「アカデミー視覚効果賞にノミネートされた伝記ミュージカル」BETTER MAN ベター・マン Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー視覚効果賞にノミネートされた伝記ミュージカル
クリックして本文を読む
ロビー・ウィリアムズの成功と苦悩がわかりやすく描かれていながら、多くのド派手なミュージカルシーンによってエンタメ映画としてもかなりの完成度を誇る秀作。
「能無し」であることに対して抱える強い恐怖・コンプレックスや、幼少期に家を出て行った父との確執、薬物依存などの数多の苦悩の描写が結構シビアに描かれている。特に薬物によってどんどん精神が蝕まれていく描写はホラーっぽさすらある。
ミュージカルシーンは流石グレイテスト・ショーマンを手掛けたマイケル・グレイシーの手腕と言うべき圧巻の出来。特に5人組ポップグループ「Take That」のダンスシークエンスは長回しによって絶えず派手なダンスと演出が映され、視覚・聴覚共にめちゃくちゃ刺激が強い。
あと個人的にはロビー本人のコッテコテのイギリス英語が結構好みだった。
コメントする