「70点ぐらい。「悪魔を憐れむ歌」は流れない。」シンパシー・フォー・ザ・デビル RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)
70点ぐらい。「悪魔を憐れむ歌」は流れない。
タイトルからローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」を想像し、絶対に曲が流れるだろうと思ってたら、1回も流れなかった(笑)
ニコラス・ケイジが頭のイカれた暴漢を演じているんですが、立派なヒゲをたくわえ『エンゼル・ハート』のデニーロみたい。
目はイッちゃってるし、髪もジャケットもワインレッド、禍々しく不気味で悪魔チック。
ニコラス・ケイジに悪役は合わないと思ってたけど、今作のニコラス・ケイジは映画史に残るようなブッ飛んだ名キャラだと思う。
この危ない男にカージャックされ連れまわされる映画で、既視感を感じマイケル・マン監督の『コラテラル』を思い出した。
夜のラスベガス、カーラジオから流れるロカビリー、アメリカンなダイナー、好みの世界観。
ただ、9割方が車内で同じような画ばかり続くから少し退屈で、最後の方は少しダレた。
もう少し短くして、もう少し早く決着ついた方が、よかったね。
でも、なかなか楽しめた。
ニコラス・ケイジ演じる悪役は、いったい何をしようとしてるのか?
ネタバレ厳禁、調べずに観て下さい。
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