エム 絶望の世界のレビュー・感想・評価
全7件を表示
ゾンビ映画である意味がまるでない
これはゾンビ映画ではない。
まず序盤説明なく厳しい父親と森で暮らすシーンから始まり暫くはコレ
"森の妖精が"とか"僕は草の子"とか訳の分からない詩を延々と子供が喋り
何故ゾンビの世界になったか、何故森で暮らして居るのかと言う説明は最後までない
ひたすら子供がポエムを語る映画
ゾンビとの戦闘シーンも殆ど皆無か、描写不足でゾンビが置き去りにされており、C級ゾンビ映画より退屈だった。
C級ゾンビ映画は、チープな演出やCGが笑いどころだが、この映画にはネタに出来る要素すらない。
SEや音楽も殆ど皆無でハラハラもドキドキもしないし、ゾンビの脅威を感じる事もない。
ゾンビ映画特有のグロテスクな表現もないし
そもそもゾンビがそんなに出ない。
本当にひたすら子供がポエムを廃墟や森でお披露目するだけで、何故ゾンビ映画でこれをやろうと思ったのか理解出来ない。
"絶望世界"と言うタイトル回収の為にゾンビにより滅びた世界で少年が絶望を謳うと言う内容にしたかったのか
でもそれならゾンビの世界にする必要はない。
核戦争なりで滅びた世界で少年が絶望を謳うと言う内容ならまだ☆2には出来た。
しかし私はゾンビ映画を見に来たのだ。
ゾンビ映画だと思ってこのDVDを手に取り、蓋を開けたらただ少年がポエムを垂れ流すだけの映画だった期待外れ感は☆1すら付けたくない程、私を絶望させた。
最後の結末もまるで意味が分からない。
演出はチープで
話は理解不能
まさに"絶望世界"だ。
叙情的アポカリプス
前半は、観客が少年の心情とシンクロできるように、あえてスローな展開にしているように感じる。
色々あって、マルコは森で仲良くなったダウン症の少年ニコと一緒に希望の都市へ向かう。マルコが口にする白い妖精とは、母親の面影だと思っていたが、ラストでその意味が明かされる。
パンデミックに乗じて極右政権が移民を強制的に排除したために内戦が発生したのか、それとも移民を排除するための生物兵器がブーメランとして全土に広がってしまったのかはわからないが、ゾンビウイルスによるパンデミックと内戦で人が住める場所はほとんどなくなってしまった。
少年2人の演技力で極めて叙情的な物語に仕上がっている。わりと自分の好みでございます。
枯れない葉っぱ
外の世界の「悪党」から逃れる為に、父親と2人森の中で暮らす少年マルコが、水汲みに行って出会った少年ミコと森を出ることになる話。
少し歳上と思しきダウン症の少年ミコと出会ったことを秘密にしていたが、ある日父親と森の中を歩いていると、悪党と対峙するミコのママと接近し…。
あらすじ紹介にはパンデミックと記されていたけれど、中盤くらいまで、「凶暴化」ぐらいのキーワードしかなく、ゾンビというよりもバーサーカー的な感じ?
そして父親はなんでちゃんと教えてあげないんでしょう?
パニックスリラー的なものを期待したらだいぶ違う、悲しい世界を徘徊する無垢な少年の話しみたいな感じだし、特に終盤テンポが悪過ぎだしで、ストーリー的にはこれはこれで悪くはないけれど、わかりにくいところが結構あるし、なんだかファンタジー作品をみているような感じだった。
サバイバルパニックとしては期待しないほうが良い
葉っぱの子
全7件を表示