ヌルボムガーデンのレビュー・感想・評価
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個々ストーリーが追いにくいがまぁ軽いホラーを見たいなら。
今年28本目(合計1,570本目/今月(2025年1月度)28本目)。
すでにレビューを書かれている方と重複するところがありますが、一応最初のお約束として「この映画は実在する人物や地名とは関係がありません」とのこと。なのに韓国に実在するいわゆる三大心霊(恐怖)スポットを扱うというのも変なところです。
セリフが少な目で理解がしがたいことと、このタイトル(「ヌルボムガーデン」自体)が映画の字幕との関係で途中から何を言いたいかわからず、複数の「ガーデン」(庭)があるのか等考え始めると結構泥沼じゃないかな…といったところです。
ストーリーが少ないしセリフも少ないし、その代わりホラー要素はたっぷりといったところです(というより、1月4週はホラー映画祭りかというくらいに多いが…)。あまり字幕など観ず、さくっと90分(この映画は95分ほど。予告編など入れると110分ほどか)でホラー映画を軽く見たいならおすすめといったところです。
評価に関しては以下にちょっと詳しく書いておきます。
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(減点0.3/「ヌルボムガーデン」が何を意味するか、映画のストーリーから混乱を招き、理解が困難になる要素がある)
映画内で「ヌルボムガーデン」という表現は最後、エンディングロールに入る直後に「韓国にはヌルボムガーデン、という恐怖スポットがあるといわれている」みたいなところで登場します。
それ以外に実は、登場人物がこの館を訪れて花の手入れをしていたときに、「この庭は春の庭と名付けようかな。いつも心が温まるような花が咲いてほしいから」みたいなことを言っています。それが原題タイトルの Spring Garden のところです。
ところで、韓国語の辞書でちゃんと調べればわかりますが、「ヌルボム」というのは、韓国語では「常・春」と書いて「常に春」ということを意味すること、また春が暖かいイメージがあることから、「支援的な意味合いで経済的等のハンディがある方向けの、補助的な施設、制度」等にも使われていることもわかります(ヌルボム学校、ヌルボム奨学金、ヌルボム塾、などなど)。
つまり、ヌルボムというのは日本語に1:1で訳せば「常春」ですが、日本語では「常夏」以外は普通使わないので(常秋、というような表現はあまり聞かない)、こういうタイトルになったのでは思えますが、それだと映画のキーになる「ガーデン」(庭)が2つあるのかとかという解釈が可能になって、ややタイトルから混乱させてくる部分は否定できません。
一番のホラーは、夫を亡くしたばかりの妊婦に罵声を浴びせる親族だと思う
2025.1.24 字幕 MOVIX京都
2024年の韓国映画(90分、PG12)
原案は韓国三大心霊スポットの「ヌルボムガーデン」
夫の死後に発覚した新居を巡るホラー映画
監督はク・テジン
脚本はク・テジン&パク・サンウク
原題は『늘봄가든』、英題は『Spring Gardenn』で、ともに「春の庭」という意味
物語は、ある不良グループ4人組が「人気のない住居」に侵入するところから紡がれる
肝試しを行うつもりだったが、彼らはそこで「あるもの」を見つけてしまった
場面は変わり、夫チャンス(ホ・ドンヒョン)と結婚したライターのソヒ(チョ・ユニ)は、彼との子どもボミを身ごもり、幸せない生活がスタートしようとしていた
だが、ある日のこと、目覚めたソヒの目の前で夫が首を吊って死んでいるところが発見される
警察は自殺だと断定し、葬式が行われるものの、チャンスの親族たちの執拗な誹謗中傷によって、ソヒは彼との子どもを流産してしまった
その後、ソヒの元にパク弁護士(チョン・ウヒョク)が訪れ、ある衝撃の事実を告げられる
それは、リフォームが終われば伝えようと思っていたと言う新居の存在で、庭つきの一戸建てが用意されているという
ソヒは姉のヘラン(キム・ジュリョン)の心配をよそに、自分に名義なっていることもあって、一人暮らしをすることになった
ある日のこと、ヘランは娘のジウォン(ソン・ジウ)と息子のドンヒョン(キム・ラオン)を連れて、ソヒの新居を訪れることになった
だが、庭で遊んでいたはずのジウォンの姿が消え、さらにドンヒョンは意味不明なことを言い始める
程なくしてジウォンが帰ってくるものの、彼らの言動はおかしなものばかりだったのである
映画は、新居に飾られた自分の写真の裏から「ある女子高生」の写真が出てくるところから動き出す
制服から学校を特定して詳細を調べるものの、生徒の名前がウン・ヒョンジュ(カン・イェジン)であることしか教えてもらえない
どうやら行方不明になっている生徒で、彼女を探しているナム刑事(イ・ジュンオク)は学校からの知らせを受けてソヒを追い始める
ソヒは手当たり次第に生徒や、街角の同年代の子どもたちに聞いて回り、ようやく彼女を知る若者たちを見つけることができた
だが、彼らはみんな、関わりたくないと言って逃げ出してしまうのである
映画は、心霊スポットが元ネタになっているが、ほとんど関係がないくらいの仕上がりになっていた
庭ぐらいしか関連がないようだが、映画では庭はそこまで強調されない
人物の関係性が非常にわかりにくいのだが、ヒョンジュは足か何かを怪我して何らかのスポーツを断念した生徒のようで、不良グループとの関わりを自ら望んでいたように描かれていく
そんな中で大量に酒を飲まされて暴行を受けたようで、さらに監禁されていたように描かれていた
そんな彼女はそこから逃げ出してチャンスのリフォーム中の家にたどり着き、そこで保護されることになった
だが、チャンスと良い関係になったのに、彼には妻子がいるとわかり、チャンスと喧嘩になった挙句、非業の死を遂げることになる
チャンスは彼女の死体を庭に埋めるものの、ヒョンジュは怨霊となって、その復讐を果たしていく、という感じになっていた
時系列シャッフルが入っているのでかなりわかりづらく、人間関係もぼんやりとしかわからない
チャンスとヒョンジュに関係があったのかどうかははっきりとわからず、彼女の妊娠検査キットがリフォームハウスから見つかるだけだった
チャンスの「押し付けるな」みたいなセリフがあったので、おそらくは不良グループに暴行を受けた時のものだと思うが、そのあたりもはっきりとは描かれないので、「?」が残るものとなっていた
ホラー要素としては、ほとんど怖くないというもので、気持ちの悪いシーンがいくつかあるぐらいだった
基本的に室内シーンが多いので画面が暗く、途中で登場する退魔師の男(チョン・インギョム)の説明もほとんどない
一応は、ヒョンジョの父であり、娘が怨霊化したことを知っているようで、それゆえに術を施して結界を張ろうとしていたようだった
だが、家の持ち主に何の説明もせず、ただの不法侵入者になっていて、それはそれでどうなのかなあと思った
いずれにせよ、暇つぶしで許容できるかどうかは微妙な出来栄えで、映画を観続けないと死んでしまう人以外はスルーしても良いと思う
怨霊より血相変えた姉の顔とかの方が怖いし、葬式で嫁を罵倒する姑と夫の姉あたりの攻撃性の方が怖い
なので、韓国版都市伝説系映画としての興味があっても、内容がお粗末なので、かなり勧めづらい
タイトルもそのまま「スプリングガーデン」か「春の庭」にしたら良いのに、ハングル音読みという意味のわからないことをしているので、何だかなあと思ってしまった
オカルトスリラーでした。
意味不明!?
ラスト30分の伏線の回収が無ければ、脳ミソウニのあたいでは何が何やら?
この作品は、何故そうなるのか? とか、何が原因で主人公や他の人達が苦しめられるのか? なんて考えていると短い人生を損しちゃいますから... 何か?
あたしは、嘘をつきます...伏線の回収があってからストーリーが理解できたと言ったけど実は、何も分かりませんでした。特に悪霊の原因となった方が、声をかけてきた相手が首に墨を入れているのを見ればすぐに悪党ってわかるのにホイホイとついていくなんて...そんなに容易く引っかかってしまう世渡り下手なら、お節介者より一言... 用心、用心ですよ。それと悪霊になってから、そんなにパワーがあるのなら、生きているうちに復讐をした方が得策です。そうすると映画にならないけど。
ラストのオチは、いただけませんです。個人的な事でどうも
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