北の食景

劇場公開日:2025年12月5日

北の食景

解説・あらすじ

北海道を舞台に、4人の料理人と北国の四季が織りなす食の物語を追ったフードドキュメンタリー。

札幌のフレンチ「ラ・サンテ」の高橋毅シェフは、生産者との信頼関係をもとに、土耕で育てられたホワイトアスパラガスや足寄町・石田めん羊牧場のミルクラムを一皿へと昇華させる。栗山町の日本料理店「味道広路」では、酒井夫妻が郷土の知恵と温もりを受け継ぎ、日本のもてなしの心を次世代へと伝えている。循環型レストラン「アグリケープ」では、自ら農園を営む吉田夏織シェフが畑と厨房を往復し、自然と調和する料理を四季折々に生み出す。そして札幌・すすきのの「まる鮨」では、川崎大将が旬の海の幸と温かな会話で、人と人が笑顔で語り合う食卓をつくり出す。

本作は、料理人と生産者、土地と季節が交錯する日々を淡々と切り取り、一皿の料理に込められた時間や思いを映し出す。その姿を通して、華やかさの裏にある労働と葛藤、北海道の自然と共に生きる喜びを描く。監督は札幌出身で、北海道を舞台にした映画やドキュメンタリーも手がける映像ディレクターの上杉哲也。

2024年製作/103分/G/日本
配給:バリオン
劇場公開日:2025年12月5日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
上杉哲也
製作総指揮
伊藤亜由美
宮口宏夫
エグゼクティブプロデューサー
北崎千鶴
谷嶋真行
プロデューサー
山口普
撮影
上杉哲也
整音
井口勇
編集
上杉哲也
寺本遙
音楽
林正樹
料理監修
小西由稀
制作担当
佐藤万尋
  • 髙橋毅

  • 吉田夏織

  • 川崎純之亮

  • 酒井弘志

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18

(C)Northern Food Story Film Partners 2024

映画レビュー

4.5 北海道に関わるすべての人へ

2025年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他、映画館

泣ける

知的

幸せ

食べることは生きること
生きることは食べること。

そんな言葉がパッと頭に浮かぶほど、食べることの意味と大切さ、命を育み命をいただくことへの感謝と料理人へのリスペクトが心に刻まれるすんばらしい映像と映画でした👏👏👏👏

2週間前に味道広路さんへ
ひと月前にアグリスケープさんへ
訪れていたからこそ心に深く刻まれたかもしれませんが、また訪れる理由が増えました✨️

札幌に産まれて札幌で育った人
北海道に産まれて道外で暮らす人
縁あって今北海道で暮らす人
北の大地に縁のある人すべての人、より多くの人たちにも観てもらいたい素晴らしい映画

ナレーションも解説もない見慣れないドキュメンタリー映画とのことでしたが、料理人の皆さんのダイレクトな声と真摯な姿勢とお客様との会話が大切な事すべてを語っていました!!

上杉監督さんが次回以降どんな作品を撮っていくのかも興味深いです!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
c.kencha

4.5 顧客の人選~ノーナレ◎

2024年12月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

以前 家の近くにあり 何度か訪れた
レストランが出てくるとのことで
見に行った。

札幌近郊のレストランを取り上げ
通常 ナレーターが 語る内容を
オーナーシェフと顧客に語らせる。

映像・音声・編集も素晴らしく
冒頭の羊や自然、
微かな店内BGM
顧客の吐息と感嘆
料理人の語りの間。

単なる 観光プロモーションに終らず
料理人や、顧客の人生を覗かせつつ
ドキュメンタリーとして完結させている。

この監督の作品、もっと見たい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
虎吉