「光武監督の台本で声優さんが大暴走!」皆殺しに手を貸せ かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
光武監督の台本で声優さんが大暴走!
監督が16mmのフィルム撮影に拘り、3年かけて本作を完成させただけあり、努力の結晶みたいな作品となっております。
マカロニ・ウエスタンがお好きなだけあり、急激なズームや斜めになったアングル、両目のアップといった見せ場をしっかりと作っておりました。
それ以上に目を奪われたのがグロ描写。
ルチオ・フルチを彷彿とさせる手作り感がある残酷描写に思わずニヤニヤしちゃいました。
監督の趣味が全開といった感じがして大変好感が持てましたよ。
吹替えの方は、「女体銃」や「カラテ・キル」などを監督した光武蔵人さんの台本で、声優さんたちが大暴走。
アドリブなんでしょうけど、「ポケモン」のサトシ役で有名な松本梨香さんを始め、堀内賢雄さんや杉田智和さんが好き放題にアフレコしておりました。
近年、異訳やアドリブを許さない外画が当たり前になっているので、こうしたやりたい放題のアフレコを味わった事のない人には大変新鮮な体験になると思います。
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