「The ⅢRD Eye」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
The ⅢRD Eye
ⅢRDシリーズ3本に直前に配信されたとっつぁんの話を予習復習しての鑑賞。
特典はミニ資料集でした。
ハードボイルド全開でした。
OVA3作のように1人にフォーカスを当てた作品よりかはメインをルパンに、そして一味を描くといった感じだったので若干ばらけてしまっていたのと、爆発多めなので泥棒としてのルパンとしての魅力というよりかはアクションルパンだなーという感じでした。
ここまでが60分強の作品だったのが90分強になったのが少し影響したのかストーリーも少しダレてしまった印象もありました。
ただ人物紹介がめちゃめちゃコナンで笑ったのでOKです。
割と序盤がピークだったかな感は否めないのは正直あります。
一味が集合して島へ向かうところで何故か操縦できるとっつぁんが思いっきり銃撃戦に挑むわ、どこからともなく飛んできた銃弾に突き落とされて、バンジーで脱出するものもいれば、刀でいい感じに浮遊する五右衛門もいれば、そのまま地面に突っ込んでいくルパンと島に辿り着くまでがドタバタしていて、尚且つ空気がシリアスなので普段のルパンでは味わえないものがあって面白かったです。
主要キャラはブレる事なくそれぞれの道を行っているのでそこんとこは満足です。
全体的に劣勢なので、派手な見せ場がどうしても少なくなってしまったのは惜しいですが、不二子ちゃんは相変わらずセクシーでたまらなかったです。
ムオムのパワーバランスがイカれまくってぶっ壊れているのもあって、シンプルなバトルものになってしまっているのが楽しいんだけどコレじゃない感が強かった要因だと思います。
もちろんムオムも過去作にはしっかりいるキャラなので、登場自体はなんら問題ないんですが、今作のインフレ具合を見る限り出る作品を間違えたんでは?というぐらい別作品のキャラになってしまっていて残念でした。
島全体が実は○○だ!というのはルパンでわざわざやらんでも大丈夫では?となってしまいましたし、一応伏線は張っているにしろそんな教育的なと思ってしまいました。
過去作で出てきた敵キャラを魔改造しての復活というのは面白くもありつつ、あんだけ叩きのめしたのに大集合させるんだという違和感もあったりでイーブン。
ヤエル奥崎はかなり出番があり、かつ自分の考えを改めながらも自分のために戦うというのが義手スタイルにマッチしていて1番カッコよかったかもというくらいには良かったです。
ラストシーンは利子をつけてお返しという約束をやってのけているので、こういうテンションで全編観たかったぜ…!とはなりましたが、最後の最後にそれが観れたので結果オーライです。
B'zの主題歌はギラッギラにカッケェですし、背景に流れるイケイケなルパンたちもカッコいいですし、それまでの本編のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるくらい良かったです。
ⅢRDシリーズは無事終劇。
ちと消化不良にはなりましたが、おふざけ少なめルパンの供給はありがたいですね。
これからのルパンの展開にも要注目です。
鑑賞日 6/27
鑑賞時間 15:10〜16:55
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