ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニングのレビュー・感想・評価
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話はイマイチだが、スタントシーンは一級品【80点】
予告編は一切見ずにIMAXシアターで鑑賞してきました。
ポスターでもメインにこれでもかと宣伝されているプロペラ機のアクションシーンは手汗が止まらず本当に大興奮。IMAXで見るべき大迫力シーンだし、シリーズ最高峰の見せ場だと感じた。
中盤の潜水艦から脱出するシーンも非常に面白かった。
ただ、それらが良かっただけに長くてわかりづらく、これやってる意味あるの?みたいな展開が多くてストーリーが楽しめなかった。
現代のブロックバスター超大作にありがちなデジタル要素と終末を合わせたこういったテーマはやっぱりややこしいな。
ストーリーは置いといて南アフリカでのロケをはじめ、実写にこだわり度肝を抜くアクションシーンを追究した製作陣とトム・クルーズに敬意を示したい。空母での『トップガン』的なシーンも良かった!
ぜひIMAXシアターで!!
2025.5.19 109二子玉川 シアター7 / IMAX 鑑賞
成熟
シリーズの3作くらい?までは、〝スパイ大作戦〟のイーサン・ハントの物語の中にアクションが収まっていた。ところが4作目くらい?から、焦点は「トム・クルーズが何に挑戦するか」に集まり、観客はそれを楽しむという構図が生まれた。
そうして、彼のアクションは物語を飛び出し、誰もがトム・クルーズそのものをワクワクしながら鑑賞してきたが、本作はイーサン・ハントの物語。
15分ごとにニカッと笑うチャーミングな明るさを武器に、自らの機知と勇気と仲間への信頼だけを頼りにミッションを可能にしてきたイーサン。本作ではその明るさは影をひそめ、彼の瞳は終始、悲しみと深刻さをたたえていた。
そういう意味で、いつものコメディ要素、悪役の魅力、チームワークの妙が物足りないような気もするけど、シリーズ集大成だから仕方ない。自分がやってきたことが果たして正解だったのか?と問う重要なテーマが潜んでいる。
人間は自ら正しいほうを選択しながら進み続けるわけだが、同時に自分の行為に疑いを持つ知性が必要だ。自らの過去にやるせなさを抱えつつ、たとえ孤独でも、それでも他者を愛し続ける人間精神。成熟ってこういうことだよね。
イーサン・ハントはカッコいい諜報員から、影ながら見守るお父さんみたいになっていた。
トム・クルーズ主演の人気シリーズ30年の集大成!
《先行上映(IMAX版)》にて鑑賞。
【イントロダクション】
トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ第8弾。前作でイーサン達の前に立ち塞がった新型AI“エンティティ”が更なる成長を遂げ、核保有国のミサイル発射システムを次々と掌握。人類存亡の危機に、イーサン達IMFのメンバーは“最後の試練(ファイナル・レコニング)”に挑む。
監督・脚本は第5弾『ローグネイション』(2015)以降、第6弾『フォールアウト』(2018)、第7弾の前作『デッドレコニングPART ONE』(2023)に引き続きクリストファー・マッカリー。
また、本作の製作費は約4億ドルに上ると言われ、これは「世界で最も高額な製作費の映画(2025年5月現在)」である。
【ストーリー】
“エンティティ”との戦いから2ヶ月。“それ”はネットワークのあらゆるシステムに寄生して更なる成長を遂げ、やがて人類の終末シナリオを企てるようになった。ネットではエンティティの考えを崇拝する過激な陰謀論者が多数生み出され、各地でデモ活動が過激化。そして、その脅威は各国の政府機関にも潜んでいた。
イーサンはガブリエルとの死闘で手に入れたエンティティのソースコードである十字架型の鍵を入手して以降、行方を晦ましていた。彼の元には合衆国大統領からのビデオメッセージが届けられており、大統領はイーサンの力を必要としていた。
ベンジーとルーサーと合流したイーサンは、ガブリエルの行方を探す為、彼に裏切られて刑務所に収監されていたパリスを救出してメンバーに加える。
ガブリエルの行方を追ってロンドンにやって来たイーサン達だが、イーサンもまた政府から追われる身であり、ガブリエルを待ち伏せる最中にエージェントに見つかってしまう。窮地に陥った彼を救ったのは、新たにIMFのメンバーに加わったグレースだった。
ガブリエルを確保しようと奔走するイーサン達だったが、あと一歩の所で逃げられてしまう。彼の隠れ家に残されていたのは、エンティティと交信出来るカプセルだった。
危険を承知でイーサンはエンティティと交信する。エンティティは“終末の保管庫”と呼ばれるサーバー施設を探しており、前回の失態によって切り捨てたガブリエルの代わりにイーサンを利用しようと目論んでいたのだ。エンティティは既に自身の掲げる終末論の実行に動き出しており、人類に残された時間はあと4日しかないと告げる。
エンティティと交信したイーサンは、それを破壊する為にワザと合衆国政府に拘束され、必要な物資と人員を用意させようと計画する。
時を同じくして、ガブリエルは隠れ家に潜むルーサーを襲撃し、彼の開発したエンティティを誘き寄せる為の通信端末を奪取。エンティティの支配権を得て、自らが世界の全てを掌握しようと動き出す。
合衆国政府に拘束されたイーサンは、エンティティが世界の核保有国のミサイル発射システムを次々と掌握しており、残すはイギリス、中国、ロシア、そして世界最大の核保有国であるアメリカのみだと知らされる。
タイムリミットは72時間。イーサン達はエンティティを破壊すべく、“不可能作戦・最後の試練(ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング)”を開始する。
【感想】
前作のラストから公開を心待ちにしていた、個人的2025年最大の期待作。
第1作目の公開から30年の時が経ち、いよいよシリーズのクライマックス、集大成を予感させる予告編から、否が応でもこちらの期待値は上がり、先行上映があると聞いてすぐさま駆け付けた次第。
このシリーズは、回を重ねる毎に「主演のトム・クルーズが如何に無茶なスタントをスタントマンなしでやり切るか」を更新していくシリーズだったが、間違いなく本作のスタントはシリーズ史上、そしてトム・クルーズのキャリア史上最も過酷なスタントの連続だった。
その為、脚本は最早トムにどれだけ無茶をさせるかありきで書かれており、整合性や構成の複雑さは二の次。しかし、ツッコミ所満載ながら、よくもこれだけ「ピンチ、ピンチ、またピンチ!」という展開を次々と繰り出してくるなと感心させられた。
イーサンが死ぬはずがないと分かっていながらも、毎回毎回ピンチの度にハラハラとさせられ、171分という長尺も全く苦痛に感じなかった。このトム・クルーズとスタッフの、「如何に観客を楽しませるか?」というエンターテインメント性最優先の全力投球ぶりには、惜しみない拍手を贈りたい。
しかし、そうしてトムことイーサン・ハントの活躍に焦点を当て過ぎたからか、他のメンバーの活躍は義務的、淡白的になりがちな印象。
加えて、本作から正式にメンバーに加わるグレースやパリス、ドガに活躍の場を用意した都合上、これまで彼を支えてきたメンバーは端に追いやられてしまっており残念だった。
ルーサーはラストのメッセージこそ感動的ながら開始30分ほどでまさかの死亡。ベンジーに至っては、クライマックスで負傷した事でエンティティの捕獲どころかシステムの接続すらグレースに頼らざるを得ない状況に追い込まれ、結果的にシリーズ中最も地味なのではといった活躍で終わってしまった。
また、私は前作でイルサ(レベッカ・ファーガソン)がまさかの退場をした際、前作の冒頭でイーサンに「君は死んだという事にしろ」という台詞を投げ掛けられていた事から、本作でカムバックする伏線なのではないかと期待もしたのだが、まさかまさかの前作の呆気ない退場が本当に最後だったのには落胆した。
メンバー同士の掛け合いや、話の展開と構成の面白さ、ラスボスへの鮮やかな勝利から、個人的なシリーズNo.1の『ローグ・ネイション』は超えなかった印象。
ガブリエルの存在は、エンティティと共にシリーズ最大の脅威として盛り上がる事を期待していたのだが、前作のラストでイーサンに出し抜かれて以降、エンティティには見放され、クライマックスの小型機での空中戦のラストでは小物臭満載の捨て台詞を吐いた後、即座に尾翼に激突して死亡と、何ともみっともない姿で幕を閉じてしまった。結局、イーサンとの因縁云々もイマイチ分からない中途半端なもので終わってしまい、せっかくの人間側のラスボスを粗末に使い捨ててしまうのは勿体なく感じた。
【シリーズの集大成!やっぱりこれで最後?】
トムとクリストファー・マッカリー監督は、本作以降も必要とあらばシリーズを存続する意思はあるようだが、ひとまずのラストとしてか、本作はシリーズの過去作、とりわけ『1』(1996)と『Ⅲ』(2006)の要素が再び活かされている。
特に、『1』に登場したCIAのウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)の30年ぶりの復帰は、公開前から大きな話題となっていた。イーサンによってCIAから左遷された身である事から、敵か味方か分からないという絶妙な立ち位置だったが、「イーサンのおかげで穏やかな人生の喜びや愛する妻を得ることが出来た」と、徹底してイイ人ポジションで活躍しており、ソースコードを狙うロシアを騙す為にキッカリ地球の真裏の座標を送信する機転は面白かった。
ところで、実は私はシリーズ中『2』(2000)と『Ⅲ』を未鑑賞であり、『Ⅲ』に登場した“ラビットフット”という品物がここに来て意味を持つとは思わなかった。調べると、このラビットフットが具体的に何の為の品かは作中で明かされなかったそうで、そうした未回収の要素を拾い上げ、後付けで作品に盛り込むというのも、シリーズの集大成に感じられた。
【総評】
トム・クルーズの代表作シリーズの一つの区切り、過酷なスタントの到達点としてのエンタメ性の高さは、間違いなく劇場のスクリーン、また出来れば「Filmed For IMAX」作品の本作はIMAXスクリーンで鑑賞すべき作品なのは間違いない。
不満点もあるが、トムの観客を楽しませようとする勇敢なスタント、これまでの活躍を讃える意味でも、本作の存在を肯定したい。
ところで、シリーズが存続するのなら、イーサンはこれ以上一体何から世界を救えばいいのか?宇宙人?もっかいやりますか?『宇宙戦争』(笑)
劇場で観るべき映画
先行上映で観てきました。
前作(というか前編)は、ほとんど覚えてません。
が、何の問題も無く楽しく鑑賞しました。
良くも悪くも、トム・クルーズの一大エンタメ映画です。
何と言っても上映時間が約3時間!コレはサブスクなどで自宅鑑賞するのは辛い長さです。映画館だからこそ集中できる。
最初にも書きましたが、前作(前編)は、ほとんど覚えてませんが、普通に楽しめます。つまり、複雑なストーリー展開というか、人間ドラマなどは無く、3時間ノンストップで延々アクションして、ハラハラさせられる作品です。
内容が薄いから、鑑賞後の時間経過感覚は、90分ぐらいです。
トップガンと並ぶ、トム・クルーズの「劇場で観るべきアクション映画」のベスト作品の1角を占める作品であることは間違いありません。
脳筋映画なのにラストは、ちょっと感動してしまいました。
無重力に耐えられないよ
2時間49分という上映時間
年配には"お願いだから休憩を挟んで"と言いたくなる長尺
ただ、中弛みを許さないためには一気にエンディングに向けて直走る必要があるのも真実
そう、今までもそうだったが、スリルの連続のうちに物語は終わる
そういった作品だから、"約3時間いやぁ長かったなぁ"とは感じない
しかし、観ている間はどうか
"ヒー!まだ続くのかい?長過ぎるよ〜!"と逃げたくなるスリリングなシーンに参りそうになるのだから、先の感想はこれから観る方を裏切ることにもなる
私は今後の人生において、無重力状態や落下体験は絶対ぜぇったい回避するぞと思った
クライマックスが終わろうとするシーンでは、胸が締め付けられる
チームの任務完遂と引き換えとなった犠牲
そうミッション・インポッシブルは決して100%ハッピーエンドではなく尊い犠牲にも思いを馳せなければならない作品なのだ
さ、心して劇場へ!
集大成としては申し分ない出来
シリーズの最終回って考えると少なくない喪失感を感じる。
ルーサーが死んだのはめちゃ残念だけど1作目からの皆勤賞なだけあって今回はとんでもなく活躍してたのが良かった。
ウィリアム・ダンローもすごい良かった。1作目ではただただトイレで吐きまくってたのに今作では大活躍。30年越しのイーサンとのやりとりもなかなか粋だった。
結局ガブリエルとの確執は詳しく明かされなかったけど、前日譚的なスピンオフのためにとってあるのかな?最後まで頭の片隅に残ってたから終わった後もモヤっとする。
「目的」と「手段」
そろそろオスカーの一つもやらないとトムクルーズ死ぬぞ!という事でアカデミー賞にスタント部門が出来たのでしょう。
シリーズは飛ばし飛ばしで前3作くらいは観ているはずで、予習復習なしで鑑賞。
おそらく俳優協会、脚本家協会のストライキの影響なのでしょうか、話運びが雑で時間と空間がお話のご都合で伸び縮みします。
前半1時間位は過去シリーズの何やかやがいっぱい出てきて思い出話ばかりしてアクションシーンがほぼない。隣のクラスの同窓会に参加した気分。俺はあんた達を覚えてない。
アクションシーンはよく出来ていましたね。見応えがありました。が、アクションシーンの前後の繋がりが強引すぎて完全に物語から浮いてます。
本来、「目的」があって「手段」があるべきなのに、「複葉機チェイス」をする為に「予備の飛行機も用意」しているという事になってしまっている。
同窓会シークエンスも過去作のキャラを出すのが目的になってしまっていて、うまくいっていない。
そもそもアクションシーンを観るのが目的で来ているのである程度満足は出来るのですが、2時間50分は長いし退屈なシーンが多い。
【余談】
封切り前日までやってる先行上映ってなんなの?
初日前倒しと何が違うんだい?
最高峰のエンタメに酔いしれました。感謝!
これほど映画を観る者を釘付けにする作品は、他には類を見ないと断言できるほど、最高峰のエンタメに酔いしれました。そして誰しも見終わった後に感謝の合掌をしたくなるように気がしたと思います笑。普通なら、スタントマンがやり遂げるような危険なことを、トム・クルーズ自身が全て実践しているかと思うと、もう心臓が飛び出るようなハラハラドキドキ感でした。鑑賞された方々は、きっと海底に沈んだ潜水艦からの脱出シーンや、小型プロペラ機上で行われる格闘に心臓バクバクだったと想像します(またトム・クルーズがスーパーマンのように強くないリアルさが良い笑。それに、いくつもの現場で危機一髪が同時進行するというストーリーは神がかっていました)。この映画はまずスタントシーンを撮ってから、ストーリーが後付けされると聞いていますが、それだけトム・クルーズのスタントシーンは、この映画の真骨頂なのでしょう。そして、ラストの0.1秒の対応で全人類が崩壊するか否かのシーンはまさに痺れまくりでした。見事勝利を聞いた時の大統領の顔、大統領と息子の抱擁に思わず涙がはじけました。この作品のボスは最初から「それ」という表現で最後まで明確にはしませんでしたが、「AI」であるということを観る人はすぐにわかるという設定は現代風で先進的でした。しかしラスボスは結局そのAIを支配しようとする人間でしたが、あっけなく退場したのでスッキリでした笑。あと、聞き慣れたテーマ曲最高!仲間を大切にする精神も最高で素敵でした!感謝!
追記 トム・クルーズは7月3日生まれで62歳ですが、まだまだ戦えそうですから、次回作期待してま〜す。
1996年のミッション:インポッシブル、2000年のM:I-2と劇...
1996年のミッション:インポッシブル、2000年のM:I-2と劇場で観ましたが、その後三人の子育てに入り、映画を観に行く時間が無いまま、復活したのが2021年の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」。その時間の流れの中で、情報化社会は大きく進展し、劇中、007がITエンジニア頼みになっているシーンを見た時に、もはや現地に赴いて戦って情報を盗み出すとかいったスパイ映画の面白さは無くなっていくのだと感じた次第。しかし、23年の「デッドレコニング PART ONE」にそれを感じなかったのは、ひとえにイーサン(トム・クルーズ)の体張ったアクションと、ルーサー(ヴィング・レイムス)の情報収集役がシリーズ当初から役割を明確にした上での物語になっていたからだと思います。約三十年、シリーズ通して二人が演(や)ってきたことが「説得力」となって醸成されたからこそ、やることなすこと「イーサンだからできるのだ」と、観る側に疑問を抱かせません。そして今回、「ファイナル・レコニング」においても所々でVFXやらCGを使っていることでしょうが、全くそう感じさせない映像完成度の高い空間の中でイーサンは活躍します。(頑張れイーサン、すごいぞイーサン…)私の心はその言葉で鳴りっぱなしです。アクション映画として申し分のないクオリティを見せつけてくれるだけでなく、ウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)の再演に、約三十年やってきたこのシリーズの「時の流れ」が表現されているのも奥深いかぎり。また、「多様性」もやり過ぎると批判される昨今ですが、最後はあらゆる人種の人たちが協力しあい、世界の滅亡に抗うシナリオ、配役にも嫌味がありません。イヌイットの奥様、可愛かったです(笑)
この映画で素晴らしいと思ったのは、一見さんに「都合良すぎる」と思われないよう、演出、セリフ回しでしっかり根回しもしていること(それが少し説明臭くなったりはしましたが)、また、ちょっとR15指定になりそうな残虐シーンは見せず、音と役者の表情で観る側の想像にまかすなど、とにかく作り手が観る側へそうした所まで細かく配慮されているところにも、キャストだけでなく、スタッフ総出で作り上げた完成度の高さを伺い知る事ができます。
前述の通り、映画を観に行ける時間もでき、回数増えてきて思うのは同じ映画料金で質の高低様々なこと。この映画は久しぶりに料金さらに追加したくなる(払いませんが)満足度。大枠のストーリーは掴めたので、IMAXでもう一度行こうと思います。先行上映では買えないパンフも買いに。
〈以下ちょっとネタバレ???〉
物語の方ではありませんが、先行上映限定でトム・クルーズ氏からのサンキューメッセージがあります。私は彼より年下ですが、ほぼ同じ世代の人間として、人生で言う「現役バリバリ」な三十年を共に過ごし、こうして一つのアクション物シリーズを終え、彼のメッセージを聞けたことがうれしかったです。
PS.これでイーサンはIMF仕事完全引退ですかね。その後の人生を過ごす伴侶として、数多く出てきたヒロインの中でも、亡きイルサ(レベッカ・ファーガソン)だったらとの個人的思い。。。
トム・クルーズの超絶アクションを観るためだけのシリーズになってしまったのが残念
冒頭は引き込まれた。
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが敵に捕まり拘束され、「これはもうどうすることもできないのでは?」と観客に思わせてからの、イーサンが知恵を使って敵を欺き、危機を脱出する展開は、まさに『ミッション:インポッシブル』シリーズの醍醐味。
しかし、本作ではこのような知略で状況を打開する場面が、残念ながらこの一箇所だけだったように思う。
その後のピンチは、ほとんどが他の人物の助けによって解決してしまう。
『ミッション:インポッシブル』シリーズのもう一つの魅力である、トム・クルーズの超絶アクションは、映画の後半に集中している。
そのため、中盤の一時間ほどは、個人的には退屈に感じてしまった。
ネットの情報に踊らされ、狂信的な行動に走る民衆というテーマは非常に現代的であり、それを暴走したAIが生み出しているという構造は興味深かった。
しかし、物語はその方向へ深く掘り下げられることなく、AIによる「第三次世界大戦」や「核の乗っ取り」といった、大味なアクション映画によく見られるような、厨二病的陰謀論に終始してしまい、個人的には全く興味が持てなかった。
設定だけが複雑で、堅苦しい会話が延々と続き、演技や音楽も重々しいため、物語に入り込めない観客にとっては拷問に近かった。
英語音声では「エンティティ」と呼ばれているものを、日本語字幕でいちいち「それ」と表示させるのは、訳者のエゴが強すぎると感じ、イライラした。
トム・クルーズが体を張ったアクションを見せ始めてからは、眠気が一気に吹き飛んだ。
トム・クルーズが海溝に落下する巨大潜水艦から脱出する場面は、トム・クルーズの凄さはもちろんのこと、この壮大な舞台を用意した設営スタッフ(CGの可能性もあるが)の力量に感嘆。
ポスターにも使われている場面は、シリーズ5作目の『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』冒頭のジェット機への張り付きシーンや、2015年公開の『007 スペクター』オープニングのヘリコプター内での格闘シーンを100倍凄くした感じ。
映画史に残るアクションシーンと言っても過言ではないだろう。
このシーンを観るためだけに映画館に足を運んでも後悔しないほどの迫力だった。
あまりにも危険なアクションの連続に、「いつ死んでもおかしくない」というよりも「なぜ無事なんだ?」と驚愕せずにはいられないレベルだった。
前半の退屈に耐えた甲斐があった。
もしこの場面がなければ、客席で暴れていたと思う。
ラストで、イーサンがなぜ助かったのかの理屈が個人的には理解できなかった。
また、超絶アクションが終わった後は、観たいものは見終わったので、物語を早めに切り上げてほしかったのだが、その後も説教臭い話が延々と続くのは残念だった。
本作の作り手たちは、アメリカ大統領選でまさかトランプが再選するとは思っていなかったのだろうな、と思わせるような大統領の描き方だった。
序盤で驚異的な変装技術を見せていたが、顔バレしている相手を探す場面でこそ変装するべきでは?と感じた。
一人の犠牲によって大勢の命が救われるという展開は、HBOドラマ『チェルノブイリ』を彷彿。
個人的には、本シリーズでは4作目の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』と5作目の『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』が至高。
それ以降の作品は、トム・クルーズの超絶アクションを見せることが主眼となり、脚本はそれを盛り込むための後付けのように感じられ、物語そのものの魅力が薄れ、映画を観ている時間が苦痛に感じることが増えたのは非常に残念。
これがアクションゲームから100回はゲームオーバになっているほど難易度MAXなミッション。
トムクルーズがこれ絶対無理やんって内容のミッションに挑み続ける鬼畜スパイアクションシリーズの8作目。
本作ではトムクルーズが日本の多くのファンへ楽しんでほしいという気持ちから、日本で一週間先行上演されることとなったらしい。(ほんまかな?)
話は・・・
前作の「デッドレコニング」の続編に位置し、
“それ”から世界を救うために陸・海・空を全力で走り切るイーサンとガブリエルとの因縁を描いた作品。
イーサンの過去やIMFについて、過去に挑んだミッションなどシリーズ全体の伏線が回収される内容、まさに集大成といえる作品。
監督は「ローグネイション」からタッグを組むクリストファー・マッカリー。
相変わらずに気持ちがいきほど展開が早い!
2時間49分やけど、アクションとスリルに溢れ過ぎて体感は2時間程度で楽しめた!
なんといっても今作はトム含め全員が難易度MAXすぎるミッションに挑む姿に見入ってしまった。
あまりに無理やんって内容に後半笑ってしまった自分もいた。
もし、これが映画ではなくアクションゲームだったとしても自分は100回死んでもクリアできないくらいimpossibleなmissionやと思う。
過去も含めトムクルーズがどれだけ主人公無双だと頭で分かっていても、毎回これは流石に死ぬやん?って展開にハラハラさせられた。
本作では60歳を超えるトムは相変わらず自身でスタンドをこなすといい、ヘリコプターの両翼の間を歩くというシーンに挑んだ。
燃料切れ寸前のところで、ギリギリ危機を回避し無事に撮影を終えたらしい。
実写版イーサン=トムクルーズでしかない。
過去とのつながりを映像を通して見せてくれるので「あ、そんなシーンありましたね」って思い出しながら楽しめる優しい作りにもなっていた。
多少ストーリーについて指摘される方もいるかもしれませんが、ミッションインポッシブルはトムクルーズの無謀なアクションを「すげー」って感じる映画だと個人的には思っているので大満足と作品でした。
ありがとうイーサン。
そして、これでほんとに終わりなのか。
個人的にはまだ続くことを期待しています。
パンフレットはこれから販売されるみたいなので楽しみ。
一言「30年分の集大成は、ぜひ劇場で」
1作目公開が1996年、シリーズ第8弾。
2年前の「デッド・レコニング」の続きなので。
劇場へ行く前日に復習を兼ねて、前作を見ました(配信に有り)。
見て正解でした。今までで一番よく話がわかった。
暴走するAI・エンティティ(劇中は“それ“と呼ばれる)。
世界各国の核兵器ボタンを、無効にしていくAIを食い止められるのか。
以上。
過去作のシーンが何回も挿入されていて。
ああそういえば、と思っていたら。
意外なキャラが登場して(絶対覚えてる)チームに参加するなど。
チーム色がより前面に出てるのが力が入る。
アクションシーンも「それ無理無理」がいくつもあって。
つい声が出ました(ごめんなさい!)。
上映時間169分に最初は「私も大丈夫?」と心配でしたが。
水分調整や腰の枕を持参したりして、乗り切りれました。
そうそう、最後もすっごくかっこよくて。ちょっとホロリ。クーーー!。
まだまだ走り続けて欲しい
集大成と最初にトム自身が挨拶コメントをしてますけど。
もう殆どインポッシブルなんだけど、全部イーサンがクリアして行きます。
周りの人達も、そんなん無理だろうと言わない。
へーそーなんだ、て感じ。特に原潜の艦長や潜水クルーは。
最後の複葉機でのアクションも、往年の名作 カプリコン1を想わせますがそれ以上のインポッシブルをやり遂げてます。流石にトップガン、飛行機でも無敵です。
最後に人生は選択一つではなく、積み重ねたもの。
後悔してないとルーサーがイーサンに残してますが、これはトムクルーズの思いなんでしょうね。
まだまだ走り続けて欲しい。
面白くないなんて言わせない、トムの真骨頂が画面に表れてます。
ホワイトウィドウは?
三部作完結にしてますますアベンジャーズ化するキャラクターたち!とにもかくにも世界を救ったトム・クルーズには敬意を評したい!
いよいよ世界を救う大円団となる本作は、もうみんなのアベンジャーズ化が止まらないw
しかもこれまでのモブキャラにもバックストーリーを与えフォーカスし、仲間のひとりを感動的に犠牲にし、なぜかインターポールの刑事までもが飛行機を操縦しアベンジャーズばりの活躍をするという出演者への大盤振る舞いお祭り記念作品に仕上がってるw
本作でますますその超人っぷりを見せるトム・クルーズに「いやいやそれはねーわ死ぬだろフツー」などと突っ込むのは野暮というもの…まぁこういうのでいいんだよね。細かいディテールに突っ込んじゃダメだぞ、トムさまが生身で世界を救うのをみんな観たいだけだから。その体当たりの活躍を見るだけでも価値のある映画です、はい。
しかしあえてひとつ言わせてもらいたいのが…暴走AIの魔法のランプ化作戦には笑ったw しかも街場のスリだったネーチャンにその人類の明暗を託すとか!www最後はこのネーチャンが結果的に世界を救ったというオチですwww
本作を観るにあたっては、いろいろと忘れてるところも多かったので出来れば最低でも前作二作をおさらいしてから観た方が良いと思いました。
もういいんじゃないかな
ミッション集大成よりトムクルーズ集大成
興奮して感動して、トムクルーズ集大成です。
シリーズ全部観てから観たらさらに楽しめる作品です。
サプライズもありで最高でした。
アクロバット飛行でイーサンのマッシュヘアみれたので満足です。
全234件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。