「リアルな言葉がBGM」美晴に傘を Joさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルな言葉がBGM
「北海道で暮らす漁師」が主人公の一人ということで、郷愁に誘われて観に行きました。
ウニ漁のシーンは、海辺の町出身の私には懐かしくて~それだけで見に来て良かったと思ったり。
夏の穏やかな北の日本海は、心によせてはかえす、さざ波のよう。
あんなベタ凪の日は少ないと思うけれども。
映画は心に傷を負った人間の再生ストーリー、と一括りにするのが憚られる濃い目の内容だったかな。
映画の中で口ずさまれる詩が心に響いて泣けてきました。
海辺の町出身の自分にハマったというか、リアルさに感心したというか、伝えきれなかった思いが詩の中に存在していたかな。
ポエトリーなシーンもあり、それも自然な導入で無理が無かったかな。
もう少しスッキリと整理されたらお洒落に仕上がったかもしれないけど、それでは薄っぺらくなるだろうし。
一寸泥臭い感じが漁師町に似合っているのかもしれません!?
佳作良作
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