BETTER MAN ベター・マンのレビュー・感想・評価
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選ばれたくて選んだんだろ
スターになることを夢見て他人からどう見えるか気にしながら、過去の自分の呪縛に囚われている。感情移入できそうでできないのは、制作の意図か展開が故か。
視覚的演出は怒涛であるが、その分忙しない。猿の演出も出オチ感があり、表情が読み取りにくいのが難点。
アイデアだけでもかなりすごい
2025年劇場鑑賞102本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレット無しにつきマイナス0.5。
この作品は絶対パンフレット作ってなぜ猿なのか語る義務があると思うのですが。
とはいえこの映画がロビー・ウィリアムズという実在で存命の歌手の自伝かつ、自分がそのまま若い頃を演じるということで、その手段としてCGで自分を作っちゃえ、ということなのだと思います。ただ、今のCGだと生身の人間を描くと周りと浮いてしまうので、じゃ猿ならそんなに違和感ないよね、と誰かが思いついたと推測。全部アニメにしちゃう手もあったんでしょうけどね。外国に猿回しの文化もあんまりないでしょうし(サーカスの見世物としてならあるのでしょうが)、猿イコールロビーという意味はないように感じました。
最後はベッタベタだけど泣いちゃいましたね。まだ現役の人なんだから途中こんな親のこと悪く言って大丈夫なの?と心配しましたが落ち着く所に落ち着いてまぁそうだよね、と思いました。
自分の才能を認めることの大切さ
沸かせろ!…私はあんまし沸かなかった!
ロビー・ウィリアムスは全く知らないけれど、
マイケル・グレイシー監督が
本人を猿の姿で表現する世界観をどう見せるのかが
楽しみで鑑賞。
少年期も少し描いていて、
おばあちゃん子であることや、父とマイ…ウェイを歌ったり
とラストに向けた伏線がここで張られているし、
これがないときっと感動できない作品になってしまう。
テイク・ザットのオーディションから
グループで成功〜メンバーとの確執&脱退など、
観ていてつらいが事実をベースにしているので、
間違いはないのだろうと思う。
ソロになり成功してからも酒・女・ドラッグそして鬱と
成功には影があることもきちんと描くあたりは好感が
持てた。こういうことに手を染めない清廉潔白な
アーティストがどれほどいるのか、と思ってしまうくらい
この手の作品では描かれるアーティストの闇の部分だ。
描き方としては、どこまでリアルでどこからロビーの
幻想なのかがわからなくなるシーンが多々あり、
私は幾度か集中力を欠いてしまった。
特に後半のライブシーンにおける猿の惑星さながらの
戦闘シーン。これ必要!?と思ってしまった。
ラストのマイ・ウェイは泣けた。
父とのデュエット&その歌詞にもグッときたし、
おばあちゃんへの想いもちゃんと馳せるロビーの姿に
感動した。ここは冒頭からの伏線が回収され
猛烈に泣けた。
ラストは感動したのだが、
ロビーが言う「沸かせろ!」とは私の心はならなかった。
やはり猿の姿をした主人公に感情移入できなかったからだ
と思う。
日曜の昼なのに私を入れて観客数3名。
興行収入が心配。
パンフも取り扱いがなく残念😭
お猿
主人公に共感できない、無理だこれ…
かなり期待外れ プロデューサーも務めるロビーさんの超ナルシスト映画にしか見えず萎えた
批判を恐れず、敢えて正直でシビアな感想を記します
主人公のロビー・ウィリアムズさん本人もプロデューサーに名を連ねている、彼の自伝作品、この時点で本作の出来上がりが決まってしまった気がします
ちなみに私はロビーさんのことは全く知りませんでした
ちょっと前に見た『名もなき者』同様、まだ本人が存命な中でありながら本作を作っている制作意図を一生懸命汲み取ろうと観てましたが理解できませんでした
話は悪くないし、映像もそこそこ斬新だったりして悪くないんだけど、なんか・・・全編に漂う空気感がイタい感じで“俺様 映画”にしか見えず、ただひたすらプライベート・ムービーを見せられている気分で全然ノレませんでした
若すぎる成功が、怖いもん知らずで無鉄砲、自意識過剰で自分勝手なドラッグ中毒者を生み出し周囲から人が消え、さらに家族との確執や和解という人生の哀歓を描いてはいるものの、内容自体はそんなに珍しい事でもなく、人生の結果としてはそこそこリッチに暮らし、歴史に残る記録も残すアーティストになっているわけだから、本作で描くのはただの若かりし頃のやんちゃ時代を美化した武勇伝と不幸自慢にしか見えず、そこから今でも“卒業”できない人が作った映画だな、という作り手の強烈なナルシズムを感じ少々不快でもありました
世界にはもっと辛く苦労して生きている/生きていた人が無数に存在すると思い、総じてとても受け入れられるストーリーではありませんでした
猿のビジュアルは“思ったほど”違和感は無かったものの、でもやっぱりおかしいし、こういう演出は普通の感覚じゃないと思う、時折それが気になって集中力を削がれたのも否めない
猿は自身のメタファーとは言ってますが、これをやった事で500人のダンサーを集めてロンドンのリージェント・ストリートでワンカットで魅せる圧巻のダンスシーンや30,000人を動員して再現した大迫力の伝説の野外コンサートシーンなどリアルにこだわって作り込まれた素晴らしいシーンが全てVFXの様なチープなものに見え台無しになっている印象を受けました
そして何よりも本作を観た理由が、個人的にはかなりお気に入り上位に入る『グレイテスト・ショーマン』(2017)のマイケル・グレイシー監督とそのスタッフが作った新作ということでした、かなり期待していましたが、とても残念な作品でした
そう考えると昨今 量産されているミュージシャンの自伝映画ですが、いかに『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)や『エルヴィス』(2022)が傑作だったがよく解ります
次に来るビッグタイトルはマイケル・ジャクソンさんですが大丈夫かな?不安になってきました・・・
猿に共感出来なかった
イギリス北部の街に生まれ、幼い頃に父が家を出て、祖母と母に育てられたロビー・ウィリアムズは、1990年代の初めテイク・ザットのメンバーとしてデビューし、人気グループとなった。グループ脱退後はソロデビューし、イギリスのポップス界を代表する存在となった。しかし、薬物依存だったり、女性にだらしなかったりと、お決まりの状態だった。そんな自己肯定感の低かったロビー・ウィリアムスを猿として扱った話。
ロビー・ウィリアムスをよく知らなかったのも原因だろうし、本人の希望らしいが、猿にしての視覚効果は有ったが、やはり納得いかなかった。どんな顔で、どんな歌を歌うのか、ロビー・ウィリアムスに興味が有っただけに、猿???とは。
薬物に依存してたり、女性にだらしなかったり、有名な歌手は必ずと言っていいくらいお決まりのパターンなんだと知れた。
ニコール・アップルトン役のラシェル・バンノが美しかったのが唯一印象に残った。
ベターマンって劇中で言うが、ふーん、って感じであまり共感出来なかった。
やはり猿に違和感しか残らず、面白くなかった。
なんでお猿?
エンタメ作品としては最高!だけど、、。
予告編ではお猿さんのサクセスストーリーかと笑
グレイテストショーマンのグレイシー監督だし、劇場予告篇はお猿さんのミュージカルだし、すっかり動物のサクセスストーリーだと思って観に行ったんですよ。話が進むにつれ、んっ?テイク・ザット?UKのスーパースター、ロビー・ウィリアムズの自伝じゃないか?コレ笑
スーパーアイドルから、メンバーに裏切られソロで大成功しても、苦悩とドラッグに溺れる。そんな底辺から再生までの素敵なお話。ラストのあの曲で涙腺崩壊ですわ。
CGIのチンパンジーがロビー本人の役なんだけど、そんな監督のセンスがすごい。ミュージシャンの伝記映画は、演じる役者のクオリティが作品の良し悪しになるけど、リアルとファンタジーの絶妙な世界観で、没頭しちゃう。
ロビー若かりし頃の壮絶な行いや佇まいや恋人友人への仕打ちも、チンパンだから和やらぎましたよ。今までのミュージシャン伝記映画ではありえない、不思議な体験でした。
作品を盛り上げるドラマティックな長回しの歌唱シーンや、リアルと過去が交差する演出も素晴らしい。映画の魔法がたくさん詰まった秀作でした😆
マイウェイはやっぱり名曲
パフォーミング・モンキー(猿回しのサル)
夢見る少年が、特に大きな挫折もせず
大きな夢を叶えるが
愛する父親からの愛を渇望する。
ロビー・ウィリアムズもテイク・ザットも
そもそも彼の半自伝的ミュージカルとも
知らずに観たので面白さは半減なのかもしれません。
なぜ猿なん?!
なんで猿にそんなキャーキャー言うん?
どういうこと?と思ってたけど
彼の劣等感を「猿」としあらわしたからなんですね。
なるほど。
物語に意外性はないし、被害妄想爆裂で
薬と酒に逃げる事に共感は出来ないから
歌と映像はいいのになぁ。と思ってたのですが
ラストシーンは悔しい、予定調和なのに
めちゃくちゃ泣かされました。
【"沸かせろ!そして復活のマイ・ウェイ。”自信のない少年が父の影響でポップスターになり、酒・ドラッグに溺れるも祖母、両親の支えにより自分の生きる道を切り拓く物語。ラストのコンサートシーンは沁みます。】
<Caution!内容に触れています。鑑賞後にお読みください。>
ー 今作では、頻繁に”沸かせろ!”と言う台詞が出る。見ていれば分かるがロビー・ウィリアムスが尊敬していた、フランク・シナトラが好きな可なり破天荒な父の口癖だ。
そして、ご存じの取り今作では、ロビー・ウィリアムスは、幼少時から猿の姿で描かれる。これは、ロビー・ウィリアムス自身が自分の事を”サーカスの猿の様に、ステージに上げられていた。”と語っていた事に、マイケル・グレイシー監督が着目した事による。
この演出には賛否があるようだが、私は面白い演出だと思ったな。
猿のロビー・ウィリアムスが、成長し、恋をし、ポップスターになりながら、酒とドラッグに溺れ、テイク・ファイブとのメンバーとの間に軋轢も生じて行く。
世界的ポップスター(と言っても、日本では余り人気は無かった気がする。私がロック小僧だったからかな。)になりながら、成功者の光と影を描いた中盤の展開は少し粗い気がするが、独創的な世界観は出ていたと思うな。ー
■今作が魅力を発するのは、後半だと思う。
彼に影響を与え乍ら、家族を捨てた父が、ドラッグに溺れた彼の大邸宅を訪れ、大きな池にゴムボートを浮かべて寝ている息子を心配して池の中に入って来るシーンや、彼を幼少時から可愛がっていた祖母が亡くなった事を知らせる母からの電話にも出なかった事を悔いるシーン。
そして、彼は家族の支えにより、復活していくのだ。
仲違いしていたテイク・ファイブのメンバー、ネイトとの和解や、大観衆で埋まるネブワースでの復活のソロコンサートシーン。
そして、満員のロイヤル・アルバート・ホールに両親を招いて、母に対する感謝を述べながら、父をステージに上げて二人で高らかにマイ・ウェイを歌い上げるシーンは、実に沁みたな。
英国ポップスターの栄光と挫折、そして復活を、「猿」のビジュアルで描いた意欲的音楽映画
実在する主人公、ロビー・ウィリアムズは、全編「猿」として描かれます(歌声は、ロビー本人のもの)。
劣等感や疎外感、「人に言われた通り歌い踊るだけの自分」を、こうした形で描いているのでしょうか。
コンサートの観客の中にも猿がいて、これは初めのうちー??ーでしたが、ネブワースのコンサートで、ロビーの幼い頃演じた学芸会の扮装の猿がいて、ようやく理解できました。ロビーの脳内の猿なのですね。「過去のダメな自分自身と戦う」ことを視覚化する方法として、よく工夫されていると感じました。
久しぶりに父親と会ったロビーが、父親に「ロビーは愛してくれたけど、ロバート(ロビーの本名)は愛してくれなかったね」というセリフが、親子関係を端的に表しています。
最後、父と子のシーンが、オーブニンクと見事につながり、素晴らしかったです。
途中の、道路で歌い踊るシーンは、ラ・ラ・ランドの高速道路で踊るシーン以上の迫力でした。
ダーウィンさんが喜ぶ映画
心の師匠はフランクシナトラ
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