デッド・エンド 完全封鎖のレビュー・感想・評価
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ボタンの掛け違い
巨大橋で発生したテロ事件。偶然居合わせた元軍人の活躍を描く物語。
マイナーですが、しっかりとお金をかけたと感じられるアクション作品です。
銃撃戦を中心としたアクションもしっかりとしていて、一定の評価は出来る作品だと思います。
それだけに設定のいい加減さが目立ち、とても残念に感じられた作品でもありました。。
例えば、犯人グループ。本人達なりの大義を抱いた犯行。人質にも危害を加えずにいます・・・しかし、何故か内通者だけは無慈悲に射殺する矛盾。
主人公が早々にテロリストに挑むのも謎です。人質に危害が加えられたわけでもなく、隣にいる妹を危険に晒す行為を当たり前にしながら・・・「妹は守る」と叫ぶ矛盾。
妹は妹で、特に理由もなくスマホを隠すのも意味不明。
人質がいる車の間での銃撃戦を当たり前のようにするのも驚き。人質に死傷者が出ていないわけはなく、それを映さないのであれば興ざめすら感じてしまいます。
警察も警察。犯人グループにスナイパーがいるのは分かっているでしょうに、その射線で平然と指揮する指揮官には呆れてものが言えなくなります。
犯人グルーブに大義があるなら、狙われた女性に問題があることになるのですが、結局そのような描写もなくウヤムヤ。
この内容なら、犯人は無慈悲な殺し屋集団にした方が納得感があります。主人公が立ち上がる理由が出来ますから。銃撃戦中に起こり得る人質の犠牲を映しても、納得出来るかもしれません。
私的評価は厳しめです。
テロを実行する理由は分かった。でもそんなことをすれば...
Smeared by the media and wrongfully accused of
war crimes, they are set to be tried for killing
sanctioned by the Shattered Dove Initiative, which
gives explicit tolerance for civilian deaths in pursuit
of high-value targets. These brave soldiers will receive
upwards of 20 years each, unlike myself, who...
Unlike myself, who took a plea deal after deserting
and accusing them of war crimes. Tonight, they'll set
the record straight.
この事に関しては、聖ベルナルドの言葉が引用されるかもしれない。それは...
"The road to hell is paved with good intentions"
映画の設定でロメオ大尉が若すぎると思っていると彼はアメリカ史上最年少で大尉になったとされる。それと声明文を読まされるドクは元軍人で軍人の民間組織へのリクルートをするコーディネーターである。この設定を読んだことで一部は理解できるようになった。でも、名誉回復をするのに一般人を殺めてしまうなんて... 撮影場所のマサチューセッツ州は今でも死刑が廃止していない州なので、無茶ぶりが酷すぎるけど... 『ダイ・ハード』万歳って映画になっているので面白かったです。
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