「スパイは今日も旅をする」アマチュア きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイは今日も旅をする
ジェームズ・ボンドもイーサン・ハントもジェイソン・ボーンも世界を飛び回るじゃん?
この映画の主人公もロンドン、パリ、マドリード、イスタンブールとヨーロッパの街を駆け巡ります。
こういう旅したくなるスパイ映画は大好物。
その街に行きたくさせる映画のことを専門的にはデイスティネーションフィルムって言うらしいわよ。これは豆知識!
そう考えると「007は二度死ぬ」が日本で撮られてたのってすごい。高度経済成長期の日本の飛ぶ鳥落とす勢いのもの凄さを感じますね。1ドル360円固定相場時代って拷問みたいなもんじゃんね…。今はもう監督が好きじゃないと日本ロケとかはできそうにないので、悠久の時の流れと失われた30年の大きさを感じざるを得ません。
さて、本作は主人公のバックボーンにひねりがあるだけでいわゆる世界を移動しながら協力者が現れてドンパチあって巨悪が暴かれるって感じなんだけど、ハラハラドキドキ含めいろいろ詰めが甘くて入ってこないというのが正直なところ。殺せないキャラを主人公に設定したなら徹底して全員殺さずに(たまたま死ぬのは除く/ずっとあのノリで行くのかと思ってた)ラスボスにたどり着くシナリオが良かったのにね。残念。あとCIAはもう世界の悪事の総元締めってことで良いのかな?ついでに言うとラミ・マレックの憂いを帯びた目の光はボンドを追い詰める気の触れた悪役の方が絶対似合う。匂わせてるけど続編はいらない。そんな感じ。
それではハバナイスムービー!
コメントありがとうございます
鑑賞した結果、奥さんからのパズルの謎が鍵……
都合良すぎだろうがこちらの方が個人的に良かったかな
設定は良くても内容がちょっとでしたね
中途半端な感じでもったいない
自分も続編はなくても良いと思う