「実話を忠実に再現するも事件の真相までは届かず」セプテンバー5 ヤマッチさんの映画レビュー(感想・評価)
実話を忠実に再現するも事件の真相までは届かず
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ミュンヘンオリンピックを衛星放送駆使してリアルタイムで放送するABCテレビ。選手村のすぐ隣に設営していた事で選手村から銃声を聞く事になります。パレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエルの選手団を人質にして仲間の解放を目的として立てこもります。リアルタイムでこの事件を放送できる唯一の立場となったABCテレビのスポーツ班。それぞれの立場での意見が飛び交います。放送すべきの判断のもと様々な手段を講じて放送を続けます。この緊迫感やリアリティさはかなりの迫力です。実話を忠実に描いている事で、事件がどのような展開をしてるのかがかなりわかりづらい。仲間の解放を要求していたのが、次はヘリコプターを用意して空港へ行き海外逃亡へと要求が変わります。ヘリコプターに乗ると思ったら、そこにはバスで向かいます。空港に到着すると激しい銃撃となります。人質は無事なのかとなります。もたらせれたのは最悪の結果です。そして犠牲者のテロップで終了。なぜ銃撃戦となったのか?そもそも解放要求から海外逃亡に変わった経緯は何も説明がありません。テレビでの再現ドラマと内容が変わらないというのはやや残念に思いました。
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