シネマティックコンサートツアー Chageのずっと細道 東西南北

2月9日シネマズHAT神戸で上映された「シネマティックコンサートツアーChageのずっと細道〜東西南北」に参加しました。
先んじて福岡県小倉で上映された際に、夜行バスに飛び乗って参加していたので、全く初めてのドキドキ感は有りませんでした。
「缶ジュースだけじゃなく珈琲ボトルも欲しかったなぁ」
と呟く位で、今から思うと完全に油断しきっていました。
ファンクラブでチケットを購入したのに座席が前方ではない事を話のネタにして、久しぶりに会えたchappy友達さんと映画館のフロントで談笑。
上映開始とともに感じた事は「音がとても良い」「前方の席でなくて良かった」ということでした。
かなり昔、Chageさんが5.1皿うどん…サラウンドのイベントで全国各地を回って下さった時の事を思い出して、ほんのちょっと涙が出ました。
Chageさんのライブで、Chageさんの曲と歌声を聴くのが好きです。
それと同じくらい、私はChageさんのお話を聞くのが大好きなのです。
ミュージシャンによってはライブでトークをしない人も居るそうですが、それは十人十色。
皆違って皆良い。
今のChageさんがチャゲアス、MULTI MAX、そしてソロシンガーのChageさんをどのように見て感じているのか?
その答えは映像の中に有りました。
そして三男Chageさんの穏やかな瞳の奥に、映画内で語られ無かった「言葉にならなかった思い」も個人的に感じ取りました。
いつか私の中で言語化されるのか、それともChageさんの口から聞けるのか?
これからのChageさんの活動が非常に楽しみです!
ラストのハイタッチ…ではなく、お見送りの時に、勇気を出して
「身体に気を付けてくださいね!」
と伝えると、Chageさんがちょっと困った風に眉毛が下がった(ここは雰囲気。帽子だから見えぬ)
のが印象的でした。
「映画の内容のネタバレと違うんかーい!」
と思った皆さん、誠に申し訳ない。
私、映像のChageさんは好きですが、生Chageさんの方が1000倍好きなのですよ。
chappyの皆さんは勿論、CHAGE and ASKAを愛し続けている皆さんも是非ぜひ観てください。
そして可能ならラジオ「Chageの音道」も聞いてください。
春の木漏れ日のような温かな気持ちで、さらに愛しく思えるようになる筈です。
109シネマズ新宿と沖縄桜坂劇場で鑑賞しました。
冒頭のライブ映像、隙のないカッコ良さで観客を魅了するChageさんから一転、稲刈り作業をするChageさんに映像が切り替わった時、109シネマズ新宿では観客がそのギャップに息を飲み、沖縄桜坂劇場ではあたたかい笑いが起こっていました。
Chageさんのファンクラブ会員であるChappyと呼ばれる私達にはどちらのChageさんも見慣れたChageさんらしい姿ですが、サングラスがトレードマークであるせいかクールな印象を持っていると周囲の人達から言われることがよくあります。坂本監督がまずそのイメージを打壊して真のChageさんに迫って行ったことにとても親近感を感じ、ぐっと映画に引き込まれました。
今回桜坂劇場で鑑賞した後、観に来ていた方とお話する機会がありました。
沖縄ではチャゲアスでのライブから今回映像化されたトップノートでの細道まで22年の間が空いていたので、今のChageさんがどういうスタンスで活動されているのかをこの映画で初めて知ったそうです。
私は常々「今の」Chageさんを、チャゲアスの大文字表記CHAGEの時代しか知らない人達に知って欲しい、曲を聴いて欲しい、ライブを観て欲しいと思って来たので、坂本監督がありのままの(Chageさんの言葉を借りるならどすっぴんの)Chageさんを追いかけて映像化してくださったことが、「正にこれを望んでいた!」という気持ちで嬉しかったです。今回の東西南北ツアーで上映された劇場以外でもロングランとして各地を廻ってくださることを熱望しますし、最終的には円盤化を希望します。
特にガンガラーの谷での細道の映像は、鍾乳洞での幻想的なライティングと、その外側の自然界との対比が素晴らしく、今回密着の中に入れてくださったことに感謝しています。
「終章~エピローグ」を鍾乳洞の外から映していた場面は、内部でライブを体験している時には見れなかった視点で、このような神秘的な場にいられたことに改めて感激しました。
ライブ終了後、観客の間をぬって鍾乳洞の外に向かっていったChageさんは、まるで神話の登場人物のように見えていました。その後、月を見上げる柔らかい親しみやすい表情とのギャップがChageさんらしく、坂本監督にだからこそ撮れた瞬間だと感じました。
いつも映画館で何となく見ているエンドロールですが、これだけ沢山のスタッフさんやライブハウスやイベンター等の皆さんがChageさんを支えているのだと思うと、一文字たりとも見逃したくない気持ちと、この2時間の感動が相まって、心が忙しかったです。
素晴らしい映画をありがとうございました。
今後とも坂本監督の映画作品を楽しみにしています。
ステージ映像と舞台袖に控えるChageさんのシルエットが交錯する
Chageさんは言う「何に向かってんだろうね」
ドンッ!某曲イントロ、先ほどから絶妙なタイミングでドラム音が響き、ライブが始まるドキドキとリンクする
ドドンッ!32年前に作られたこの楽曲は、実はこの映画の為だったのではないだろうか?当時、こんな大スクリーンで流れることになろうとは、誰が予想しただろう
そう気持ちが高ぶった途端、スクリーンに映るは別人28号のChageさん、その姿は田んぼで稲刈りに黙々と勤しんでいる、かと思えば細道ツアー楽屋のChageさんへ
緩急が凄まじい、Chageさんは何人いるのだろう
お客さんとして来場したバンドメンバーが言う
「Chageさんのライブってこんなに楽しいんだ!最高!!」
ステージに立つライブと客席で観るライブ、どうやら異なるものらしい
「○○さんと出会って、バンドしか知らなかった僕が、アコースティックギターでもふくよかなライブが出来ると思った」
「このタイトルは終わらしちゃいけない、ずっと旅していられるようなコンセプトで、ずっと細道」
Chageさんの言葉が印象的だ
楽屋でギターの弦を張り替える、発声練習する、ドラムを叩く姿はどれも貴重で、特に軽快なドラムさばきは秀之もとい秀逸、永遠にずっと見ていたくなる
某ライブハウス楽屋壁にぶつかり合う、欲望というパワーを見たChageさん
「叫びが聞こえてきそうでしょう、魂感じるんだよ、これ見ると」
「ライブハウスやって、ホールをやる、次、武道館、原点はライブハウス」
ミュージシャンのセオリーを「自分は経験できなかった」とするChageさん、これも印象的だった
「若い頃出来なかったことを、今やっている」
エスカレーターで上がってきた道筋、今あえてその階段を上がり、そのひとつひとつの筋道を楽しんでいるのだろう
「身体はそのためストイックに、最低限のことはしているつもり」
今のChageさんは序章に過ぎない、これから先、待っている未来への用意周到な覚悟が垣間見れた
「お客さんが少人数だと温度が分かる」
「ホール・アリーナは『塊』になる、細道ツアーは『粒』が見える」
お客さんが楽しんでくれていることが目に見えて、肌で感じられる今を喜ぶChageさん
デビューからこれまでを振り返り、もっとも忙しかった頃にはその『塊』から逃げるように、ライブ終演時には会場から去っていなければなからなかった、そんな貴重な逸話を披露するChageさん
これらの表情・声は、是非大きなスクリーンで観て、もっと多くの人に今のChageさんを感じて欲しいと思った瞬間だった
関係者が語るChageさん、これにもグッと引き込まれた
「45年闘ってきた人の後ろで演奏するプレッシャー」だなんて想像するだけで恐ろしい、脇汗パラダイスになる
『先生vs先生』イスをめぐる攻防、はたして軍配はどちらに…まだ観ていない人には、大スクリーンでこの結末を確認して欲しい
SAPPOR○黒ラベルvsアサ○スーパードライ、このコマケー勝敗も見逃して欲しくない
デジタルなのにアナログ音「カシャカシャカシャ」ツカサシステムにも気づいて欲しい
「いつか『Chageさんみたいなライブをやってみたい』という若手が出てきたら嬉しい」と真面目に語る楽屋のChageさんは、サンタ帽にジャージ、そしてクロックスという装い
このギャップ萌えも大きなスクリーンで確認して欲しい
滑稽に見えるかもしれないが、上辺の言葉ではない、率直にそう思っていることを感じ取って欲しい
笑いが起こる場内、私は真剣に見入っていた
とあるカットで、ライブの盛り上がりと逆行し、鳥のさえずりが静寂に木霊する印象的なシーンがある、これには坂本あゆみ監督の匠を見た瞬間であり、是非スクリーンで感じて欲しいと思う
そして字幕の間奏に封入された、アナログ盤の投げ込み裏表紙のようなオフショットの数々、この監督のセンスにも注目して欲しいし、Chageさんの一芸も見逃せない
Chageさんは言う
「何に向かっているんだろうね、今はゴールが分からない、何かを見つけたい」
「細道もROCKだと思ってる、削ぎ落とされたROCK」
「どこまで歌えるんだろう」
「飄々と歌っていきたい」
映画を観た数日後、ある歌がよぎった
『風をくぐって君に逢いたい 答えはその中にある』
行かれる人には是非、今からでもチケットを買って、映画館で観て欲しい
今のChageさんを、その目で確認してください、お願いします
2回観させていただきましたが、素っぴんのChageさんの相変わらず愉快でオチャメなところに爆笑して涙が出たり、これからも応援してくれる人たちと一緒に楽しんでいくために「ずっと」旅をして行きたいって思いにホロッとしたり、Chageさんのことがもっと好きになりました。2回とも夢中になって観ていたみたいで、エンドロールが流れた瞬間ハッと我に返ってなんだか少しぼーっとしていました。もっと観てたかったなぁ。
Chageのずっと細道は私の世界を少しずつ広げていってくれています。映画の中で、私が参加した水戸のLIVEのシーンがあったのだけれど、そこはステージも客席もとても狭くて(楽屋も狭かったですね!)、私には一生縁がない思っていた場所(街もLIVEハウスも)だったから行けてよかったです。Chageさんがいろんな場所に連れて行ってくれているみたいで、早くまた細道に行きたくてウズウズしてきました。沖縄のガンガラーの洞窟も次回は必ず行きたいです!
Chageさんの魅力をたっぷり観せてくれたこの映画の坂本監督にもお礼を言いたいです。次回作期待してます!!