「時代がかわればこうも違うのか!」新幹線大爆破 うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
時代がかわればこうも違うのか!
昔、親父に連れられて映画館でみた、高倉健主演の新幹線大爆破のリメイクだとばかり思って、懐かしがりながら寝ころがってのんきに見ていたら、新幹線大爆破のエピソード2 だった。
思わず正座してしまった。
前作は、新幹線の騒音問題が、事件の動機だったと記憶している(たぶんあってると思う)
東京オリンピックに間に合わすための突貫工事で、騒音問題に対するケアが全くできてなかった時代で、そこに一石を投じるという公の正義感が動機だったと思う。
今回の犯人の目的は、動機はなんだろうと考えていたら、随分個人的な動機で、驚いて、ひっくり返ってしまった。
なにそれ!
でも、なんとなく、納得する自分もいたりして、現代に自分も生きている、時代のなかで生きているという実感が湧いてきて、そういう時代だと納得する自分がいたりする(なんか複雑変な気持ち)
欧米ならなんの躊躇もなく、射殺で終わりだろう。
日本ならでは結末になって、よかったようで、どうなのかとも思ってしまう。
死なせてあげたほうがよかったような気がしないでもない。
いやいや、自分の毒親以外は死人がでていないから、これでよかったのだろうと思う。
事件の真相が裁判を通してあきらかになれば、世間はきっと犯人に同情して、あの1000億円は、賠償に使われることになるのかもしれないなぁと妄想に耽るのである。
余談ですが、完全にテレビの時代は終わりましたね。
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