「人を選ぶのも仕方がないけど、それでも新しいルパンを見たいという人にはみてほしい」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 neeterさんの映画レビュー(感想・評価)
人を選ぶのも仕方がないけど、それでも新しいルパンを見たいという人にはみてほしい
個人的には面白かったがやはり細かいところで気になる所があって、ここでのレビューも拝見したうえで思うのが、今まで既存のTVシリーズやTVスペシャルを見てきた人たちには少し受けが悪いのかなと思った。
まず、本作は次元大介の墓標から続いた既存の映像作品とは独立した(雰囲気的には)シリーズという点であること。わたしはこのシリーズが好きだったので面白かったし、似たような人たちには受けはそこそこいいと思う。
それでも新規の方や前作から年月が経っているので、冒頭10分あるかないかぐらいの今までのあらすじが流れました。
それでも公開前に配信した二人のルパンを見てからの方が話はわかりやすいと思います。
個人的によかった点としては、本作でやっと栗田さんらしいルパンを演じられたということだと思います。いままで先代ルパンこと山田さんを意識した演技でしたが、本作では栗田さんのルパンを見られてとても嬉しかったです。
栗田さんだけではなく、他の4人の方も本作でいまのルパンファミリーになったなと思いました。
またルパンと次元の関係についてもよかったです。例えるならば、テレビ版のような相棒になる前の関係でしょうか。まだ相棒ではないが、次元はルパンという男を理解しつつ、ルパンもまた次元を信頼しているような、ちょっと語彙力ないのでうまく言えませんが、最後のシーンなどはそのような関係に思えました。
悪かった点
特に酷いのがキャラの無駄遣い。序盤から強そうな敵キャラが出てくるのだが、普通なら最後に各々が倒すのかと思えば、別にそうではなかったというオチ。だったら最初から出すなと思ったし、せめて途中で倒せと思った。
また、過去作で出てきた敵も登場するのですが、別に次元が倒すわけでも、五右衛門が倒すわけでもなかったので少し肩透かしを暮らしました。
それも相まって、次元、五エ門、不二子、銭形の活躍はとても中途半端で、たぶん五右衛門が一番扱いが悪い気がします。
あとサプライズではありませんが、エンドクレジットに先代次元である小林さんの名前が二回もあったことです。過去作のあらすじがあると言いましたが、そこではまだ小林さんの次元だったので、大塚さんでとり直したのかと思っていたのですが、そこは変わらず小林さんだったのでちょっとうるっときました。
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