劇場公開日 2025年1月24日

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「みちょぱ似の美晴が気になりました。。」美晴に傘を はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0みちょぱ似の美晴が気になりました。。

2025年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

聴覚過敏の自閉症の主人公?のみちょぱ似の美晴。
調べてみると日髙麻鈴(ひだかまりん)という元アイドルの女優さんらしい。。
彼女の演技をどう見るかで、この映画を見た人の評価が決まるんじゃないでしょうか?

私は最初彼女が自閉症という事が分からなかった。
最初は変なキャラなのかと思ったけど、見ているうちに何かしらの障害を持っている事は分かったが。。
最初に説明シーンでもないと、彼女の演技だけではすぐに理解できないと思う。
私は終始違和感を感じてしまったかな。

フォーラム福島での鑑賞でした。
この日は舞台挨拶付き。
監督の渋谷悠さんと父親役を演じていた福島県天栄村出身の和田聰宏さんが舞台挨拶に出てきました。
この中での話が面白かった。
和田聰宏さんの役者になる前の家族で行った占い師の話とか、36年ぶりという学校の先生が観客にいて質問コーナーで出てきたり。。
監督の話も面白かった。
普通の親は子供は自分より長く生きる事を当たり前と考え、障害者を持つ親は子供より一日でも長く行きたいと考える。
この対比を映画の中で描きたかったとの事。

話自体は、子供への親の愛情を感じられる良い話でした。
こういう独立系の低予算映画は、雰囲気が重要なポイントだと思う。
もう少し映像に拘って欲しかったかな。
舞台挨拶も面白かったし、映画鑑賞としてはとても楽しめましたね。

はりー・ばーんず