「丁寧な心描写」神は銃弾 K.ベイさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧な心描写
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カルト教団に元妻が殺され娘が誘拐される。10日程経っても何の進展もないことから主人公である保安官のボブが自ら捜索の旅にでる。
その際に犯人を知ると垂れ込みがあった元教団員のケースと共に捜索の旅に出る事となる。
顔含め体中タトゥーまみれのケース。最初は疑いながらも接しながらも娘を本気で探そうとする姿に徐々にボブは信頼をし、ケースもまたボブを信頼していく過程が苦しく切なくもどこか心温まる。
ケースもまた12歳の頃に拉致され地獄の様な生活を強いられてきた。
その苦しい過去をストーリーが進むに連れて見てるこちらも苦しさと復讐心みたいな憎しみを覚える。
上映時間は長めだがこの心の近づきがゆっくひ丁寧に描かれているのがとても好みではあった。
一方ラストで娘を取り返してからの銃撃戦はリーアムニーソンばりに普通の中年男性がバンバン敵を散らしていく姿に少し驚いた。それまでと少しテイストが違う様にも感じたが、ボブ、ケース、ボブの娘を苦しめてきた者は一応一掃できたのでこちらも少しはスッキリエンド。
渋めの作品ではあるが年末年始に見る作品で迷ってる人には勧めたい一作ではある。
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