「何もかも皆懐かしい」「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念セレクション上映 プログラム3 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何もかも皆懐かしい

2025年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ついに、長い旅もクライマックスを迎えます。
敵に打ち勝ったものの、その戦争の空しさに涙する古代たち。
低視聴率から製作打ち切りの憂き目に会ったため、帰路の途中のエピソードは作られること無く最終回に。
しかし、そのラストは・・・泣けた。
そして、この続きは劇場版「さらば愛の戦士たち」
につながり、この映画で完結します。
長い間、私の中では、その後は無いことになっていました。2199が出るまでは。

今回見直して、改めて、戦争について直接語るアニメなんて当時ほとんどなかったことを考えた。
(その前、モノクロTVまんが時代には、モノクロ版「サイボーグ009」など、一部存在していたが。)
これは凄いことと思う。
本作がなければ1979年の「ガンダム」も無かったかもしれない。

それと、デスラーの悪役非道ぶりが、かえって清々しい。
古代に戦友か友情に似たものを感じたりする前。
一応、ガミラス一族が生き延びるためという理由はあっても、スターシアが言う通り、だから他の星の人類を皆殺しにしていいといとは言えない。
逆に、ただの悪役の方がスッキリしてカッコイイのでした。

また、最終回、通常回のフォーマットでなく主題歌が無い。
さらにエンディングの歌も無く、ナレーションも無く、次第に地球が青くなっていき、クレジットが映るという異例さもまた感動的でした!
そんな、「何もかも皆懐かしい!」

蛇足:録画でいいからトークショーが観たかった。

ITOYA
kazzさんのコメント
2025年1月27日

コメントバックありがとうございます。
「プログラム1」の方にも。
ファンクラブに入っておられたんですね、それは凄い!
劇場版は良いところがカットされていて残念でしたが、ダイジェストですから仕方なかったんでしょう。
ファンクラブがかなり宣伝活動をしてましたよね。西崎義展がファンクラブに直接メッセージ送ってたりして羨ましかったのを覚えています。

kazz
kazzさんのコメント
2025年1月26日

やはり、手塚治虫も石森章太郎も松本零士も、戦争を知っている世代が描いた漫画には反戦のメッセージが込められていますね。
アニメのスタッフにもそういう人たちがいたと思います。
水木しげるなど戦争に行った人などはなおさらですね。
逆に、軍隊への憧憬を示す人もいたりしましたが…

kazz
ヨッシーさんのコメント
2025年1月14日

特典の紙で確か庵野秀明さんもトークショー出演されると。
なぜこの9話を選んだのとか聞けたら凄いですね。

ヨッシー
さんのコメント
2025年1月14日

コメントありがとうございます。

完
ヨッシーさんのコメント
2025年1月14日

佐渡さんの言葉響きました。
トークショー見たかったですね。

ヨッシー