「眼福!目玉が大喜び。」BETTER MAN ベター・マン t2lawさんの映画レビュー(感想・評価)
眼福!目玉が大喜び。
歌手ロビー・ウィリアムスには何の興味も思い入れもないが、日比谷でロングランを続ける『グレーテスト・ショーマン』(2017年)のマイケル・グレイシー監督作品ということで期待度マックスだ。主人公のロビー・ウィリアムスを「猿」の姿で描くという冒険への不安も確かにあった。しかし、圧倒的なミュージカルシーンに打ちのめされ、心躍らされた。特殊効果マンとして映像界キャリアをスタートさせたマイケル・グレイシーだけに、凄まじいまでの映像魔法を見せてくれる。特にロンドン市街でワンカットで見せきる群舞シーンや雨中の高速ドライブシーンからの一連。音楽と映像のリズムとキレが一体となってスクリーンを輝かせる。脱帽だ。物語はロビー・ウィリアムスの自叙伝だが、クライマックスはしっかり劇場内を感動で包み込む。まあ、あの歌は卑怯だよね。あっという間の137分だった。
それにしてもいつも思うが、欧米のスターは酒とドラッグに溺れていくのだろう。
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