劇場公開日 2025年3月28日

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「あらすじ見た方がいい作品」BETTER MAN ベター・マン Erinaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0あらすじ見た方がいい作品

2025年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やらかした…とても…
今回はあらすじ読んでないとだいぶキツイ映画になってしまった。

なぜ猿なのか…なんで猿なのに会話できるし、みんな普通に接してるの意味わからない。なんで?という状態が2時間続いてしまった。
猿と決めつけて見えてしまっている自分がダメなのか…1人の人間として観るんだという製作側の想いなのかと思ってた😂
そしてエンドロールで主人公のロビー・ウィリアムスの自伝だったことを知り、時間を無駄にしてしまった。
せめて、本人を知っていれば😭
しかも本人が本人を演じてた。ファンにとっては嬉しすぎるのではないでしょうか。

結局なんで猿なのかが分からないままだから、話が入ってこなさ過ぎてナニコレ…となったし、主人公に全く感情移入ができなかった。
というか脳内にBruno MarsとあのMVがチラついて集中できなくてしんどかった笑トゥルルトゥルル〜🎶🐒
結局、ロビー・ウィリアムス自身が自分をパフォーミング・モンキーと評価していたからそこから猿を取ったみたい。

有名になりたいと言いながらもミジンコなみのメンタルの弱さ。その弱さを隠すためのキャラを演じてきた彼。それすら観ててしんどかった。というかイライラしてしまった。

ただ、本人を知らなくてもTake Thatと同じ状況になったボーイズグループやガールズグループ、ジャニーズやアイドルと重ねて観てました。
私の好きな1Dや5H、Little Mixも人気すぎてメンタルやられたり方向性が違ってきたりとして脱退や活動休止しているし、グループじゃなくてもJustin BieberやSelena Gomezと同じ状況だったんだろうなと思った。
人気になるにつれファンが増え、ファンに応えるために自分を偽り隠しと人気者ならではの悩みをこの映画では共感することができなかったけど、私の好きなアーティストたちに夢を与えてくれてありがとうと敬意を払うことができた。
またグレイテスト・ショーマンと同じで有頂天になると大切なものを無くすよと言うメッセージ性を感じた。

そして流石ミュージカルでヒットした監督。音響が配給会社のイントロロゴから素晴らしい。役者の立ち位置と聞こえてくる音がしっかりと一致していたところもよかった。遠距離の音の強弱もよかった。
そして行き来したり舐め回すようなカメラワークがとても好みだった。

猿ももちろん舞台もほぼCGでリアル感もない。ただ、キラキラした世界や鮮やかな街並みはとても綺麗で私もこんな綺麗な世界に行きたいって思った。
エンドロールより、いろんな国で撮影していたみたいだけどその国で撮影したというのが感じられなかったな、、、思い返してもCGの世界観しか出てこない、、、

彼を知っているか知らないかで評価がかなり大きく分かれそうな作品だなと思いました。
武勇伝にも捉えられるし、今までの言い訳にも捉えられてしまうなと思った。

Erina