「イカれた友人との付き合い方を考えさせられる映画」モルグ 屍体消失 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
イカれた友人との付き合い方を考えさせられる映画
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1994年のデンマーク映画のデジタルリマスター版が30年以上の時を経て再度劇場上映。
正直言って日本ではそこまで有名でもカルト人気があるわけでもないのに何故わざわざという感じだが、ゲーム・オブ・スローンで成功したニコライ・コスター=ワルドー(てぃんこ見えてたw)の初期作品という事で何かしらの期待があったのだろうか。
時代を感じさせるのは仕方がないとは思うが、驚くような展開や目新しいトリックなどのないど直球かつ今となってはクラシカルなサスペンスで、雰囲気は凄く良かったが、残念ながら個人的には面白さを感じる事はなかった。
登場人物達がラジオでかけるロックミュージックがいちいちうるさく、唐突な大音量のBGMもシーンと合っていない気がして集中力を欠く。
ラストは倒れている刑事からカギを奪えばいいのにと思ったが、あれがこの映画のドラマティックの一番の素になるのだろうからそこは受け入れる事にする。
17歳の娼婦ジョイスは彼女の撮影現場に来るほど仲の良い友人だったり、酒飲めないと言いつつ部屋ではラッパ飲みしてたりと、素性が今一つ掴めなかったが、もしかしたら一瞬寝落ちした時に(した記憶はないが)何かしらの説明があったとか?
マーティンが死体が移動したのを見たのはウォーマーの仕業?それとも怖さから来る幻覚?
イェンス役の俳優さんはデンマークで最も成功した俳優の一人だとか。
とにかく何するにもマーティンとの距離が近すぎて暑苦しかった。
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