「英語で話しててポルトガル語とはいかに?」「SHOGUN 将軍」第一話&第二話 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
英語で話しててポルトガル語とはいかに?
1600年の日本。天下を治めていた太閤亡き後、世継ぎの八重千代が元服するまでの政治を任された五大老のひとり・吉井虎永は、太閤の遺言を無視し、婚姻による親戚関係により勢力を拡大していたため、ほかの五大老たちから排除の包囲網を敷かれていた。そんなある日、イギリス人の航海士ジョン・ブラックソーン(按針)が虎永の領地・伊豆へ漂着した。虎永は、家臣である戸田文太郎の妻で、キリスト教を信仰して語学にも堪能な戸田鞠子に按針の通訳をさせた。按針はイギリス人でプロテスタント、鞠子はポルトガルの影響でカトリックだったため、同じキリスト教徒でも考え方に違いが有った。虎永は自らの窮地を按針を利用して脱しようと、彼を保護し・・・という所まで。全6話のうちの1話と2話。
1980年ジェームズ・クラベルの小説が原作で、上映中に何度も、原作による、と表示されていた。
そうでないと、いくら名前を変えていても、主人公の吉井虎永は徳川家康の事だとわかるし、史実と違うとクレームが来るからだろう。
1600年、関ヶ原の前の五大老は徳川家康、前田利長、毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景勝だったはずだが、こんな会話が有ったのかと思わせる斬新さが有った。
按針はウィリアム・アダムスだろうし、戸田鞠子って細川ガラシャかなぁ?
史実がどうかは別にして、当時の日本がポルトガルの植民地扱いされてたようだ、とか知らなかったことも有り、なかなか面白かった。
ただ気になったのは、英語で話しているのにポルトガル語と言ってた事。
日本語はちゃんと日本語なのに英語はポルトガル語?
鞠子はポルトガル語の通訳をしろと言われてたはずだが、イギリス人と英語で話してた。誰から英語を教わった?
これからわかっていくのかもしれないが、2話までだと良くわからず???状態だった。
虎永役の真田広之はさすがだったが、もう少し太ってた方が貫禄あったかも。
鞠子役のアンナ・サワイはまだそんなに活躍してなかったが、これからなのかも。英語は上手かったのと、凛とした姿は印象に残った。
赤ちゃんを抱いた穂志もえかが一瞬だったが観れて良かった。
早く続きを上映して欲しいが、もしかしたらディズニー➕を契約しないと無理なのかも。