりここでも脚本は上田誠w
本人もずっとタイムリープを繰り返しているみたいだけど、飽きないのかなあw
多くの方のレビューにもある通り、中盤以降の展開が他の青春映画と一線を画すところ。
同窓会での茂の衝撃の告白、更に陰キャ女子の一発逆転を狙った復讐物語という3段捻りとなっており原作の緻密さに驚かされた。(多分しっかりと見るとおかしなところは沢山ありそうだけど)
秀逸だったのはラストで高校生の自分が過去からやって来たシーンで、美雪が最初の時と同じく小説のタイトルを見せ「きっとあなたは書ける」と言ったかどうかはわからないようにしていたところ。
結局、友恵がリライトしたと思われる「エンドレスサマー」(だっけ?)が本屋に並んでいたので、美雪が元となる小説を書いた(あの時あのタイトルを見た)ことがわかる様になっているんだけど(多分)、考えるほど頭が痛くなる複雑さが良かった。
それにしても茂も交通整理能力には驚かされる。
遅延が発生する度に電車のダイヤを変える人たちを見たが、あんな仕事やればいいのにw
さらに尾道の風景。
あまりにも素敵すぎて、この夏に訪れてみようと思った。
小説ちゃんと読んでみようと思う。
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uzさんのコメント
2025年6月18日
原作は輪をかけてややこしいので、是非ご覚悟の上で楽しんでください。笑
また、万が一続編まで手を出される場合は絶対に続けて読むことをお薦めします。
パラドックスのバーゲンセールのため、それでも混乱必死なので…
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