「一番観たかった所が描かれていなかった」「桐島です」 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
一番観たかった所が描かれていなかった
2025年劇場鑑賞200本目。
エンドロール後映像無し。
指名手配犯が偽名で生活していて、死の間際に名乗り出たというニュースは知っていました。当時(と言っても最近ですが)最後まで名乗るべきじゃない、責任を取らずに気持ちだけ楽になろうとするなんて卑怯者だという意見が多かった記憶があります。ただ、この桐島という男が何をしたのかよく覚えていませんでした。
てっきり名前と顔をころころ変えて転々としていたのかと思っていたのですが、そうではなく、バレないもんだなと思いました。本人から聞いたわけではないでしょうし、日記をつけている描写もなかったので、潜伏中の彼の様子は当時関わっていた人たちの証言から描かれているはずなので、隣の男の話とか、恋の話とか、怒った話、同僚の話、どこまで本当か分かりません。それはいいのですが、本人が死の間際に告白してから、その後の周りの反応が一番見たかったのに、元同志の書いた記事しかなく拍子抜けでした。
先に逮捕された同志は獄死した例もありますが出てきており、一生偽って生き続けるなら早く捕まった方が楽なのではとこの映画を観るまでは思っていましたがそれなりに自由を満喫していたのでどっちが良かったのか・・・。
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