「ゲロは訓練シーンで是非!!」アマチュア Duchampさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲロは訓練シーンで是非!!
妻を殺されたCIA分析官(ラミ・マレック)が、自ら復讐を果たすべく行動を起こす!
上司を脅して殺しの訓練を受け、組織の監視を潜って、目標の潜伏するロンドンへ脱出!
彼は暗号・画像音声解析のスペシャリストだが、まともに銃も打てない現場の素人。
どうやって4人のテロリストを殺すかが見所なのだが。。
設定は面白いと思うし、最後まで結構楽しめた。
それだけに色々勿体無いな〜思うとこが浮かんできた。
ベタなアクション映画にはしない、リアル志向でいくんや!とスカしたた結果、全てが中途半端になった印象。。
◾️モヤった点
▽”殺しの素人”設定を活を活かせてない問題
せっかく背後取れたのに銃撃できないーーー、からの花粉攻撃は斬新過ぎた!
しかし残念ながらそこがピーク。
爆弾使うなら、仕掛けシーンに苦労したりしないと、アッサリ感が否めない。
やはり親玉銃殺シーンはあってもよかったのでは?
▽訓練物足りない問題
死ぬほど走らされたり、教官からビンタされたり、先輩からいびられるシーンはないの!?
ローレンス・フィッシュバーンをわざわざ教官にしてるんだから、ハートマン級の鬼軍曹やってほしかった。
あと、せっかく1ヶ月以上訓練したのだから何かしら成果を見せてほしいなー。
格闘シーンもあるんだから、教官にキメられた関節技を土壇場でー、とかね?
あと、全体を通して物語的な積み上げがあまり無くて勿体無いなー。
色々伏線貼ってるのかと思いきや全部スカされてしまった。
脚本があと一歩なら、編集を頑張って90分でまとめてテンポよくみせてほしかった。
モヤモヤしてしたので、
頭脳系主人公が活躍するアクション映画といえばーー今日は帰って『ザ・ロック』を観よう!
まぁ無理っスね、ヘラーのあのガタイじゃ。柔術でも厳しいですよ、ラミマレックのキャスティングの良かった所ですかね。
ザロック並みに仇キャラが立ってほしいトコでした。