劇場公開日 2025年2月28日

「70点ぐらい。「悪魔を憐れむ歌」は流れない。」シンパシー・フォー・ザ・デビル RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

3.570点ぐらい。「悪魔を憐れむ歌」は流れない。

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

タイトルからローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」を想像し、絶対に曲が流れるだろうと思ってたら、1回も流れなかった(笑)

ニコラス・ケイジが頭のイカれた暴漢を演じているんですが、立派なヒゲをたくわえ『エンゼル・ハート』のデニーロみたい。

目はイッちゃってるし、髪もジャケットもワインレッド、禍々しく不気味で悪魔チック。

ニコラス・ケイジに悪役は合わないと思ってたけど、今作のニコラス・ケイジは映画史に残るようなブッ飛んだ名キャラだと思う。

この危ない男にカージャックされ連れまわされる映画で、既視感を感じマイケル・マン監督の『コラテラル』を思い出した。

夜のラスベガス、カーラジオから流れるロカビリー、アメリカンなダイナー、好みの世界観。

ただ、9割方が車内で同じような画ばかり続くから少し退屈で、最後の方は少しダレた。

もう少し短くして、もう少し早く決着ついた方が、よかったね。

でも、なかなか楽しめた。

ニコラス・ケイジ演じる悪役は、いったい何をしようとしてるのか?

ネタバレ厳禁、調べずに観て下さい。

RAIN DOG