「尾道だらけ」リライト りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
尾道だらけ
7月1日、高校3年の美雪の学校に保彦という男子生徒が転校してきた。保彦は、ある本を読み、その時代に憧れ、300年後からタイムリープしてきたといった。未来人の保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に尾道の街を案内しながら2人は毎日のようにデートした。7月21日、美雪は保彦にもらったタイムリープ出来る薬を使い、10年後の自分に会いに行った。未来の美雪は過去の美雪に、自身の書いた本を見せたが、それは未来から来た保彦と美雪の事を書いた小説だった。過去に戻ってきた美雪は、物語を書いて時間のループを完成させることを約束し、保彦は未来へ帰っていった。10年後、ようやく本を出版した美雪は、過去からタイムリープしてくるはずの自分を待ったが、なぜか一向に現れなかった。日にちを間違えたのかと数日実家で過ごし待っていたが、やはり現れなかった。そんな時、高校の同窓会に参加した彼女は、同級生から10年前の真実を知らされ・・・そんな話。
まず、オール尾道ロケとの事で、見覚えある風景がたくさん出てきて楽しかった。
特に千光寺の風鈴は先日行ったばかりでインスタ映えする所なのでいいな、って思った。
ストーリーは、まずクラス全員と同時進行で学校内で過ごすのも凄いが、祭りで花火はちょっとやり過ぎでは?ま、映画だから良いけど。
伏線回収もちゃんとされてたし、面白かった。
7月21日の地震もフィクションみたい。大きかった芸予地震は2001年3月だし、2011年も2012年も震度1の地震は有ったが7月21日じゃなかったので。
美雪役の池田エライザはいつもと変わらず良かったし、保彦役の阿達慶は初めて観たが羽生結弦みたいな中性的な魅力が有り、未来人にはピッタリだった。
茂役の倉悠貴もキーマンとして活躍してて良かったし、友恵役の橋本愛も本作の題に関係する重要な役所で、存在感あって良かった。
久保田紗友、前田旺志郎、山谷花純、森田想、など、生徒役も豪華だった。
過去の尾道ロケ作品に出てた石田ひかりと尾美としのりも出演してて過去作へのリスペクトを感じ良かった。富田靖子や原田知世は呼べなかったのかな、とも思ったけど。
美しく風情のある尾道の風景、多くの人に観てもらいたいと思った。
共感ありがとうございます!
まさに尾道だらけの作品でしたね。大林宣彦監督の作品が好きで、時かけは原田知世も出ているし、貧乏学生なのに8回も劇場に足を運びました。
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