「SHOGUN 将軍」第一話&第二話のレビュー・感想・評価
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プロローグだけの映画
感覚としては大河ドラマクオリティーの歴史超大作を三浦按針を物語に大きく絡めることで外国の方にも受け入れていただけやすいように仕立てましたって感じの内容。時代考察、カメラワーク、音楽等々は総じてハイクオリティだと感じたこと、いい感じで物語が始まりだしたと感じたとは思えたが、プロローグが終わっただけでいきなりエンドロールとなるため、賞をたくさんとったという予備知識、期待値に対して、それに見合う感動はなく、ハイクオリティだと認めるものの一本の映画として、あまり良い点ではないと思った。ほかの方の点数が軒並みよい中、この点数とさせていただく。
昔の言葉…ん~?
映画の背景、BGM…あの時代の空気感…最高ですねぇ。ですが…アホな自分には何をおっしゃってるのか意味ぷーなもんで物語の意味がさっぱり?…。浅野忠信さん、いつも早口せりふなんで大昔のせりふが背景と合わないです。英語の上手い鞠子様…外人俳優さでした…上手いはずやわ。原作とゆーかあのお話をご存知なお方にはオール最高か…と。
タマ様?? 鞠子??
三つ葉葵に その名前??
でもいいの 時代劇ですから 見応えありましたね。
ここでの評価が 高かったので 観ました。
観客...少なかったです。(^_^;
糞臭が漂いそうな場面が なーんかリアルでしたね。
秀吉の終わりころの時代 面白かったです。
男性向けファンサービスの 遊女のなまめかしさ
たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚ OP美。
セリフが聴きとりづらく 字幕が欲しかったニャ(=^・^=)
いかにも外国人が作った日本時代劇を見ているようだ
原作未読。安土桃山時代ぐらいの話で、秀吉が亡くなる頃の状況のようです。どうやら登場人物は架空のようです。
お金を使っているようで、ろうそくがともされた夜の生活等、雰囲気はなかなか良かったです。
全体的に外国人が作った日本時代劇を見ているような違和感を感じました。特に樫木藪重が崖下の外国人を助けに行くシーンです。普通は自ら崖を下りずに部下を使うだろうし、刀を携えて下りた挙げ句、救出に失敗すると腹切りしようとするのは変ですよ。
分かってはいたけど、最後は物語の途中で終了と、少し続きが気になるかなという感じでした。
見所はお姉さんのOPです。セクシーでした。
劇場では第2話までの上映でしたが、充分その世界観を堪能できました。やはりディズニープラスで続きが見たくなりましたね。
真田広之が主演・プロデューサーを務め、ハリウッドのクリエイターたちとともに壮大なスケールで戦国時代の日本を描いた、ディズニープラス配信のオリジナルドラマシリーズ。ドラマ界のアカデミー賞と言われる第76回エミー賞のドラマシリーズ部門で作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)など18部門を受賞するという快挙を成し遂げたことで大きな話題を集めました。この受賞を記念して、全6話のドラマの第1話と第2話を、2024年11月16日から全国の映画館で期間限定上映しています。
●ストーリー
天下を治めていた太閤の中村秀俊[豊臣秀吉](螢雪次朗) 亡き後、世継ぎの八重千代[豊臣秀頼]が元服するまでの政治を任された「五大老」のひとりである戦国武将の吉井虎永[徳川家康](真田広之)は、覇権を狙うほかの五大老たちと対立し、包囲網を徐々に狭められていました。大阪城に蟄居させられて、石堂和成[石田三成](平岳大)から切腹を言い渡される寸前に追い込まれていたのです。
そんなある日、イギリス人の航海士ジョン・ブラックソーン(按針)[ウィリアム・アダムス/三浦按針](コスモ・ジャーヴィス)は危険を顧みずに荒海を突き進んだ結果、日本の沿岸で難破し、虎永配下の樫木藪重[本多正信](浅野忠信)の伊豆の領地へ漂着します。虎永は、家臣である戸田文太郎広勝[細川忠興](阿部進之介)の妻で、キリスト教を信仰して語学にも堪能な戸田鞠子[細川ガラシャ](アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じます。按針と鞠子の間には次第に絆が生まれていき、按針を利用して窮地を脱した虎永は、按針を侍の地位に取り立てることにしますが……。
●解説
《脚本》
原作は、1980年にもアメリカで実写ドラマ化されたジェームズ・クラベルのベストセラー小説「将軍」。
脚本では、1980年の『将軍 SHŌGUN』のようなハリウッドチックではなく、細部にこだわり、現代人に日本の文化が伝わるような脚本にするため、1年以上を費やしたそうです。また真田には当初、主演を依頼したものの、後にプロデューサーとしての参加をも要請しました。最初の脚本段階では英語、それを日本語に直訳し、別の脚本家が時代劇の言い回しに書き換える、さらに英訳し直して字幕をつけるという手間のかかる作業が行われたのです。
そのため劇中の時代劇の言い回しは完璧でした。むしろ江戸とか日本固有の古来の地名とか独特の所作を著す日本語の台詞をどう英語に訳せたのか心配になるほど日本人が鑑賞して全くの違和感を感じさせない時代劇でした。
《キャスティングと言語》
これまでハリウッドで制作された日本の時代劇作品は、役に最も適した俳優ではなく、英語が話せる日本人の中で最適な俳優を選ぶことになってしまっていましたが、英語を喋らなくてもよくなったことで、日本の錚々たる俳優陣のキャスティングを可能になったことは大きかったと思います。
その点、1980年の『将軍 SHŌGUN』は、台詞の大部分が英語で、日本語が出て来るときは「ブラックソーンの視点」だからという理由で字幕も付けず、アメリカの視聴者は日本語の台詞を「音響効果」のように聞かされたのです。『将軍 SHŌGUN』は、日本の戦国時代を舞台にしていながら、物語の焦点が過度に英国人航海士に偏っているとも評され、当時の日本文化を、オリエンタリズムの視線で誇張して描写している、という指摘もありました。
これに対して本作は、英国人航海士を演じたコスモ・ジャーヴィスを除くと主演・助演から端役に至るまでほとんど日本人が演じ、内容の展開も当時の権力者を中心としたものだった、と現地メディアは報じてます。台詞は70%以上が日本語で、映画上映では、英語の字幕もカットされていました。
『将軍 SHŌGUN』以外もこれまでハリウッドで日本の時代劇が作られたことはありましたが、台詞は英語が中心。ハリウッドでは台詞は英語だけか、英語に吹き替えをするのが半ば常識だったりです。総指揮のジャスティン・マークスはずっと真田と議論した結果、これまでの常識を破る英語がメイン言語ではない作品がハリウッド史上初めて実現することになったのです。
《美術・時代考証等》
真田広之は主演とプロデューサーも兼任しました。そこで真田は「日本人が見てもおかしくない日本を描こう」という原則にこだわったのです。真田は「誤解された日本を描く時代を終わらせたかった」と語り、エミー賞受賞時には「こだわったのはauthentic。私が演じた役は、歴史上実在する家康という戦国の世を終わらせた人物です。皆さんが思うSAMURAI(ハリウッドがこれまで描いてきたSAMURAI)とは違います。今回はオーセンティックにこだわりました」と述べました。
真田の原点とも言えるのが、時代劇の名作を多数生み出した京都の東映太秦映画村と東映京都撮影所です。本作は諸事情あってカナダ・バンクーバーで撮影されることになりましたが、真田は旧知の着物スペシャリストを東映京都から呼び寄せるなど、自ら美術、衣装、メーク、所作など、時代劇のあらゆる分野のスペシャリストを日本から招集。日本から多くのキャスト・スタッフが渡航し、日本流の時代劇作りに情熱を注いだのです。だから本作は日本人が見ても納得できる時代劇に仕上がったのです。
それだけではありません。真田ら製作陣が重視したのは、日本では時代劇と呼ばれる戦国ドラマを、究極のレベルに高めることでした。これまで日系と他のアジア系が混同されがちだったハリウッドの価値観に挑戦するかのごとく、真田はすべての日本人の役を、日本人、または日本にルーツを持つ俳優が演じるよう提案。キャスティングはこの方針の基に行われ、エキストラについてもカナダに駐在している日本人や日系人を起用したのです。また、登場人物の言葉使いから座り方などの細部にまでこだわり、舞台美術や小道具のスタッフも、日本の文化を理解している日本人を起用する徹底ぶりを見せました。撮影現場ではあらゆるディテールが歴史的、文化的にふさわしくなるように立ち振る舞いから、周りとの接し方など細かい所作まで演出指導が行われたのです。
これまでにハリウッドで描かれた日本は、日本人から見ると「ヘンテコ日本」としか言いようがない描写や舞台美術、衣装などで溢れ返っていましたが、『SHOGUN 将軍』がその方向を軌道修正し、大きくハードルを上げたとも評されています。海外のスタッフや出演者らには、日本の歴史や文化をまとめ日本を正しく理解してもらうための約900ページにも及ぶマニュアルを作成。撮影セットの畳には土足厳禁、ケータリングには日本食を用意し、衣裳の家紋の位置から、わらじの履き方、兵隊が持つ銃や槍を全員に右手で持たせたり、お城に農民を入れないようにするなど細かく指導したそうなのです。
真田は自身が出演しない日も撮影現場に通い、日本の文化が正しく描写されるよう指導したと言われています。常に現場にいて、衣装、小道具を注視していてスタッフから「いつ寝てたの」と言われるほど熱が入っていたそうなんですね。
また、不自然な日本の描写を正すために編集作業にも加わり、1年半かけてすべての編集、レコーディング、VFXを自身で確認したそうです。
2003年のトム・クルーズ主演『ラスト サムライ』で注目された真田は、ハリウッドに移住し、海外に軸足を移したものの、移住当時から「日本の武士道や、日本の時代劇をちゃんとハリウッドで表現することができない、俳優だけでは全てやり遂げられない、口出せないことも多い」と悔しがり、「誤解に満ちた日本人像が今まで結構多かった。僕たちの時代でそれを払拭したい」と願っていたと言われています。真田のたゆまぬ献身と努力が、ようやくハリウッドで報われたとも評され、エンターテイメント作品を通じて、日本大使的な役割も担う真田の集大成的な作品となったとも称賛されました。
本作の特徴は、基本スタジオ製作の大河ドラマを凌駕する巨大ロケセットを作り上げたことです。カナダ・バンクーバーに巨費を投じて城の内部や村のセットを建設。「丸ごと漁村を作ってしまうスケール感」に主演の真田も驚いたそうです。ドラマの主要背景がCGではなく、実写で撮られているところが、見ていて圧倒的なリアルティを感じました。
●感想
お察しの通り、虎永は徳川家康、ジョンは三浦按針、鞠子は細川ガラシャからインスパイアされた人物です。「時は来た! おごり高ぶった逆賊から、日の本を守らねばならん」と鼓舞する虎永は甲冑も衣装もいぶし銀のような渋め基調。真田はこれまでみたことがないほど老練かつ重みのある武将として登場します。若々しさとかアクションとかと、まったく違う姿は新鮮でした。
ただ今回の二話までのストーリーでは、どちらかというと按針を中心にドラマは展開します。その中核にあるのは、キリスト教布教の暗部の暴露にありました。後に家康はキリスト教を厳しく弾圧しますが、そのきっかけの情報をもたらしたのが按針だったのです。 実は按針はイギリス人であり、イギリスはプロテスタントの国として、ポルトガルやスペインといったカトリックの国々と対立していたのです。
当時宣教師を世界中に派遣させていたポルトガルやスペインは、表向きは布教といいつつ、宣教師たちを植民地化の先兵として使っていたのです。そして2国で世界を二分する協定を文書にして決めてしまっていたのです。日本はポルトガル領となっていました。
その証拠を握る按針は、何度もポルトガル側から命をを狙われることになります。虎永の聡明なことは、いち早くイエスズ会の宣教師たちに疑問を持ち、按針を匿ったことにあります。しかしこれまで訳士(通訳)を詰めてきたのが宣教師たちだったため、按針の言葉を訳せる者がいませんでした。そこに登場したのが宣教師から語学を教わった戸田鞠子だった訳なんです。鞠子の通訳で虎永はポルトガルの陰謀を知ることになります。国内には既に軍事拠点となるポルトガルの砦で作られていたというから、穏やかな話ではありません。
本作は今後虎永が大阪城を脱出しも関ヶ原の合戦で天下を取るまでが描かれるとは思いますが、当面は按針を軸にしたポルトガルvs虎永の戦いが裏のテーマとして描かれるものと思われます。きっと家康がなぜキリシタンを弾圧したのか納得されることでしょう。
劇場では第2話までの上映でしたが、充分その世界観を堪能できました。やはりディズニープラスで続きが見たくなりましたね。
これはエミー賞納得でしょう‼︎
凄く細かいところまで練られてる様な素晴らしい脚本で大満足度です(°▽°)続きも映画館で観たいですorz歴史好きな方やGame of ◯◯が好きな方、前情報無い方も観た方が良い作品です。
続きも劇場で観たい
どうせならできるだけ大きなスクリーンで上映している劇場でと思って少し遠出して観て来ました。
流石にエミー賞18冠、真田広之がプロデューサーとして本腰を入れて作っただけあってとても見応えがあった。
続きも劇場で上映してくれれば必ず観に行くけど、してくれなければわざわざディズニープラス契約して見ることはないかな。
日本が舞台で会話のほとんどが日本語の作品がハリウッドで製作されてそれが大勢から評価されるって、すごいことで嬉しいけど、日本語は日本語なのにポルトガル語は英語、オランダ語は英語、英語は英語なんだ。
真田さんはじめ日本人キャストやセット、衣装、すべてが素晴らしいけど、肝心の安針が汚くて(言葉も)肩入れできない。
かつての三船敏郎さん版は、完全にリチャード・チェンバレン演じる安針が主役だったし、安針が異文化の中で権力争いに巻き込まれていく様が、安針の視点で描かれているのがハラハラドキドキして面白かった記憶がある。
真田さんは貫禄のあるシリアスな役が多くなってきたけど、「僕らはみんないきている」や「助太刀屋助六」のようなコメディもまた観てみたい。
帰ってから真田広之の殺陣が見たくなって久しぶりに岡本喜八監督のサムライ・ウェスタン「EAST MEETS WEST」を観た。やっぱりカッコいいなぁ。(喜八作品の中では最もテンポが遅いけど真田広之の殺陣・居合いは素晴らしく早い)
真田さんはあの恥ずかしそうな笑顔がいいんだな。
自分が高校生の時から真田さんは銀幕のスターだったけどよく考えたら年あんまり変わんない、同世代です。
「写楽」で共演した女優さんとの不倫騒動がなければ離婚して単身で英国へ渡ることもなかったろうし、その後の英国映画、ハリウッドでの活躍もなく、日本のテレビドラマで普通にお父さん役なんかしてたかもしれない。なんか感慨深いな。ますますのご活躍を楽しみにしています。
千葉さんに育てられたように後継者も育ててほしいし、まだまだご本人のアクションが観たいです。
真田さんとデンゼル・ワシントンあたりで「レッド・サン」リメイクしてくれないかな。
大谷翔平と真田広之さんには国民栄誉賞を上げてもいいと思う。(硫黄島からの手紙の時はイーストウッド叙勲してもいいと思った)
1600年、当時の日本を取り巻く世界状況、そして世界史の勉強にもなります
ハリウッド資本の映画に本物の日本、本物の侍を描こうと真田広之がプロデューサーとして加わり、さらに多くの日本人が製作に参加した本作は、海外で人気を博し世界的な評価を得た。多額の予算をかけたこの豪華な映画を大画面で観られるということで早速映画館に足を運んだ。そして期待を裏切らない重厚で迫力ある素晴らしい映像を楽しむことができた。
主人公の虎長は架空の人物だが、存在そのものはリアルでライバルとなる(愚かな)キリシタン大名やこの状況を利用して日本を食い物(我が物)にしようとするポルトガルやスペイン(イエズス会)と、この2ヶ国に出遅れまいと暗躍するイギリスやオランダの存在、またカトリック対プロテスタントという馬鹿げた醜い宗教的対立、それらの構図は当時の日本を取り巻くリアルな世界状況で、その狭間で揺れる極東の島国としての日本の姿を描いてもいる。大名達の権力争いを巡る権謀術数、当時の侍、武家の思考方法、行動規準に加え、世界史の勉強にもなる物語。続きが楽しみです。
歴史に疎い私には、面白かった 1話が終わる時は今ひとつだったけど、...
歴史に疎い私には、面白かった
1話が終わる時は今ひとつだったけど、
2話が終わる時には夢中になってた
でも、史実にうるさい家族は、
「安針は家康の家来なんだよ!」って言ってて、
中途半端な架空さが許せないみたい
しびれる
始まりから、いちいち色々カッコ良かったです!
真田広之はもちろん、鞠子、大坂城、船、甲冑…音楽、衣装、髪型…
テレビのドラマですが、大画面で観るべき作品と思います。
また、どうみても「家康」なのに、違う名前なのが新鮮です。
こちらがフィクションなのは分かっているのに、私達が知っている歴史ストーリーこそ虚構なのではと思えるほど現実ぽく感じました。
これぞ日本の美しさ!引き込まれます
見応えありました。
よくハリウッドで作られる中華っぽい日本ではなく、ちゃんと日本の時代劇調の侘び寂びの世界観。
さすが、真田広之、ちゃんと日本の武士の心を表現しています。観てると、次はどうなる、これからどうなる、ってどんどん映像の中に引き込まれてしまいます。
ところがどっこい、、、、ラストがラストじゃないってどゆこと?原作見ろってか?
へいへーい。でも、3、4って続き出してよ。
お願いします。あれで終わるわけねーよ。
と思わせといて、終わる気がする。
久しぶりの話題作に興味津々
いやいや、面白い。
ドラマであって映画じゃないからね、映画館で観れるとは。
織田信長暗殺にしても、関ヶ原にしても、その影にはキリシタン陰謀説。
これまで、日本人が見てきた歴史に一石投じてきれるのでは?
いや、原作は小説でしたな。
早く続きが観たいです。
【”ヌオオ!面白いじゃないか!しかも、さあこれからと言う時にエンドロールとはお主諮ったな!(おバカ)”真田広之さん、本当におめでとうございます。この後どうするかは貴方次第である。私は<以下、自粛>】
ー 劇場に入る眼に、係の人からこの作品を独占配信している会社の特別広告を貰う。ここが重要で、ストーリーの粗筋が書いてあるので、一分で脳内に配役と共に叩き込む。
そして、「第一話 按針」が始まるのである。-
■粗筋<特別広告に大体載ってるよ。>
・物語は1600年から始まるのだが、太閤は既に亡く(どう見ても、豊臣秀吉がモデル)、世継ぎを守るという名目の五大老の覇権争いや、オランダ貿易商たちの日本との関係性や、日本に流れ着いたイギリス人、コズモ・ジャービス:按針(どう見ても、三浦按針がモデル)がオランダ貿易の中に割り込もうとする姿や、按針が吉井虎長(真田広之)と結びついていく様が描かれるのである。
吉井の家臣の嫁、戸田鞠子(アンナ・サワイ)がそれに重要な役割を果たしている。
更に、太閤存命時のシーンも描かれ、落派の方(二階堂ふみ)(どうみても、淀殿がモデル)の腹に一物有り気な表情や、太閤の意志が虎長に伝えられるシーンなど、歴史好きには堪りません。
◆感想
・真田広之氏が拘り抜いた、日本の文化、人間性を伝えるために揃えられた浅野忠信、平岳大、西岡徳馬等々が役を務めているために、ハリウッド映画での日本の描き方あるあるの、”変な日本語””変な文化紹介””変な衣装、意匠”が、一切ない所が、大変良い。
全てにおいて、本格時代劇なのである。
・更には、史実を基にしながらも、微妙に設定を変えている点(冒頭に、ジェームズ・クラベルの原作「SHOGUN」の分厚い4冊セットがどどーんと出る。)が、とても面白いのである。劇中の按針の本名が”ジョン・ブラックゾーン”であったりね。
■それにしても、この偉業は主演兼プロデューサーを務めた「ラストサムライ」を始めとして数々のハリウッド映画に出演して来た真田広之氏の執念の賜物であると思うし、他の日本の俳優さん達の頑張りと、アメリカのエグゼクティブ・プロデューサーや各話の監督達との、文化交流の賜物でもあろう。
今作は、関わる全ての制作関係者たちが、本気でワールドワイドな仕事をして、結果を残した事は、素直に敬服する念を抱いた作品であります。
<”鑑賞中に、これは、エミー賞を18部門で取るよなあ・・、”と思っていたらエミー賞は、アメリカで放送される優れた映画じゃなくってドラマに送られる賞だったあああ・・・・。(更におバカ)
一応、無理だと分かってはいるが、敢えて記載する。
【お願いだから、第3-8話を、短期間特別上映で良いから、劇場で上映しておくれよ!】
それにしても、アメリカネズミを生み出したトコロは、矢張りしたたかであるなあ。商売上手だなあ。(怒っちゃ嫌よ)じゃーね。>
破格の面白さ
これは、すごい!圧倒的な面白さ。ストーリー展開、脚本力、構成力、演出力、いずれをとっても、破格の面白さ。広くん、アッパレ!大画面、大音響で観ると、一味も二味も違う。続編も大スクリーンで、観たい!
当時のリアルワールド
見応えあり。
NHKの大河ドラマにすり込まれた現代日本人の歴史教育になる。
家の存続が最も価値あり、人は宿命の中で生き抜いていくしかない当時のリアルワールド。
歴史に学ぶという言葉があるが、日本の歴史教育も、世の中を生き抜く当時の人の格言を教えるべし。
重厚感半端なし
エミー賞18冠を獲った作品で我らが真田広之氏が深く関わったものとなれば観ない訳にはいかない。
我家はディズニープラスには加入していないのでこの機会は有難い。(ディズニーの策略なのだが…この後、少し経ってから再度の映画館上映かDVD発売かと言った処か勿論加入者増が最大の目当て)…かなりの商売上手。
舞台セットとVFXが見事で素晴らしい。しかし1点あげるとすれば、カナダでの撮影だった事で山の木々がどうしても日本ぽくないのである。海の近くでは、杉の木では無く松の木がやはり相応しいように感じた。既に決定したシーズン2,3では是非ロケ地を日本でも展開してよりオーセンティックを追いかけて欲しい。
これ程ヒットしたのは明らかに"ゲームオブスローンズ"の影響やコロナ禍によって字幕に慣れた米国民が増えた事が非常に大きい。
全体として照明は抑えた感じで室内は薄暗い為、視聴するのはむしろ映画館向きと言えるだろう。
八日間限定上映なので気になる方は直ぐに劇場に足を運んで頂きたい。暇な時に観に行こうと思っていると既に上映は終了している事になります‼︎
お気を付けて。
英語で話しててポルトガル語とはいかに?
1600年の日本。天下を治めていた太閤亡き後、世継ぎの八重千代が元服するまでの政治を任された五大老のひとり・吉井虎永は、太閤の遺言を無視し、婚姻による親戚関係により勢力を拡大していたため、ほかの五大老たちから排除の包囲網を敷かれていた。そんなある日、イギリス人の航海士ジョン・ブラックソーン(按針)が虎永の領地・伊豆へ漂着した。虎永は、家臣である戸田文太郎の妻で、キリスト教を信仰して語学にも堪能な戸田鞠子に按針の通訳をさせた。按針はイギリス人でプロテスタント、鞠子はポルトガルの影響でカトリックだったため、同じキリスト教徒でも考え方に違いが有った。虎永は自らの窮地を按針を利用して脱しようと、彼を保護し・・・という所まで。全6話のうちの1話と2話。
1980年ジェームズ・クラベルの小説が原作で、上映中に何度も、原作による、と表示されていた。
そうでないと、いくら名前を変えていても、主人公の吉井虎永は徳川家康の事だとわかるし、史実と違うとクレームが来るからだろう。
1600年、関ヶ原の前の五大老は徳川家康、前田利長、毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景勝だったはずだが、こんな会話が有ったのかと思わせる斬新さが有った。
按針はウィリアム・アダムスだろうし、戸田鞠子って細川ガラシャかなぁ?
史実がどうかは別にして、当時の日本がポルトガルの植民地扱いされてたようだ、とか知らなかったことも有り、なかなか面白かった。
ただ気になったのは、英語で話しているのにポルトガル語と言ってた事。
日本語はちゃんと日本語なのに英語はポルトガル語?
鞠子はポルトガル語の通訳をしろと言われてたはずだが、イギリス人と英語で話してた。誰から英語を教わった?
これからわかっていくのかもしれないが、2話までだと良くわからず???状態だった。
虎永役の真田広之はさすがだったが、もう少し太ってた方が貫禄あったかも。
鞠子役のアンナ・サワイはまだそんなに活躍してなかったが、これからなのかも。英語は上手かったのと、凛とした姿は印象に残った。
赤ちゃんを抱いた穂志もえかが一瞬だったが観れて良かった。
早く続きを上映して欲しいが、もしかしたらディズニー➕を契約しないと無理なのかも。
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