劇場公開日 2025年1月17日

満ち足りた家族のレビュー・感想・評価

全109件中、21~40件目を表示

4.0お前だったらどうする?って突きつけられた

2025年2月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

俳優陣の絶妙な演技による緊張感あふれる展開が続き、紆余曲折しながら最終的に、お前だったらどうする?って観客に突きつける、そんな作品でした。

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wcitbn?

3.0「イタリア版を撮影する」

2025年2月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年39本目。

映画後パンフレットを下見できたので有名な原作で他の国で映画も。主人公男性2人がオランダ・アメリカ合作だと政治家と歴史学者。イタリア版が弁護士と小児科医。こちらを基に撮影。
主人公の子供2人が事件に絡んでまたSUVのひき逃げが組み合わさってどうなるのと言う作品。4人の食事シーンの会話は特徴的。

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ヨッシー

4.0色々と考えさせられる魅力的なサスペンス

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

この映画を観て思うのが、人は見かけによらないということ。そして、人は変わってしまうということ。当たり前とも言えることだが、やはり物語として提示されると色々なことを考えてしまう。
冒頭のシーンから人の感情を揺さぶってくる。割り込み運転をした男が注意されても悪態をつく感じも嫌だったが、バットを振り上げて他人の車に殴りかかろうとする男もヤバい。そして金と権力がある人間の親族はかなりの恩恵を受けられるということも嫌な気分になるには十分な要素だ。
クールな現実主義者と熱いヒューマニストの対立という構図に見えた兄弟関係が徐々に変わっていく。また、兄弟それぞれに影響を与える妻も見え方が変わっていくのが面白かった。そしてあの2人の子どもたち。お互いのことを思いやる優しい気持ちは持ち合わせている少年少女なのに。人間は一つの側面だけではできていないということだよな。
後半に4人でテーブルを囲んで食事をとるシーンはとても緊張感があって締まったものになっていた。やはりソル・ギョングとチャン・ドンゴンの存在感は大きかったということ。ただ、ラストは若干中途半端に思えた。あれでは何も解決しないから。それでも、収入も社会的地位も高い兄弟夫婦の家族が綻びを見せて崩れ落ちていくのを観るのはとても苦しくなる。サスペンスとして十分魅力的だった。

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kenshuchu

3.5どちらにしても最悪しかない家族の決断

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

何度も映画化されているオランダの作家ヘルマン・コッホの小説「冷たい晩餐」を韓国の名匠ホ・ジノ監督が韓国の社会問題も加味し改めて映画化した。
境遇の異なる兄と弟の2組の家族の子供たちが侵した罪をめぐり、2組の夫婦が倫理観で対立するサスペンス。
何度も映画化されているだけあり、対立軸が分かりやすくエンタメ的な展開も映画らしい映画だ。
兄のジェワン(ソル・ギョング)は権力になびく利益優先の弁護士として富を得ている。一方弟のジェギュ(チャン・ドンゴン)は正義感の強い小児科医で認知症の母親の介護もしている。
2人の兄弟は妻を伴い月に一度高級レストランで会食をすると決めている。
ジェワンの二人目の妻ジス(クローディア・キム)は若くて美しく子供が生まれたばかり。ジェギュの妻ヨンギョン(キム・ヒエ)は義母の介護と学校で孤立する10代の息子の事で疲れている。
境遇も倫理観も違う夫婦の対立構図がわかりやすく面白い。
ある日、いとこ同士で仲のいい兄弟夫婦の子供たちが、重大事件に関わった疑惑が浮上する。
事態を収拾するための話し合いの過程で出てくるそれぞれの家庭の問題や伏せていた不満が噴出し兄弟も夫婦も険悪になっていく。
答えは一つしかないはずなのだが、自分の保身や子供たちの将来のことで家族の対立は深まるばかり。
子供たちの善悪判断の希薄さや過保護すぎる親など、韓国の学歴社会の歪みをホ監督は今回の再映画化の主題としたようだ。
ただ、エンタメ映画とはいえ罪に対して曖昧なまま結末を迎えるため星は3.5とした。

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kozuka

4.0優しそうに見えて怖い人

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

未成年の事件って本当に胸くそで、これは最期どうなるんだろ?って、胸くそに耐えて見続けた結果があれかぁ…
すかっとはしない作品。

中盤で、認知症の母親が次男に向けた言葉「あの人は本当は怖い人だよ」って言葉がずっと頭に中に残ってて
ラストへ向かっていくにつれて「あぁ…」って、なる描写が多くて、そういうのがとても良かったです。
食欲なかったのに、亡くなったよっていう電話がきてもりもりご飯を食べる姿とか。
本当に、韓国映画は心理描写を撮るのがうまくて好きです。

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ハル

3.5面白いが、しかし……

2025年2月5日
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どんな人間にもある二面性がよく表現できている。特に金目当てで後妻に収まったような若妻の使い方がうまい。彼女が一番実は人間味に溢れてるというのはよかった。
また弁護士の兄の変化も展開が巧妙で納得できる。あんな映像見せられたらそうなるでしょと。

出てくる子供がみなサイコ的なのは笑ってしまった。いや違うか。大なり小なり子供なんてあんなものかも。とりあえず自己弁護するよな、全子供が。

問題は弟の医者の変化がちょっと不自然に感じること。彼への追い込み方が足りない。だからあのラスト、ちょっと無理があると思う。そこが減点ポイント。

※ その後原作を読んでみた。これは原作のほうが圧倒的に面白い。正直改悪されてる。特に「弟」を原作では「信頼できない語り手」として使ってるのにそこをばっさりなくしたのは大きな失敗だ。

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水原秀策

3.5この親にして…

2025年2月4日
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悲しい

怖い

難しい

弁護士の兄(若い後妻と後妻との赤ちゃん👶有りと前妻との大学受験前の娘)と医者の弟(痴呆の母介護と歳上の配偶者といじめにあった息子)が繰り広げる、路上生活者を絡めた日本でもあったような話 バカな子供でも、家の親と違い可愛いんだろうけど、反省の色が全くないあの二人は罪を償うべきだろうな〰️ 弁護士としての職業的なプライドが垣間見れる一作 但し、赤ちゃんに悪影響を与えたくなかったのかもや、前妻と何があったのかは知らないが… 親として考えさせられます

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ろくさん

4.5伏線

2025年2月4日
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オープニングから衝撃展開なのだが、ラストも…

お互いの子供のある行動により、兄のソル・ギョングと弟のチャン・ドンゴンのキャラが次第に変化していく

韓国映画らしく、最後は「家族」なんだよね、オワリ

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うんこたれぞう

4.0登場人物の先入観が徐々に崩されていく過程がお見事

2025年2月4日
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かばこ

5.0構成がお見事

2025年2月3日
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興奮

子供たちに翻弄される大人たち、
善人と悪人の入れ替わっていく姿が皮肉に描かれるのが面白い。

登場人物たちの背景のストレス要因として、
格差、介護、受験競争、いじめなどの社会問題を(表層的だが)織り交ぜて
心情変化の展開の納得性を高めつつ、
冒頭からスピード感ある映像で、緊張感を途切れされることなく
最後まで一気に持っていく構成がすばらしい。

全体に論理的で隙が無く余韻は少なめだが、
すごく完成度の高い映画という印象を受けた。

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HK

4.5最初から最後まで没入させられる

2025年2月2日
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山田太郎

5.0チャン ドン ゴーーーン

2025年2月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

普段韓国映画観ない派ですが最近毎日キムチを食べるようにしています。チャン・ドンゴン見たさに映画館へ行きましたが観て良かったです!歳を取っても超絶イケメンなチャン・ドンゴン!!他出演者皆演技派で韓国語わからないけど表現力や演技力の凄さは伝わりました。ストーリーも展開に目が離せずチャンとドンドン引き込まれて最後ゴーーーンってなった映画でした!帰宅してキムチ食べました。

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律猫

4.5怖いな。

2025年2月1日
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ニョロ

4.0何も満ち足りてない!

2025年2月1日
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原題からして皮肉たっぷりではありますが、邦題はもう、考えた人絶対性格悪い!笑

親の心子知らず、子の心親知らず、ついでに兄弟のすれ違いや継母問題などなども混ざりきて、最初から歪みだらけの家族たちが、韓国映画らしいドス黒さで最悪な方へ最悪な方へと転げ落ちていく、全く救いがない一本。
これの直前にセブンの再上映観たんですけど、あちらの100倍くらいこっちの方が救いがないと思います。
韓国、ホントこういうエゲツないの作るの上手い!

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克晴

4.0韓国の政治がまともになることを祈ります

2025年1月31日
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悲しい

怖い

ユン大統領が非常戒厳を出して以降、韓国は政治空白が続いている。当然国の競争力低下は免れないので大企業や富豪にも打撃が出てくる。この映画に出てくる悪どい弁護士のような奴らもこれからは仕事が減るであろう。
登場人物やストーリー全体は韓ドラでよくある話だが、さすが映画である。冒頭の車による殺人事故(過失致死ではない)からラストの衝撃の結末まで息つく間もなく楽しめた。もし仮に同じような事象が自分に降りかかったらと誰もが思うが、逃げ切れる訳もないし自首させ反省を促し更生させるしか生きる道はない。結局、自分のことを第一に考えると歪んだ結論を選択するのだと思う。選択を間違えたことにより最悪の結果がこの満ち足りた家族に襲いかかったのだ。
クローディア・キムはハリウッド作品にも出る国際女優だが近年の韓ドラ「京城クリーチャー」ではおっとりした日本語を話す京城一帯を仕切る権力者前田由紀子役で物語の重要な役割を担っていた。今回はソル•ギョングの後妻役だったが、この家族の中で結局一番まともな神経を持っていたのが皮肉であった。

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アベちゃん

4.0衝撃作!とてもいい映画

2025年1月30日
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冒頭のシーンはかなり衝撃的だったが、そんなのはこの後に起る事の序章に過ぎなかった。命の重さについて考えさせられる作品だった。本来、命に重さなんてなく、皆平等なはずなのに、その人の立場や関係性によって【人の命】の価値が違うことをこちらに見せてくる。それは人の場合もあるし、動物や虫、様々な命を提示しこちらに問いかけてくる。とても考えさせられた。とても後味が悪い、いい映画。あとは、善悪も、映画の見せ方によるものだが登場人物たちの印象が最初と最後では全然違う‼️本当にこちらの心をうまく誘導して気持ちの変化をつけさせてきて、最初から最後までずっと楽しかった。この映画を見て何を思えばいいのか、まだ気持ちの整理がついてないが、とにかく面白かった💦

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映画大好き神谷さん

5.0常に倫理観を揺さぶり続けてくる衝撃の109分

2025年1月30日
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金欠なのに1月は映画館で映画を14本も観てしまった。
依存症って怖い…
今年に入って観た映画の中だと
『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』
『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』
『敵』
『室町無頼』
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
あたりがとても面白かったが、個人的には月末になって観た本作が今のところ2025年ベスト映画。

とにかくぶっ飛ばされた(「車」にではなく「ストーリー」に)。

冒頭、煽り運転から口論になり、お互いが後先考えず感情の赴くままに行動していった結果、凄惨な事態に発展。
人が車にはねられる映像は、撮影技術が発展したおかげで最近の映画でよく見られるようになったが、本作は長回しワンカットでそれを見せてくるので、よりショッキングな映像に感じた。
映画を最後まで観ると、なぜこの場面から映画が始まっていたのかも納得。

弁護士の兄・ジェワンはこの事件を引き起こした金持ちのバカ息子を弁護することになり、バカ息子を救うために示談を画策。
一方、小児科医の弟・ジェギュは事件に巻き込まれて意識不明の重体となった子供の命を救うために奮闘。
ジェワンが示談を成立させるために次々と繰り出す手法が法律ギリギリの悪質な手口で、「なるほど」と思いつつ、「金持ちはこうやって金で無罪を買えてずるい」とも思った。
子供を救うにはすぐに手術する必要があるが、子供の母親は貧困で治療費が払えず、だけど示談に応じれば大金が手に入る、という構図が胸糞悪かった。

ジェワンとジェギュはこの事件に対して第三者として関わることになるのであくまで「他人事」だったが、話が進むと別の重大な出来事が発生、その結果、同じような状況に対して今度は「自分事」として対峙しなければいけなくなる。
この構造が凄いし面白いところ。
「他人事」だととても冷静に対応していた人たちが、「自分事」になったとたん冷静さを失っていく様子を見て、「これぞ人間」と思った。

自分が信じている考え方は本当に正しいのか?
映画を観ていて、何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなってしまった。
倫理観の揺さぶり方が絶妙。
こんな映画体験は初めてかもしれない。

個人的には2015年公開の『ジャッジ 裁かれざる判事』で示された考え方が正しいと思って観ていたが、中盤、それまで感情を表に出さなかった人物が涙を流しながら後悔と反省を口にするのを見て、「もしかして自分の考え方は間違っていたのか?」となり、ところが終盤のスマホで盗聴された音声を聞いて、あまりの衝撃に発狂しかけた。

たぶん自分以外にも倫理観を揺さぶられまくった観客は多いと予想するが、それは映画に出てくる登場人物たちも同じ。
兄・ジェワンと弟・ジェギュ、それぞれが独自の強固な倫理観に基づいて行動しているように見えたが、劇中の出来事によって苦悩し続けることになり、その結果、思いもよらない一面を見せるようになっていくのが面白いし、この映画凄いと思った。
人間が多面的に描かれていると思った。

ジェワンの妻・ジスとジェギュの妻・ヨンギョン、妻二人の方は考え方自体は終始変化していなかったように思うが、二人とも前半は家族の中で一歩引いた立場だったのに対し、後半は意思をはっきりと表明するキャラに様変わり。
「血のつながった息子」と「血のつながっていない娘」という違いで、事件への対応の仕方が二人の母親の間で温度差があるのも考えさせられる。
ジスとヨンギョンは20歳ぐらい歳の差があるため、家族の中での扱われ方にも違いが見られたが、どちらも描かれ方がリアルで、そのため妻側が抱える苦しみに共感してしまう女性は世の中多いのでは?と思った。

この映画の最初と最後に出てくる「2組の夫婦による高級レストランでの個室ディナー」の場面が凄すぎる。
パッと見は同じ場面。
でも中身がまるで違う。
「おれがあいつであいつがおれで」状態。
このアイデアを具現化した監督に感服。

子供を悪く描きすぎなのは気になった。
監督が子供を信用していないのはよく伝わった。
実際にこういう性格の子供は実在するとは思うが、でももう少し「救い」みたいなものがあってもよかったのではないかと思う。

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おきらく

2.0キャストの演技良かったですね。 やはりソル・ギョング、チャン・ドン...

2025年1月29日
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キャストの演技良かったですね。
やはりソル・ギョング、チャン・ドンゴン2人の演技素晴らしかったですね。

弟は連れて行こうとしてたけど最後は兄と考え方の立場が逆転して最後は一応伏線回収あり私の隣の女性ビクッてなってました!

内容的にグラフで例えると平行線かな。

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アリさん

3.0クソみたいな人間関係なのね

2025年1月29日
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お互いの子供が起こした事件で隠蔽するのか自白させるのかで揉め事起きまくる韓国らしいイヤーな話で大好物のジャンルで演技もめちゃくちゃ凄いんですが😋 🪱みたいなグラフ📊の内容で無限に平行線で下がりも上がりもしないからダメとも言えないし最高とも言えないので本当に普通としか言いようが無いです🙁
オチは良かったけどわかりやす過ぎる伏線あったから あー〇〇れるんだれろうなと🚗💨思っていたら案の定アッサリ普通に〇〇れて終わり🔚😂🤣👋
韓国作品て構成が複雑だったりもっと血生臭い作品多いから期待が過剰になり過ぎたせいなのかアレ?ってなってしまいましたね。
劇場にいるおばあちゃん六人くらいがあのラストのシーンで思い切り飛び上がっていて大爆笑するところでしたよ🤫

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

2.5後味悪め

2025年1月28日
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ゆゆ