新幹線大爆破のレビュー・感想・評価
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はっきり言って酷い。何がしたいのか全くわからない作品
草彅剛が主演だったが、結局ほとんど何もしてない。事件解決に関与しているわけでもなく、最後に「やれやれ、一件落着ですね」みたいな顔をしているのが本当に意味不明。何を気取ってるんだ。お前何もしてないだろ。
全体的に意味不明な描写が多く、ミステリーなのかサスペンスなのかジャンルも定まらない。無駄なシーンばかりが続いて、緊張感もテンポもない。犯人の女子高生は終始イライラさせられる存在で、反省の描写もなく、最後まで何だったのかすら分からない。動機も支離滅裂で、「父親にムカついたから新幹線爆破」って、もうちょっと説得力ある理由つけろよ。しかも金を要求する意味も説明不足で、雑すぎる。
樋口監督の演出も残念。特撮で培ったスタイルをそのままドラマに持ち込もうとして失敗してる。庵野秀明の真似っぽいカットばかりで、自分の演出としての軸がない。役者の演技も臭くなっていて、リアリティを目指して空回りしているのが丸わかり。
突然出てくるピエール瀧の扱いも雑すぎて驚いた。出す意味があったのか?と思うくらい存在感がない。細かく突っ込めばキリがないが、何より腹立たしいのは、こんな作品に「感動した」「良かった」と言ってしまう人間がいること。映画を観る目を疑う。
結論としては、全くおすすめできない。時間を無駄にしたと感じるレベル。樋口監督は今後こういったジャンルからは手を引いた方がいい。
フィクションとしてなら手放しで楽しめる
【ネタバレ注意】
ミニチュア感アリアリの半世紀前の前作とは違い、本物の車両やGCを駆使した2時間超の大作、Netflixの配信だけでは勿体ない、是非、劇場の大スクリーンで観たいクオリティの作品。
ただ、フィクションとして、手放しで楽しむのであれば、何の問題も無いが、リアリティを追及するのであれば、営業車両にどうやってあんな爆弾が仕掛けられるのか、100km/hの速度検知(GPS信号 だと、トンネルに入った途端、0km/hで大爆発)をどうやってするのか、等々、突っ込みところは多い。
極めつけは、劇中、時間稼ぎのため、東京駅で東海道新幹線とレールを繋ぎ、鹿児島中央まで走行可能とする件(結局、政府の許可が下りず中止)があったが、50Hz区間の東北新幹線はやぶさのE5系車両では、60Hz区間の東海道新幹線走行には、対応していないため、元々、東海道の走行は無理だったこと。(北陸新幹線かがやきE7系車両であれば、両周波数に対応しているため、走行可)
最近、併結運行車両の走行中連結外れによる緊急停止事故があったが、期せずして、乗客救出の手段として、中間車両で走行中の連結解除作業(非常ブレーキを非作動にして)を行なったのは、何かの因果か。
面白さは及第点
何よりも感銘を受けたのは
しっかり面白いじゃんか!
高倉健主演の初代作品の続きになっているとか気が利いてる
草薙くんはやっぱり「碁盤切り」の時のようにひたすら共演者に救われての
ギリギリ及第点演技なのが残念
救援車両をドッキングさせる前半までのエピソードはスピード感が落ちなくて
満足 のんさんの運転手にも違和感なし
細かい事を言えば、犯人の動機や犯人への協力者との関係性、父親に対する
殺意の説得性などもう少し丁寧に描かないとと思う所もあるが
2時間半近い映画が3時間越えになるのはやはりキツイか
JR東日本全面協力で、鉄道マンが一丸となって事に当たる姿は
なんだがやっぱり、胸がすく!
海外の評価が気になるところですね
鉄道オタクしか分かんないような作戦がイイ!
ネットフリックスには失礼だが、劇場で見たかった
50年前の旧作を見たのは、幼少の頃だが、やたら気に入っていたのは、実はオイラは新幹線マニアなんだろと改めて痛感。というわけで、本作に勿論興奮しないわけはなく、新幹線の魅力をたっぷり伝えてくる前半は大いに楽しめた。レール切り替えで新幹線を交差させる展開はまさに旧作と同じ。そしてなんで東京駅に向かう上りの新幹線かと思っていたら本作を見てなるほどと痛感した。
犯人が分かってからの後半は新幹線の魅力が半減したのと、犯人そのものに違和感があるのと動機や爆弾をどうやって取り付けてたか?などの疑問もありやや失速した。 ひたすら運転席にいるのんだが、凛々しくもある女性運転士という設定は今風でもあり非常に良かった。
ハラハラ・ドキドキは出来る
Netflixの映画を初めて観ました。なるほど、こういうものか、と思いました。映画館で観たら、がっかりしたかもしれません。
たぶん、鉄道ファンのための映画であって、アクション映画だと思うと、浅めの映画だと思いました。登場人物の思考が浅いし、リアリティも浅いです。
でも、鉄道ファンからすると、なかなか興奮できると思います。現実にはあり得ないけど、ファンなら夢想するような新幹線の走行シーンが目白押しです。東北新幹線の夕焼けの走行シーン、田植え前の田んぼの中を走るシーンなど、なかなか美しいです。やはりJR東日本はエンターテイメントがわかってる鉄道会社だと思うし、JR東海はこの作品内でもそうだったけど、ガチガチにお堅い鉄道会社なんだろうなあ、と思いました。
なんか足りないなあ、と思いつつ、ドキドキ・ハラハラしながら観させていただきました。
Netflix もレビュー出来るんだね
開設後割と早い加入な我が家は次女が携帯契約時にipad購入と抱き合わせでソフトバンク経由。
その後いろんなNetflix独自の作品を堪能しているのと、作品個々に支払いの必要がない事が気に入って やめようかとか考えた事もないがお金は次女の携帯代金から支払い続けられている。
ありがとう。
この作品は あまり惹かれる要素はなかったんだが、旧Twitterの相互さんが面白いと言ってたので 見てみた。
まず 日本の北部にかなり疎い(仙台が到達の最北)ので実質函館から東京まで新幹線で行けるという事に改めて ほおお となった。
まあ聞いた事あった気もするけど 気にしてなかった。
青函トンネルが 車では行けないらしいと聞いた事があったかな〜くらい。(今はどうなの?)
って事は 北海道から鹿児島まで 乗り換えつつ行けば行けるんだねえ。すご。
さすがJR東日本協力だろうなあと 知らない私でも疑う余地ないくらいリアル。
どいつもこいつも 髪の毛ぴしーーー。
やっぱこういうヘアスタイルは いいですよ。
誰だ?って思うような人もいたけど おばちゃんには好評ですよ。
犯人については ぼお〜っと見てる人間には尚更「え!」
でした。
線路を延ばせない
ってあたり 東海との絡み?
東日本はいいとして東海は悪者になった感あるけど いいんか?とかちょっと思ったり。
管轄重視の元官営らしい思考だよね。
このJRの分割って ほんと 実は死ぬほど面倒で
私 以前 大阪発を 事情あって京都発に変えた事あるんだけど京都駅構内の階段をあっちゃ行けこっちゃ行けして危うく乗り遅れの事態になった事がありまして。
乗った途端、ドアが背中スレスレをパシャ〜
って経験は あまりしたくないやつです。
運転手を 若手の女性 のん にしたところも令和感あるよね。
昭和なら絶対ーーーーこのキャスティングはないな。
手に汗握る展開といい 丁寧な作りといい
草なぎさん主役の あの静かな物腰ときっぱりした態度といい
とても堪能しました。
筋に少し疑問はあるが、良いリブート作品。俳優の演技はOK。
これを見るためにNetflix加入しちゃったよ
鉄道物の動画を見る事が多いので、ターゲティング広告のターゲットにされてしまった感は否めないけど、興味があったのでタイトル通りです。
JR東日本の特別協力を得て制作しただけに、フィクションの部分以外はリアル(当たり前だけどw)。既にニュースにもなっているのでいいと思うけど、これの撮影のためにE5系を1編成貸し切りにして東京-新青森間を何度も往復したとかね。10時間乗車していたとか言っていたけど、それって乗務員よりも乗車時間が長いです。
それと、これの下となった『新幹線大爆破』へのオマージュが所々出てきます。っていうか、事件勃発直後に「109号事案」というセリフがいきなり入っていますしね。
元々の作品の時は当時の国鉄に協力を拒否された他、上映の時にも抗議を受けたという事ですが、逆のこの作品ではJR東日本の特別協力を得て、それが無ければ実現不能なリアルさがあります。なんでJR東日本は特別協力したのかという事ですが、色々言われていますが、JR東日本社員が、乗客を救うために必死に活動しているという事が描写されている・・・というか、この作品はそれを描いた作品なんで、協力したんでしょうね。
とはいえ、多分この作品の製作期間中にE5系とE6系の分離事故が起きたと思うんですが、JR東日本関係者は肝を冷やしたんじゃないでしょうか。
こう言う作品が、映画会社では無くNetflixの様なプラットフォームによって製作されてしまう時代になったんですね。っていうか、映画会社だと、資金もそうだけど、色々と配慮すべき事項が多いんで、できなかったんだろうな。Netflixだからできたんだと思います。
中々面白いです。鉄分多めの私も楽しめました。
あまちゃん
あまちゃんに出てた小泉今日子の幼少時代を演じていた女の子(豊嶋花)が、時を経てあまちゃん(のん)が運転している新幹線に乗っているというところがとてもエモい。
内容としてはどういう気持ちで観てたらいいのか、いろいろ整理がつかなかったことだらけではあったけれども、役者さんたちみんな頑張ってるな!とか、要潤だな!とか、新幹線が走ってるな!とか、そういう意味では最後まで楽しく観れました。
首をしめるときの草なぎくんの怒りの表情からの慈愛に満ちたハグについての演技はこれでいいのかなと疑問を持ちましたが、結果的に新幹線が大爆破されなくてよかったです。
あとは爆破されてふっとんでいたお父さんの家の近隣の家とそこで生活している人々のことが心配です。
時代がかわればこうも違うのか!
昔、親父に連れられて映画館でみた、高倉健主演の新幹線大爆破のリメイクだとばかり思って、懐かしがりながら寝ころがってのんきに見ていたら、新幹線大爆破のエピソード2 だった。
思わず正座してしまった。
前作は、新幹線の騒音問題が、事件の動機だったと記憶している(たぶんあってると思う)
東京オリンピックに間に合わすための突貫工事で、騒音問題に対するケアが全くできてなかった時代で、そこに一石を投じるという公の正義感が動機だったと思う。
今回の犯人の目的は、動機はなんだろうと考えていたら、随分個人的な動機で、驚いて、ひっくり返ってしまった。
なにそれ!
でも、なんとなく、納得する自分もいたりして、現代に自分も生きている、時代のなかで生きているという実感が湧いてきて、そういう時代だと納得する自分がいたりする(なんか複雑変な気持ち)
欧米ならなんの躊躇もなく、射殺で終わりだろう。
日本ならでは結末になって、よかったようで、どうなのかとも思ってしまう。
死なせてあげたほうがよかったような気がしないでもない。
いやいや、自分の毒親以外は死人がでていないから、これでよかったのだろうと思う。
事件の真相が裁判を通してあきらかになれば、世間はきっと犯人に同情して、あの1000億円は、賠償に使われることになるのかもしれないなぁと妄想に耽るのである。
余談ですが、完全にテレビの時代は終わりましたね。
また時空が歪んどる
期待しすぎた
登場人物の作り込みが薄いので、何かが起こってもこちらの感情が動かない。淡々と展開していくのを観ていた。いろいろ詰め込みすぎてるなと感じた。YouTuberの暴行のシーンは胸糞悪かった。新幹線の映像はよくできてるなと感心した。連結を外すシーンでなぜ急ブレーキかけたのかがわからなかった。尾野真千子の演技はよかったが、主役とか他の俳優を変えればまだよくなった気がする。
これはあくまで日本仕様の「スピード」
この映画は、日本製アクションにしては間断なく襲ってくるスリルがハラハラドキドキを誘うよくできた映画だ。
この映画を見ると、オールドファンは昭和の時代の同名の映画との関連を考えるし、映画中の「救出号」のくだりはキアヌ・リーブスの出世作「スピード」を思い出すし、ブラピの「バレットトレイン」も浮かぶかな。
ハリウッド映画ならこの映画に3つの要素を加えるだろうなあ
①テロリストとの対決、②恋愛、③格闘アクション
しかも、これを間断なく繰り返すだろうか。
草彅くんの役もおそらく偶然乗合せた元警察官かCIA
豊嶋花はサイコの役になり、大後寿々花の先生は草彅くんと短い恋愛モード。
車掌、運転士、女政治家とその秘書は上院議員になり、医者くらいはいそうだな。
とまあ、こうやって揃えると案外普通のハリウッドアクションになりそうだ(笑)
動機は復習に見せ掛けた金儲けか(ダイ・ハードやん)
しかし、樋口監督らしいのは、「JR」「現場」「政治家」といったワーキンググループを登場させること。
新幹線の連結を外す計画、そこから乗客を逃がすアイディア、政治家の横槍で線路の延長が出来ず、東京に着く前の爆破を選択すること、最後に脱線させる計画など、いかにも必死にやれることを模索する日本人らしさが満載だ。
さて、犯人とされる豊嶋花は心臓にペースメーカーを入れているようだが、そのあたりもう少し丁寧に描かないと動機づけが弱いのは否めないし、昭和の前作が下敷きになっていることの説明ももう少しわかるようにやって欲しい。
カット次第では出来ると思うけど、編集を物語優先で作りがちな「日本の編集」さんに不満。市川崑にやらせたかったなあ。
しかしながら佐藤純彌監督の前作は改めて名作だと確認できた。
こりゃダメだあ~
レビュー批判が結構多かったので心構えして見ましたが、いや~その通りで全てにおいてダメダメな映画でした。
・ストーリー設定がお粗末すぎ→犯人や共犯者の背景が薄いから、事件を起こした動機が見えないし、ただただ違和感しかない
・緊迫した場面が何度もあったのに全然ハラハラしない→ストーリー展開がショボ過ぎというか下手
・登場人物にリアル感がない→監督の演出がダメ
・JRの全面協力が仇になって広報映画みたいだった
こんな映画(というか2時間ドラマレベル)が日本映画してネトフリで世界に配信されるなんて恥ずかしい。
ダイハードやスピードみたいな映画にすれば良かったのにと思ったけど、日本の映画人には無理なのかなあ。
JR東日本の懐
ノリと勢いだけで見られるのならいいがシナリオの粗が気になりだしたらツライ
当時の国鉄の協力も仰げずCGもなくミニチュアとセットのみで撮影するしかなかった75年版とくらべれば、現代の技術で撮影した新幹線の走行シーンは間違いなく比較にならない程大迫力だけど、徐々にシナリオの粗が気になりだして素直に楽しめなくなった。
ツッコミどころは多々あると思うけど、一番違和感を覚えたのは、乗員乗客の命を確実に犠牲にするであろう「停車命令」については政府から上意下達みたいに現場に伝達されたのにもかかわらず、そのあとのポイントを使って車両を切り離す作戦時にわざわざリモートで政府要人が参加し、いちいち当事者の了解をとって苦渋の顔でゴーサインを出すみたいな下り。いやいや、その前にアンタら顔もみずに乗員乗客の命を犠牲にする決断をしてるよね?と言いたくもなる。
それから犯人の動機についても捏ねくりまわし過ぎてすんなり入ってこない。新幹線を逆恨みするのは犯人の心象のなせる業なので、どんなに捻じ曲がっていようがそういうものだと無理やり納得するにしても、当時の状況のどこをどう捻じ曲げてマスコミ対策すれば、父親を英雄に祭り上げられるのかがわからない。射殺することにより犯行を未然に防いだとか、リモート爆破スイッチに正手をかけた犯人を無力化したのなら英雄にもなろう。だが爆弾が既に仕掛けらた状況で、犯人を射殺することが英雄的行為なのか。「死をもって贖わせた」とこになりえても、「新幹線を守った」ことにはならないはず。それどころか、本来なにがなんでも犯人の身柄を確保して解除方法を自白させることが最重要のはずで、その望みを絶つことは新幹線を危険に晒すに等しい失態であって、劇中でも責任を回避するため正当防衛として物語をでっち上げたと言っている。前作では犯人の爆死を捜査員たちが悔やんでいたはずなので、余計に違和感が残る。
前作でもいいタイミングで柔道部が現れるとか、喫茶店が火事になるとか、ご都合主義的な展開がなかった訳ではない。ただ、発生確率が限りなく低いだけで可能性はゼロではない。フィクションでありエンタメなんだから、偶然や奇跡の連続だってアリでいいしキャラに多少デフォルメがあってもそんなものだと飲み込むこともできる。ただ、理屈の通らない展開だけは違和感しか残らない。
動機が残念
まるでオマージュのような作りからの続編展開。
前回は公衆電話の取り合いだったところが、今風にSNSで資金集め。
この前半の展開は、とてもいい感じ。運転手の入りの演技は❓とおもわせたが、それ以上に犯人を示唆するような演出には萎える。えーこいつが犯人なら胡散臭いよね、と思いつつ犯人なのかよ・・・
全体の作りはとても良かったのに、肝心の犯人と動機があまりにも酷すぎる。そもそも娘❓どうみても孫だろ❓騙されて唆されて起爆装置の一種にされたくらいなら受け入れられるがまるで爆弾も作って、それも仕掛けて主犯です、とか言われてまるて頭に入ってこない。
要求金額も途方もない金額でまるで現実感がない。昔の駄菓子屋ギャグかのようでそこに犯人の本当の狙いでもないのがまるわかりで、緊迫感をまるで削いでしまう。ラストのネタのためとは他になかったのか❓
そこまできて、気の毒な生まれ育ちから堅固な動機をもつならいいが、結局最後に草彅くんのハグ程度で動揺する演技をされてはね・・・、そこは突き抜けて演技してほしかった。
全体がよかっただけに、本当に惜しい。
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