惑星ラブソングのレビュー・感想・評価
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【"全世界に響き渡る愛と平和の歌・・。”今作は、広島に活動拠点を置く監督だからこそ描けたと思う、今までにない斬新なスタイルのSFファンタジック核兵器根絶推進ムービーである。】
■粗筋
広島に住む若者、モッチとアヤカ。アヤカはアメリカ留学を希望しており、広島を紹介するSNSで”良いね!”を多数集めると留学資金が得られると知り、幼馴染のモッチとともに広島の街で外国人を写真に収めようとする。
その際に、”アメリカ人ジョン”と出会い、素敵な写真を撮り多数の”良いね!”を貰うのだが、”アメリカ人ジョン”は、純粋だが、可なり不思議な人であった。
◆感想
・今作、結構面白かったなあ。と共にチョイ前まで仕事で良く行っていた広島って、今、あんなに外国人の方が来ているんだね。
けれども、私が行っていた頃にも「広島平和原爆資料館」に行くと、多くの外国の方々が神妙な顔で多数、館内を回っていた事を思い出すなあ。
今、インバウンドで大変な事になっている京都のような都市も多いけれども、外国の方には一度は「広島平和原爆資料館」に行って頂きたいので、嬉しかったな。
・ストーリー展開は、ハッキリ言ってチョイ粗い。けれどもこの作品に大きな価値があるのは、反核兵器メッセージを、ファンタジックでSF的な描き方で伝えようとした点ではないかな、と思ったな。
今までの反核兵器映画で、今作の様な描き方をした作品って直ぐには思い出せないもんな。設定が斬新なんだよね。
■今年は戦後80年という節目だからか、今作を始め、今夏、私が知る限りでは2本の戦争映画がシネコンで公開予定である。
私は邦画の戦争映画は作り続ける必要があると思う。当たり前だけれども、私の様に戦争を知らない世代が日本人の大半を占める様になってきている現代に、特に学生さん達に戦争映画を観て貰い、今作で、”アメリカ人ジョン”が示唆するように、戦争は絶対に起こしてはイケナイものであり、平和の大切さを感じて、イロイロと考えて貰うのは大切な事だと思うんだよね。
年配の方には、”戦争映画なんて見たくない!”という方もいらっしゃると思う。だから、敢えて学生さん達が見たい!と思う戦争映画や、反核兵器映画って価値があると思うんだよね。
<今作は、広島に活動拠点を置く監督だからこそ描けた、今までにない斬新なスタイルのファンタジック核兵器根絶推進ムービーなのである。>
広島ムービー
広島出身の監督による映画作品。
時川英之監督の作品を見てみると、「広島」「平和」をテーマにしているモノが多いように思います。
正直、内容は大事ですが、構成としては少々たるいなぁと思えました。
今の広島の風景を見ることができて、旅をしたような感覚がありましたが。
場面のポンポンと飛んでいくのについていくことができず、結局それは伏線になっていたようですが、もう少し工夫してもらえたらなぁと。
ラストで、あぁそういうことね、と思わせたかったのでしょう、だからポンポンと飛ぶようなシーンのつなぎ方をしたのかなとも思います。
映画冒頭に出てくるUAPという組織の盛り盛りでノリノリなシーンは、なんのノリなのか意味不明でした。また、ジョンとサンディが「重大なミッションがある」という思わせぶりなセリフも、演出なのでしょうが、無表情な二人のやりとりについていけませんでした。
それからは 基本的にモッチとアヤカとジョンの3人の街ブラ映画でした。
先にも書きましたが、今の広島も街並みが見れてよかったと思います。
ファンタジーだけれど
戦争を知らない世代へ、静かに語りかける映画
「ラブソング」というタイトルから、最初は恋愛映画かと思っていましたが、観てみるとまったく別の形の“愛”がテーマになっていました。この作品では、人を想う気持ちや、命を大切にする心が静かに、そして強く描かれています。
原爆や戦争という重たいテーマを扱っていながら、怖い描写は一切なく、小さなお子様でも安心して観ることができます。戦争に触れたことのない世代にも、自然と「もし戦争が起きたらどうなるのか」を考えさせるような構成になっており、まさに“今”の子どもたちに届けたい映画だと感じました。
また、映画の中で出てくる問いかけの数々は、大人にとっても深く考えさせられるもので、学校教材としても非常におすすめです。原爆の記憶を風化させず、世代を超えて平和の大切さを伝えていこうという制作者の思いが、じんわりと伝わってきました。
がっつりとした恋愛要素や複雑な伏線を期待すると少し違うかもしれませんが、「子どもたちにどう伝えるか」を真剣に考えた、優しいけれど力強い作品です。
老若男女問わず、ぜひ多くの方に観てほしい映画です。
変化球でボールスリーからのど真ん中ストレート
残念ながら、、、
先行舞台挨拶付き上映にて。
曽田くん目的で、生で見れて良かった‼️
超イケメン。
八嶋さんも良かった。盛り上げてくれました!!
肝心なストーリー
舞台挨拶良かったし、生で会えたらから忖度しようかと思いましたが、やっぱりいつも通り正直に書きますね。
スミマセン、全く面白くない、、、
残念すぎる。
ファンタジーが要らなかった。
戦争、広島、街並み、映画の雰囲気、どれも良かった。
でもファンタジーを入れる事でチープな話に。
宇宙人とかUFOとか(笑)
なら、一層笑い入れるとか。
題材良かっただけに勿体無い。
ラブストーリーと戦争だけで良かったのでは?
タイトルのラブストーリーはなかったよね?
話しに凹凸ないし、後半になるまで戦争テーマを忘れるほど関係ないくだらない話しで💦
一言、つまらなかった。
舞台挨拶が見れたので一先ず大満足ですが。
悲惨な映像はあえて入れず平和を訴えてた
広島の若者モッチとアヤカは、アメリカ人観光客ジョンと出会い、街を案内することになった。人の記憶を消す力を持つジョンは、街のいろんな所に興味をしめした。一方、小学校で原爆の被害を学んだ少年のユウヤは、夢の中で出会った少女に戦時中の広島の街へ連れて行かれた。広島の、過去と現在、夢と現実、そしてUFOや宇宙人が現れ原爆ドーム上空で・・・そんな話。
広島先行公開、舞台挨拶の回を鑑賞。
横山雄二プロデューサーのMCで、曽田陵介、秋田汐梨、チェイス・ジーグラー、時川英之監督、の5人が目の前に登場してのトークショーを見れた。
戦後80年、原爆投下からも80年の今年、平和を歌で訴える、という趣旨で作られた作品。
宇宙人が地球に来て、6ヶ月後に起きる核戦争で地球の未来が見えなくなり、地球の未来が彼らの星にも影響するんだとか、ファンタジーで80年前の原爆投下以前の様子を連想しながら、平和を訴えてるという事はわかった。
悲惨な原爆被害の映像描写はあえて行わず、原爆ドームのビフォーアフターだったり、小学校の焼け残った3本の木、被爆者から聞いた話に留めたのが観客に伝わるのかどうか、ちょっと疑問だった。
広島に住んでて、小さい時から夏になると原爆被害の様子や平和教育を受け続けてきた広島県人なら、スッと入れると思うが、県外の人にこの緩やかな表現で理解できるものなのだろうか。
モッチ役の曽田陵介は初めて見たが広島弁も悪く無かった。
アヤカ役の秋田汐梨とジョン役のチェイス・ジーグラーはオーディションを勝ち抜いて抜擢されたそうで、2人とも素晴らしかった。
特にチェイス・ジーグラーは本作の主題歌・Peace Songを作詞作曲し歌ってたので、影の主役かな。
八嶋智人や川平慈英も重要な役で出演してて合ってたと思う。
個人的にはお好み焼き屋で客役だった広島ローカルタレントの松本裕見子がツボだった。
広島県外の人にも観てもらい、感想を聴きたい、と思った。
形は違ってもこれも原爆を伝える作品
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