「これがJAZZと思われては困る」ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ジャズが生まれる瞬間 HAL1953さんの映画レビュー(感想・評価)
これがJAZZと思われては困る
これも一種のJAZZであるが、これほどスイングしないJAZZは困る。
ヨーロッパ系のミュージシャンにありがちな「自然が、瞑想が、心の、平穏が・・・」とかいうお題目は本当のJAZZには要らない。
スィングしないJAZZは本当に困る。ビルフリーゼルの何が良いのか全く分からない。晩年のリーコニッツはもっと悲惨だ。アンドリューシュリルなんてスィングでなくパルスだからね。
映画としても動きが少なく、インタビューも観念的過ぎてインタビューされた方が困っている。
エリントンもマイルスも先鋭的だったが常にスィングしていた。
PITINNライブを見ていると最近の日本の若手も勘違いしている方々が多く残念だ。
眞に残念な映画であった。
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