Retake リテイク

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Retake リテイク

解説・あらすじ

高校生活最後の夏に手探りで映画づくりに挑む学生たちのかけがえのない時間を、虚実を横断するユニークな手法で描き、PFFアワード2023でグランプリに輝いた青春映画。

高校3年生の景は、遠い存在だと思っていた同級生・遊から映画づくりに誘われる。遊が撮りたい映画の内容は「絵描きの男の子と落ち着きのない女の子が“時間の流れない世界”を目指して旅をする」というもので、友人のアリサ、海、二郎も加わり撮影がスタート。ともに創作をする喜びや、ほのかな恋心、過去の行き違いなどさまざまな思いを抱える彼らの関係は、映画づくりを進めるなかで変化していく。

監督・脚本は、映像制作ワークショップを多数開催しながら映画制作をおこなう中野晃太。バンド「チョーキューメイ」の麗がヒロイン・遊役を務め、高校時代に中野監督のワークショップを受講した経験をもとに、映画づくりに目覚める高校生を自然体で演じた。主人公・景役に、CMや自主制作映画などに出演する武藤優汰。

2023年製作/110分/日本
配給:ミカタ・エンタテインメント
劇場公開日:2025年1月18日

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映画レビュー

4.0よくある映画製作映画と思いきや

2025年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

高校生活最後の夏休み、マイペース女子に巻き込まれる形で映画製作に打ち込む少年の物語。

よくある映画製作映画と思いきや、映画製作がストップしてしまうバッドエンドを、映画ならではの方法で乗り越えていく展開が斬新かつ衝撃的。それでいてキュンとさせられる青春映画の佳作。

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ku-pa-

4.5シアターセブンさんのようなインディーズ映画多めの作品の中ではよい評価

2025年2月5日
PCから投稿

今年44本目(合計1,586本目/今月(2025年2月度)7本目)

 シアターセブンさんというと、すぐ上のナナゲイさんとセットの扱いで(だから、実質的にはスクリーン3つ)、主にインディーズ映画を流すことが多いし、そもそも「ベイビーわるきゅーれ」を初期のころから流していたほどです。そうした「いつヒットするかわからない、そのインディーズ映画を見に行く」ために意味はあると思っています。

 さて、こちらの作品です。
映画撮影が趣味の主人公がいろいろな人と出会って、そして交流をしながら、映画を作っていくお話です。場所は明確には出ていなかったと思いますが、最後のエンディングロールで湘南がどうこうということなので、その地方なのだろうと思います(本質論ではない)。

 多少起伏に乏しい展開が続くので、そこがどうかな、と思いますが、当時私が高校生だったら(2年だったか3年だったとか、そういう記述ありましたっけ?)どうしてただろう?と考えると、(映画というストーリーの中のこととはいえ)今の高校生の子はいろいろやるなぁとは思ったし、その映画のストーリーとはいえ、今と昔じゃ違うんですよね。

 個々個々気になる点はあるものの全般的に誰かか「明らかに」悪く描かれているわけではないし、個々個々傷ついたり傷つけたりという点はあります。ただ、この年齢の子を扱う映画であればそれは当然の理だし、そのことについては、それに仮託した人身攻撃等でない限り映画としては評価しますし、そういった「今の高校生、中学生のパワー」をもっと見せて欲しい、といったところでしょうか。

 決してこう、派手な演出がある映画ではないですが、迷ったらおすすめというところです。

 採点に関して「特に」気になった点があるので、そこは書いておきます。

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 (減点0.3/エンディングロールが非常に読みづらい)

 通常、エンディングロールの文字は何らか読めるように工夫されていると思いますが、この映画では湘南かどこかの川(映画内では、川や川辺で映画を撮っているシーンが一定数あります)の写真がうつり、そこに「黒い文字で」「協力だれそれ」と出てくるので、ちょっと読みづらいというか「読めない」といったところです。

 こうしたインディーズ映画においては、やはりそこから「推しの人、監督さんなどを見つけて応援していくこと」が、やがて大きな映画館、ひいてはテレビのドラマにまで出てくる(プリテンダーズの見上愛さん(2026年のNHHテレビドラマ)や、ベイビーわるきゅーれの、高石あかりさん(2025年秋のNHKテレビドラマ)など。いずれも、大阪市ではシアターセブンでは放映されている)という、この「推しを探して欲しい」という点は、2021年に感銘を受けた「消えない虹」のトークショーで特に監督さんがおっしゃっていた点であり、その点に配慮がなかった字幕がちょっと残念ではありました(パンフ買ったら全員載っているのかな)。

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yukispica

3.5劇中劇の劇中パロディなんちゃって

2025年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アフタートークで「プロセスが面白い」みたいな事を仰っていたが、それがキモなんだろうな。
低予算を逆手にとって、演技とか演出とか、あるいは映画そのものの虚構性を俯瞰してみせる秀作だと思う。

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ひろちゃんのカレシ

4.0むむむむ!

2025年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

新宿での用事が済んで、この時間から観られる映画はあるかなと探して、たまたま観た作品。

序盤、あまりに素人っぽくて、なんだこの編集は?!なんでこのカメラアングル!?スーパーカーとか登場人物と紛らわしい人物とか映り込み過ぎじゃん!これ観たの失敗だったかあ…と思っていたら…ああ!そういうことか!

上映後、舞台で中野監督と今関あきよし監督の対談を聞けたのも幸運だった。
今関監督の話で自分の感性が言語化されていくのも快感だった。
高校生の描き方がナチュラルだなと思っていたら、中野監督はロケ地の藤沢総合高校で映像を教えていたとのこと。主演もその教え子と聞いて、なるほどと得心した。

エンドロールの上空からの遠景も青春っぽくて好きだ。

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