「スケールアップの功罪」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
スケールアップの功罪
ハードな物語とスタイリッシュな映像で魅せてくれる小池ルパンの完結作(らしい)
OVAと劇場公開+配信の形を取っていた過去シリーズがリンクしていき、尺もボリュームアップ!
しかし、それによって輝いたものと失われた魅力があるように感じられた
誘い込まれるようにバミューダ海域の、地図にない島に向かうルパン達
到着前にたった一発の銃弾で飛行機が撃ち落とされ、一同は散り散りに島に降り立つことになる
そこはどこか様子がおかしい殺し屋が集まる異形の島だった・・・
過去作は誰かに雇われた殺し屋 VS ルパンメンバーというフォーマットで、キャラ一人一人にフィーチャーする短編だった
その"誰か"が明かされ、要素が繋がっていくのが今作だ
その"誰か"の規模がすごく大きい。なにせ『複製人間』ともリンクしてくるんだから
そして、その規模の大きさに功罪あったように私は感じた
ワクワクしたのは間違いないんだけど、もともと荒削りだった脚本の部分が「キャラの魅力」で隠せないくらいスケール同様大きくなってしまったという印象も否めない
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